海外FXを利用する場合、

・高レバレッジ
・追証なし
・入金ボーナスあり

といったメリットがあります。

 

そして、海外FXを使って、
年間の利益がプラスになると、
確定申告が必要になります。

ただ、逆に損失が出て、
年間の損益がマイナスになった場合は、
確定申告をしてもあまり意味はありません。

 

だから、損失になった場合は、
特に確定申告はしなくていいでしょう。

ではその理由とはいったいなぜでしょうか?

 

海外FXの税率の種類が大きく関係している

これはコチラの記事でも書いたのですが、
海外FXで損失が出た場合、
確定申告をする必要がない理由に、
税率の種類が関係しています

 

なぜなら、海外FXの場合、
雑所得になるので、
税率の体制が国内のFXとは
違う仕組みになっているからです。

雑所得の場合、
累進課税となっているので、
稼ぐ金額が大きくなるほど、
税率も以下のように上がっていきます。
(住民税込みの税率になります)

 

稼いだ利益額税率
 195万以下15%
 196~330万20%
331~695万30%
696~900万33%
901~1800万43%
1801万~50%

 

これが国内のFX業者であれば、
税率は一律20%なんですけどね。

海外FXだと331万を超えると、
国内のFXよりも税率が高くなります。

関連記事:海外のFX業者で利益が出た場合の税金ってどうなるの?

 

そして、この雑所得というのは、
損失の繰り越しができません。

 

これが国内のFXなら、
損失は3年間繰り越せるので、
繰り越し控除が使えるんですけどね。

海外FXの場合は、
繰り越し控除が使えないんです。

 

だから、国内FXの場合、
例えば、今年-100万の損失が出たら、
確定申告をすれば、
来年+100万の利益が出たとしても、
繰り越し控除によって
100万円分の税金が
相殺されてゼロにできます。

 

しかし、海外FXの場合、
今年-100万の損失が出て
確定申告をしたとしても、
来年+100万の利益が出たら、
その分の税金を払う必要があります。

 

その為、海外FXでは、
損失が出た年の確定申告をしても
意味がないのです。

 

これって結構ひどいですよね。

稼げば稼ぐほど税金は高くなるのに、
損失を出した場合は、
繰り越し控除ができないんですからね。

だから、年間の利益が
331万を超えそうな場合は、
国内FXに切り替えた方が良いと思います。

 

もし、この事について
詳しく知りたい場合は
以下の記事も読んでみてください。
海外FXで繰越損失はできる?その答えを教えます

 

サラリーマンは確定申告をすれば税金が減る?

サラリーマンの場合、
FX以外にも給与所得がありますよね。

だから、海外FXで損失を出した場合、
確定申告をすれば、
「税金が減るんじゃないか?」
なんて思ったりもしますよね。

 

でも、サラリーマンが海外FXを使って
損失を出して確定申告をしても、
税金が減ることはありません。

 

なぜなら、サラリーマンとしての税金と、
海外FXの税金の種類が違うからです。

損失による利益相殺はあくまでも、
同じ税金の種類の場合に限ります

 

だから、
サラリーマンが海外FXで損失を出して
確定申告をしたとしても、
特に効果はないのでしなくていいでしょう。

 

逆に年間で20万を超える
利益を出した場合、
確定申告をしないと脱税になるので、
そこは確定申告をする必要があります。

会社はあくまでも、
給与の源泉徴収しかしないので、
自分で確定申告をしなければいけません。

 

因みに、サラリーマンの場合、
FXで利益を出して確定申告をすると、
会社にバレる可能性があります。

ただ、バレずに済む方法もあるので、
もしその方法を知りたい場合は、
以下の記事で解説しているので
参考にしてみてください。
サラリーマンが海外FXで副業をしてばれないようにするには?

 

また、サラリーマンの場合、
給料をもらっている事から
FXで利益を出した時の
税金の計算方法が少し変わっています。

このことについても
解説した記事を書いたので
興味がある場合は読んでみてください。
給与をもらうサラリーマンは海外FXで税金はどうなる?

 

海外FX以外にも雑所得がある場合は確定申告を!

もし、海外FX以外に、

・アフィリエイトでの利益
・オークションの販売利益

といったことをしていて、
それらの利益が
海外FXの損失を
大きく超えているとしましょう。

 

このような場合、
これらの税金の区分は雑所得なので、
海外FXの損失と合わせて計算する必要があり、
会社員が副業をして、
合計で20万を超えた場合は
確定申告が必要になります。

 

例えば、

・海外FX:-20万
・アフィリエイト:+30万
・オークション:+20万

という収支になった場合、
トータルの損益は
+30万になりますよね。

 

つまり、
20万の利益を超えているので、
この場合は確定申告が必要になります。

だから、海外FX以外にも
雑所得の収入がある場合は
忘れずに計算するようにしましょう。

 

あとはこれ以外に、
仮想通貨のトレードで
得た利益に関しても同じ扱いになります。

つまり、雑所得になるので、
こっちで利益が大きく出て
海外FXの損失を超えたら
確定申告をして税金を支払う必要があります。

 

この事についても、
詳しく知りたい場合は
以下の記事で解説をしているので
参考にしてみてください。
海外FXとビットコインFXで損益通算は可能!その内容とは?

 

国内FXと海外FXの損益は一緒にできる?

国内FXであろうが、海外FXであろうが、
同じFXだから税金も一緒にできないの?

こんなことを思うかもしれませんが、
これも無理です。

 

ポイントは税金の区分になるので、
同じFXであろうと、
税金の区分が違えば、
損益は一緒にすることはできません。

 

 

だから、

・海外FXでの利益:+30万
・国内FXでの利益:-50万

という形になっても、
海外FXの分の確定申告は
する必要があり、
その分の税金は支払うことになります。

 

これについても、
以下の記事で詳しく解説しているので、
よければ読んでみてください。
海外FXと国内FXで損益通算はできるの??

 

海外FXで利益が出たけど経費を入れると損失の場合

海外FXで利益が出たけど、
経費を入れると損失の場合、
例えば、

・海外FX:+30万
・経費:+40万

となって、
トータルで損失になる事が
ある場合がありますが、
これは確定申告をした方がいいでしょう。

 

なぜなら、
FXで税金の支払いが必要なほど
利益が出ているので、
この部分だけを税務署に
見られる可能性があるからです。

 

もし、見られると、

「ちゃんと税金払ってね」

なんて言われる可能性があります。

 

だから、自分では

「経費と相殺したら
マイナスになるから
確定申告をしなくてもいいや」

なんて思っていても、
税務署に指摘されると面倒くさいので
この場合は確定申告をした方がいいです。

 

とはいえ、
海外FXでの利益よりも
経費の方が多くなる場面は
そんなにないと思いますが、
高額のFX塾に入った場合などは
この事もあり得ますからね。

一応、頭に入れておくと
いいかもしれませんね。

 

もし、海外FXで使える経費について、
詳しく知りたい場合は
以下の記事で解説しているので
参考にしてみてください。
海外FXで経費に入れて良いものは?確定申告で上手く節税!

 

まとめ

海外FXで損失を出した場合、
アフィリエイト報酬などがなく、
合計でプラスの利益にならない限り、
確定申告をする必要がありません。

 

それに、今年に損失を出して、
確定申告をしたとしても、
海外FXの場合
繰越控除はできないので、
確定申告の意味がありません。

逆にプラスの利益になった場合は、
確定申告をしないと脱税になるので、
しっかり申告するようにしましょう。

 

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