FXでは、
年間の利益がプラスになると、
確定申告をして
税金を支払う必要があります。

しかし、FXの税金は、
他の税金とは少し違っていて、
取引方法によって区分が変わります。

 

だから、確定申告時に
違った区分で申告をすると、
再申告する事になります、

また、区分によっては、
税率も変わってくるので、
この辺りに注意が必要になります。

 

そこで今回は、
FXで支払う税金の区分と
税率についてお伝えしていきます。

 

国内のFX業者を使った場合

国内のFX業者は、
日本の金融庁に認可されていて、
税金の区分としては、
“申告分離課税”という区分に分類されます。

その為、確定申告書を作成する際にも、
収入欄を記入する場所とは
別の個所にFXの収益を記入します。

 

そして、申告分離課税の場合、

・所得税:15%
・住民税:5%

合わせて20%の税率になります。

 

また、2037年までは、
復興特別所得税2.1%を
追加で納付することになります。

 

海外のFX業者を使った場合

FXでは国内のFX業者の他に、
海外のFX業者も使うことができます。

 

海外のFX業者の場合、

・ハイレバレッジ
・追証なし
・ボーナス

といったメリットが多く、
小額の資金からFXをするには最適です。

 

ただ、海外のFX業者だと、
税金の区分が、
総合課税の雑所得に分類されます

 

そして、
総合課税の雑所得の大きな特徴に、
税率が累進課税になります。

つまり、稼げば稼ぐほど、
税率が上がっていく仕組みです。

 

因みに、この時の税率としては、
以下の表のようになっています。

稼いだ利益額税率
 195万以下15%
 196~330万20%
331~695万30%
696~900万33%
901~1800万43%
1801万~4000万50%
4001万~55%

 

上記の表を見ると、
恐ろしい税率になりますね。

これは住民税を含めた税率ですが、
1,800万を超えると、
半分以上税金で持っていかれます。

 

これはなかなかひどいですよね。

せっかく死ぬ思いで稼いだと思ったら、
問答無用で利益の半分を
税金で持っていかれるわけですから。

 

しかも、総合課税に区分されると、
その名の通り、FXでの利益に加えて、
給料など他の収入も
全て合わせた金額に対して
上記の税率が掛かることになります。

 

例えば、あなたの収入が、

・給与収入:400万
・FXの収入:300万

となっていたら、
合計700万に対して税率が決まるので、
この場合だと税率が33%になります。

 

これが国内のFX業者を使った
申告分離課税の区分だと、
FXの収入に対してのみ一律20%なので、
この差はかなり大きいですよね。

関連記事:給与をもらうサラリーマンは海外FXで税金はどうなる?

 

損失の繰り越しの有無

FXでは税金の区分によって、
損失の繰り越しができます。

 

損失の繰り越しとは、
その年にFXで損失を出した場合、
この損失を3年間キープすることができ、
利益と相殺できる仕組みです。

 

例えば、あなたがFXで、

・去年:-300万の損失
・今年:+400万の利益

といった収益になった場合、
前年の損失と今年の利益を合わせて
+100万にすることができます。

これによって、100万に対してのみ
税金が掛かるようにできるのです。

 

ただし、
損失の繰り越しができる区分は、
申告分離課税のみになります。

総合課税に関しては、
損失の繰り越しはできません。

 

つまり、

・国内のFX業者:損失の繰り越し可能
・海外のFX業者:損失の繰り越し不可能

ということになります。

 

このように、国内のFX業者と
海外のFX業者では、
損失の繰り越しに関しても
差があるのです。

関連記事:海外FXで繰越損失はできる?その答えを教えます

 

因みに、国内のFX業者を使って
損失の繰り越しをするには、
必ず確定申告をする必要があります。

確定申告をせずに放置しておいても、
勝手に損失の繰り越しにはならないので、
そこは注意しておきましょう。

 

損益通算はできない

国内のFX業者と
海外のFX業者を使った場合、
同じFXでも損益通算はできません。

なぜなら、これも各業者で
税金の区分が違うからです。

 

例えば、

国内のFX業者:+30万
海外のFX業者:-40万

となった場合、
損益を合算できれば、
-10万円となるので、
確定申告は不要になるし、
税金も発生しません。

 

しかし、実際は合算できないので、
この場合であれば、
国内のFX業者で稼いだ30万は
税金が発生します。

そして、
海外のFX業者で負けた分は
損失の繰り越しすらもできないので、
何もすることはありません。

関連記事:海外FXと国内FXで損益通算はできるの??

 

因みに、
海外のFX業者を使った場合、
累進課税の雑所得になるので、

・アフィリエイト
・仮想通貨
・ライター

といった、
同じ区分に属する収入に関しては、
損益通算ができます。

関連記事:海外FXとビットコインFXで損益通算は可能!その内容とは?

 

経費を使った場合は節税ができる

国内のFX業者を使う場合と、
海外のFX業者を使う場合では、
税金の区分が違うので、
税率も大きく変わってきます。

 

しかし、実はFXでは、
FXに関係する出費をした場合、
経費として見なすことができ、
利益分から差し引くことができるので、
節税になります。

 

よって、例えば、

・FX関連の書籍
・FX商材
・FX塾、個別コンサル
・FXのセミナー代金
・パソコンやその周辺機器

といったように、
FX関係に使ったお金を
経費にする事ができます。

 

特にFX商材や高額塾などは
支払う金額が大きいので、
絶対に経費に入れた方が良いです。

ただし、当然のことながら、
経費に入れられるのは、
その年に使った分だけで、
去年の分などは無理です。

 

この経費に関しては、
税金の区分に関係なく使えるので、
とにかくFX関連の費用が出たら、
確定申告時に経費として算入してOKです。

 

経費計上する際の注意点に関して
知っておきたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
海外FXで経費に入れて良いものは?確定申告で上手く節税!

 

海外のFX業者と国内のFX業者どっちがいいの?

ここまで、海外のFX業者と
国内のFX業者を使った際の
税金の区分についてお伝えしてきました。

 

基本的には税金に関して言えば、
国内のFX業者を使った方が有利です。

しかし、トレードでの使い勝手は
海外のFX業者の方が良い事も多いです。

 

その為、

「どっちを使うのがいいの?」

なんて迷う事があるかもしれません。

 

正直これに関しては、
自分が使いやすいと思う方を
使えばいいのですが、
私の個人的な意見を言うと、

“安定して数百万を稼げるなら、
国内のFX業者を使う方がいい”

という感じですね。

 

やっぱり安定して、
年間数百万を稼げるなら、
20%ちょいの税率は
物凄く有利に働きます。

 

逆に、

・トレード資金が少ない
・そこまで勝てていない

といった場合は、
海外のFX業者を使うのも
全然アリだと思います。

 

なぜなら、税金の差はあれど、
安定して年間の利益が
数百万とか超えない限り、
そこまで金額的に差はないからです。

それに、海外のFX業者では、
口座開設ボーナスや
入金ボーナスがあるので、
資金が少ない場合は、
これが物凄く役立ちます。

 

ですから、
今の自分の状況に合わせて
使い分けるのがいいでしょう。

 

もし、海外のFX業者の
使い勝手について、
詳しく知りたい場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
海外FXが初めてなら口座開設ボーナスを必ず使おう!

海外FXで100%入金ボーナスがある5つのFX業者とは?

海外FXのレバレッジが意味する本当のメリットとは?

海外FXのゼロカットは最強!国内FXと比較したら安全さが判明!

 

まとめ

今回は、FXの税金区分や
税率に関してお伝えしてきました。

 

FXの場合、国内のFX業者か、
海外のFX業者を使うかによって
税金の区分と税率が変わってきます。

その為、もしFXで利益が出て、
確定申告が必要になった場合は、
自分がどっちのFX業者を使っていて、
どの税金区分になるのかを
しっかり確認するようにしましょう。

 

 

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