本日は2018年10月5日ですが、
月初めのビックイベント、
米雇用統計がありますね。

 

雇用統計はアメリカの失業率とか、
新規雇用者数とか発表して、

「アメリカの景気はどんなものか?」

といったことをチェックするのに
重要な指標と言われています。

 

FX市場でも、
この米雇用統計は大きく動くので、
色んな予想が出回っています。

 

しかし、私からすれば、
雇用統計の予想は
特に気にする必要はないと思っています。

実際、トレードをする際は、
雇用統計の予想値は確認していません。

 

では、なぜ予想は必要ないのでしょうか?

 

予想通りにチャートが動くとは限らない

私が雇用統計でトレードをする場合、
予想値は全く見ていません。

なぜなら、
予想と同じ数値が発表されても、
その通りに動くとは限らないからです。

 

例えば、
失業率が予想より悪くなっていたら、
ドル売り円買いとなって、
ドル円は下落するのが普通です。

 

ただし、失業率が予想より悪くても、
それが織り込み済みだったり、

「予想より悪いけど思っていたほど悪くない」

と市場が判断した場合は、
逆に大きく上昇することもあるからです。

 

その為、予想値を気にしたところで、
どっちに動くかはわからないので、
あまり深く予想する必要はないのです。

 

逆に、予想を気にし過ぎると、

「予想より悪いから下落するはず」

なんてチャートの見方に
バイアスをかけてしまい、
トレードに支障が出やすくなります。

 

特に短期トレードをする場合は、
その場の値動きを見ながら
トレードをしていくので、
どっちに動いたとしても
あまり関係ないのです。

ですから、私自身は、
雇用統計の予想というのは
特に必要ないのです。

 

短期トレードをするならシナリオを立てておく

雇用統計で短期トレードをするなら、
今現在のチャートから、

「どう動いたらどうトレードするのか?」

というシナリオを立てておく方が
ずっと効果的にトレードができます。

 

ということで、
今現在のチャートから
本日の雇用統計のシナリオを
立ててみたいと思います。

ですが、これはあくまでも
私のチャートの見方なので、
鵜呑みにせずに、
参考程度に読んでみてください。

 

まず私の場合、
現在のレートからちょっと離れた場所に
意識されるラインが引けないかを確認します。

ということで日足を簡単に見てみると、
今現在は以下のような感じです。

因みに通貨はドル円です。

 

そして、パッと見て気になる場所に
水平線を以下のように引きます。

 

うーん、上昇トレンドだけど、
意外にすぐ近くに
意識されそうな場所がありますね。

では次に、1時間足に切り替えてみましょう。

 

ここからさらに
意識されそうな場所に
水平線を引いてみます。

私ならこんな感じです↓↓

 

うーん、これは微妙ですね。

今現在のレートの位置が
なんとも中途半端な位置なので、
けっこうやりづらそうな感じです。

 

こうなると、
ここから考えるシナリオとしては、
まず、雇用統計の場合、
ドル円だと初動で20~40pipsぐらい動きます。

ということは、現在のレートから
20~40pips上下となると、
下記チャート画像の水色枠辺りです。

 

よって、
水色枠辺りで推移すると考えて、
その近辺にある意識される場所を起点に
トレード戦略を考えます。

 

私であれば、今現在の感じだと、

・上に動いたら短期的に逆張り売り
・下に動いたら押し目買い

といった感じですね。

 

私にとってのベストな動きは
今現在は上昇トレンドなので、
下側の赤ラインまで下がってきてから
押し目買いをしたいですね。

そうなってくれれば、
30~50pipsぐらいは狙えそうですし。

 

仮に赤ラインを下抜けたとしても、
押し安値を抜けたことになって
戻り売りのポイントができるので、
トレードしやすいかなと・・・

 

だから、個人的には、
下に動いて欲しいですね。

 

逆に上へ行かれると、
ちょっとやりづらいですね。

上側の赤ラインで止まってくれれば、
短期的に逆張りがしやすいのですが、
赤ラインを変に上抜けたりすると、
かなり面倒くさいです。

 

その為、上に動いたら、
基本的に無理してやらないのが
ベストな選択ですね。

トレードチャンスは
雇用統計だけじゃないので、
むしろやらなくてもいいと思います。

このような感じで、
今日の雇用統計のシナリオを
私は立てています。

 

因みに、雇用統計発表までに、
レートが赤ラインまで到達したり、
近くまで来たりしたら
少しシナリオは変わりますが、
そこまで大きくは変わりません。

基本的には以下のような感じで、
短期的な逆張り売りと、
押し目買いを狙っていきます。

 

それでも、どう動くかわからないので、
あとは動いた後の勢いや雰囲気を見て、
臨機応変にトレードしていきます。

 

このような感じで、
雇用統計をトレードする時は、
いつの日であっても、
今現在のチャートから
シナリオを立てておくだけで十分です。

変に予想値を気にしてバイアスを掛けても、
あまり良い事はないですからね。

 

ただし、あくまでもシナリオなので、
当然ですが、
シナリオ通りに動かない事も多いです。

その為、そのような場合は、
ローソク足やチャートの形状から
臨機応変に対応していくことが必要です。

 

もし、シナリオの立て方について
もう少し詳しく知りたい場合は
以下の記事を読んでみてください。
FXで失敗しにくいトレードシナリオの書き方や考え方

 

雇用統計直前のエントリーは厳禁

雇用統計は初動で大きく動くので、

「初動を狙って大きく取ってやろう」

なんて考えて、
指標発表前にエントリーする人がいますが、
FXで安定して稼いでいきたいなら、
このトレード方法は絶対に止めましょう。

これは単なるギャンブルトレードですから。

 

それに、指標発表直前というのは、
スプレッドが大きく広がって、
上下に乱高下しやすいので、
そのノイズで損切りになったり、
ロスカットになることがあります。

 

実際に昔の私も、
負け続きだった時に

「雇用統計なら一瞬で100pipsは動くから
発表前にエントリーして一発逆転を狙おう」

なんてことをやっていました。

しかもフルレバレッジで。

 

そしたら案の定、
スプレッドの広がりと
直前のノイズによって
あっさりロスカットで大損しました(笑)

それでロスカット後に
自分がエントリーしていた方向へ
大きく動いて最悪な気分でした。

 

「前の損を取り返せてたのに!」

なんて怒り狂ってましたから。

 

このような感じで
発表直前にエントリーをすると
大損する可能性もあるので
発表前のエントリーは
絶対にしない方がいいです。

関連記事:FX大損体験!雇用統計で逝った過去を暴露!

 

それに、初動で大きく動いたとしても、
その後の動きをしっかり見て
丁寧にトレードをしていけば、
初動の値幅よりも大きな利益を
取ることも十分可能ですから。

 

ですから、FXをギャンブルではなく、
資産運用へつなげていきたいなら、
発表直前にポジションを持つことは止めましょう。

 

まとめ

雇用統計と聞くと、
予想値を気にして

「どっちに動くんだ!?」

なんて身構える人が多いですが、
予想を気にする必要はありません。

 

単純に発表前に、
今現在のチャートから
トレードのシナリオを
立てておくだけで十分です。

 

そして、発表で大きく動いた後に

・全体の流れ
・意識されるサポレジライン
・今現在のレートの位置

これらを確認しながら
トレードをしていけば、
十分利益を出すことができますので。

 

これはいつの雇用統計であっても、
同じ考えで挑んでいけばOKです。

実際に私もこのやり方で
結果は出ていますから。

それでは本日の雇用統計も
いつも通り丁寧にトレードをしていきましょう!

 

*追記

その後の結果はコチラ

 

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