「安易な損切は不要です!」

 

いつだったかわからないですが、
昔登録したFXのメルマガでは、
こんなことが書かれていました。

 

「え!?マジで!?」
「どんな手法使ってんの?」

なんて思って見てみたら、

「マジか・・・」

と思わせるような手法でした。

 

損切が不要な手法の正体とは?

昔登録していたメルマガで
紹介されていた、
損切り不要の手法はスイングトレードで、
強制ロスカットにならないように
枚数を調整して金利を稼ぐ手法でした。

いわゆる金利を稼ぐという名の、
塩漬けパターンでした。

 

「おいおい、マジか・・・」

こんな事を思いながら、
そのメルマガを更に読み進めていくと、
塩漬け手法で助かった人の
体験談が書かれていました。

 

その人は、2015年ぐらいに、
122円でドル円を40枚買ったらしいです。

 

上記の画像を見ればわかるように、
そこからはガンガン下がってますよね。

今は2018年の8月の終わりなので、
結局、3年間含み損に耐えたことになります。

 

そして、3年間含み損に耐えた結果、
金利で3万円の収入があったそうです。

 

そこから、
「損切り不要」と提唱している、
そのメルマガの塾に入り、
短中期のトレードで
7万円の利益を取ったそうです。

だから、合計で10万の利益です。

 

こんな内容を紹介していて、
メルマガ内では更に、

「みなさんいいですか?」

「この方を見ればわかるように、
資金管理をしておけば、
安易な損切は不要です!」

なんて事を、
堂々とメルマガで書いていました。

 

この内容を読んだ瞬間、

「こんなことやってるから、
日本のトレーダーのレベルは低いんだろうな」

と思ってしまいました。

 

だって、FXをやっていて、
3年間で3万円の収入ですよ?

しかも、3万の収入とはいえ、
持っているポジションの含み損は、
今のドル円が110円と考えると、
400万以上の含み損です。

 

確かに、資金管理をしておけば、
損切りをしなくても、
いずれは戻ってくるかもしれませんが、
3年以上、数百万の含み損って、
生きた心地がしないですよね。

毎日が地獄です。

 

私も昔、損切りができずに
塩漬けをしていましたが、
その期間が1ヶ月でも

「強制ロスカットになるのでは?」

なんて毎日ビクビクして
仕事が手につかなかったです。

 

それだったらさっさと損切りして、
またトレードをし直せば、
こんな含み損抱える事はなかったはずです。

 

損切りは絶対にすべきだと思う

昔登録したメルマガによって、
他人の塩漬け状態を見た時に、

「やっぱり損切は必要だな」

と改めて感じました。

 

そのメルマガで紹介されていた、
3年間塩漬けにしているこの方も、
さっさと損切りをしておけば、
数百万の含み損を抱えずに済んだでしょう。

しかも、3年もあれば、
毎日徹底的に検証していれば、
大体FXで結果は出るようになっています。

 

そうすれば、今頃は
たった3万の金利収入と
数百万の含み損ではなく、

毎月数十万~数百万の
収入を得られていたかもしれません。

 

このことを考えると、

「安易な損切は不要!」

なんて私は言えません。

 

むしろ、私からすると、
安易でもいいので、
損切りをして
資金を残すべきだと思います。

 

そして、損切後に、
ちゃんとトレード記録を見返して、

・損切りの位置は適正なのか?
・そもそもエントリー位置は適正なのか?
・全体の流れに沿っていたのか?

など、色々と修正をしながら、
検証と実践を繰り返していけば、
3年もあればFXで勝てるようになるでしょう。

 

よって、私からすれば、
FXで安定した稼ぎを得たいなら、
損切りは絶対に必要だと思います。

 

因みに、売買記録から、
自分だけの聖杯を作ることだって可能です。

その方法は以下の記事で紹介しているので、
興味があれば読んでみてください。
FXの売買履歴から自分だけの聖杯を作れるのを知っていますか?

 

追記:2019年1月にフラッシュクラッシュ発生

コチラの記事で書いたのですが、
2019年1月3日に、
フラッシュクラッシュと呼ばれる
大暴落が起きました。

これによって、
損切りを設定しておらず、
強制ロスカットになった人達が続出しました。

 

しかも、この時は、
ツイッターのトレンドに
“ロスカット”が出てくるくらい
かなり騒然としていました。

 

もし、上記でお伝えした
ずっと塩漬けしている人が
まだポジションを保有していたら
恐らく強制ロスカットになっていると思います。

このことからも、
やはり損切りは必要だと再認識しました。

 

そもそも資金管理って、
本来の意味は、

“損切りをしながら資金を守ること”

だと私は考えています。

 

もちろん、
強制ロスカットにならないように
ロット数を調整することも必要ですが、
FXは何が起こるかわからない世界です。

その不確実な世界で、
損切りを設定しないのは
破産行為をしているのと同じです。

 

ですから、”損切り不要の手法”
というものを見つけたとしても、
鵜呑みにせずに
損切りをしながらトレードをしていくべきだと
私は思っています。

 

そもそも損切りができない理由は?

損切りが不要な手法を探している場合、
損切りができずに悩んでいる事が多いです。

 

では、なぜ損切りができないのでしょうか?

 

その主な理由としては、

・損切りをそこですべき理由がわからない
・自分のトレードに自信がない

といったことになります。

 

損切りをそこですべき理由がわからない

基本的に損切りができない人って、
損切りすべき場所に関しては
知っていることがほとんどです。

 

ですが、

「なぜそこで損切りすべきなのか?」

といったことがわからないから、
損切りができないのです。

 

人間は自分で納得したことしか
できない生き物です。

その為、
損切りをすべき理由がわからないと、
損切りもできなくなりやすいです。

 

ですから、
損切りができずに悩んでいる場合、

「なぜそこで損切りをすべきなのか?」

という理由を把握するようにしましょう。

 

そうすれば、
損切りができるようになるはずです。

もし、このことについて知りたい場合は、
以下の記事を読んでみてください。
実践例を紹介!FXのトレードで損切りラインはどこに置く?

 

自分のトレードに自信がない

損切りができない場合、
自分のトレードに対して
自信がないことがほとんどです。

恐らくこれが
損切りができない一番の理由だと
私は考えています。

 

なぜなら、
考えてみて欲しいのですが、
もし自分が使う手法が
10回中1回しか勝てなくても、
たった1回の利食いで
トータルの成績が+200pipsになると
確実にわかっていたら、
残りの9回は損切りできると思いませんか?

 

ということは、
損切りができないのは、
自分のトレードに
自信がない証拠なのです。

 

因みに、損切りができないのを
克服する方法について
記事を書いてみたので、
興味があれば読んでみてください。
苦手な損切りを克服する為に効果的だったのはある1つの事だった

 

まとめ

私の中では、
ロットを調整して
資金管理をしたとしても、
損切りが不要だとは思いません。

むしろ、損切りをすることこそが、
本当の資金管理だと思っています。

 

それに、損切りをしっかりした方が
資金効率も良くなるし、
含み損の日々に耐える必要もないので、
精神的に圧倒的に楽です。

 

ですから、

“損切り不要の手法”

なんてものに釣られたり、
探したりせずに、
損切りをしながら
トータルでプラスできる
自分のトレードスタイルや手法を
作り上げることに集中しましょう。

そっちの方が圧倒的に早く、
FXで結果を出せるようになりますから。

 

もし、自分に合った
トレードルールの作り方が
よくわからない場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
FXで自分に合う手法のルール作りはどうやればいい?

 

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