2022年9月22日と10月21日に
円買いの為替介入がありましたね。

私はFX歴が10年以上あるので、
為替介入を見るのはこれが4回目です。

前回は円売り介入でしたけど。

 

そこで今回の記事では、
忘備録も兼ねて、
今回の為替介入で、
私が考えていた事や
トレードした時の事について
ダラダラと書いていこうと思います。

 

9月22日の為替介入

まず、9月22日の為替介入ですが、
17時03分に来ましたよね。

 

ドル円1分足

 

この時って146円手前で介入が来たんですよね。

ドル円4時間足

 

この時も直近の最高値を超えたので、
介入の期待感はありましたが、
私個人としては、

「もっと上がってからだろうな」

なんて思ってました。

 

あとは前回の介入、
つまり2011年の円売り介入の時は
午前中の東京時間にあったんですよね。

 

よって、今回あるとしても、
東京時間で最高値更新をしてから
介入が来るだろうなと考えてました。

正直、時間的な部分が
「まだ介入は来ない」
と思っていた一番の理由でした。

 

そしたら17時を過ぎたところで、
いきなり1分足で大きく動いたんです。

 

でも、ここに来るまでも、
ちょこちょこ
なんちゃって介入みたいなのがあったので、

「こんな時間にこんな位置で
介入が来るわけないだろう」

なんて調子に乗っていたんです。

 

そしたら、次の1分足でも
100pips以上動いたので、

「おお、今回は良く動くな」

なんて思っていたら、
ニュースで為替介入が入ったのを知って、

「おい、マジかー」
「やっちまったな」

っていう感じで、
値動きをただ傍観するだけでした。

 

因みに、トレード戦略としては、
前回の介入の動きを見て、
1分足1本で100pipsぐらい動いた後に、
次の1分足で更に同じ方向へ動きだしたら
エントリーしていこうと考えていました。

 

2011年10月31日の円売り介入

ドル円1分足

 

上記画像のチャートを見ると、
1本大きく陽線が出てから、
次の足でも上に動いて、
そこから更に大きく上に動いてますよね。

 

だから、
今回も円買いの為替介入が入ったら、
同じように
エントリーしていこうと思っていました。

ドル円1分足

 

でも、

「こんな位置でこの時間に
介入なんて来るわけないだろ」

なんて調子に乗っていたせいで
気付くのがかなり遅れて、
結局、予定通りの動きになったものの、
全くトレードができずに
ただ傍観するだけになったのです(笑)

 

が、しかし!

 

そうは言っても、
政府という大口さんが、

「私介入してますよ」
「ドル円売ってますよ」

なんて、堂々と言ってるわけです。

 

大口さんが売ってると言っているなら、
それに乗っかっていくだけです。

だから、初動の大きな下落は
取れなかったですが、
戻りを待って売りを狙っていきました。

 

この時はまず1時間足の確定を待って、
そこからフィボナッチと、
直近に引けそうな場所があれば、
水平線を引いて戻り具合を見ていました。

 

2011年の時は、
38.2(61.8)が効いていたので、
そこを目途に戻り売りを考えていました。

2011年の介入時の1時間足チャート

 

2022年9月22日の介入時の1時間足チャート

 

ということで、1時間足確定後に
戻りを待っていると、
やっぱり戻ってきました。

 

まず、フィボナッチ38.2(61.8)の所まで
レートが戻ってきたので、
最低でも1分足で少しもみ合って、
反転しそうな雰囲気を出すまで我慢してました。

 

そしたら小さなダブルトップが
できそうになっていたので、
ネックを下抜けたら
エントリーしようと思っていたのですが、
ギリギリ下抜けずに上に行ったので、
一旦見送りました。

 

その後に、

「もう1回フィボと水平線付近で
もみ合うかなー」

なんて期待していたのですが、
結局、ほとんどもみ合わずに
上に行ってしまいました。

 

それでそこから更に値動きを見ていたら、
今度はフィボ50+水平線のところまで
レートが戻ってきました。

 

正直、この時は、

「ここまで戻ったら
さすがに一旦は売られるだろうな」

と思っていたので、
フィボと水平線の場所で、
陽線が出て、
その後にそれを全否定する
陰線が出た時に決め打ちで
エントリーしちゃいました。

 

因みにこの時の損切り位置は
143.50を抜けたところに置いてました。

スプレッドが広がっていたので
損切り幅もちょっと広めにとっていました。
(-25~-30pipsぐらい)

 

次に利食い位置ですが、
直近安値の手前にしました。
(エントリーから+200pipsの場所)

5分足チャート

 

前回2011年の為替介入の時って、
大体400pipsぐらい上がってから
戻ってきていたので、
今回もそのぐらいだと思っていました。

 

しかし、今回の為替介入時には
最初の1時間足で、
すでに500pips以上下げてました。

 

だから、さすがにこれ以上は
下がらないだろうと見ていたので、
利食いは直近安値の手前にしました。

しかも、
これは私の経験上の感覚なのですが、
強く下げた後に強く戻した後って、
再度下落したとしても、
フィボナッチの76.4(23.6)を目途に
反転する事が多いんです。

 

その為、その部分がぶつかる場所を
利食い場所に設定しました。

 

それで結局、
エントリー後は運よくすんなり下げてくれて、
なんとか利食いができました。

 

後から見れば、
安値を更新して
ちょっと驚いたのですが、
その後、大きく戻していきましたね。

 

どうせだったら、
全体の流れはまだ上昇トレンドだったので、
ここから買っていけばよかったのですが、
無理はしたくなかったので、
この日の介入はこのトレードで終わりました。

 

10月21日の為替介入

次に10月21日の為替介入ですが、
これに関しては、

「介入はそろそろかも」

なんて思っていました。

 

最初は、150円超えた辺りで

「もしかしたらあるかも」

なんて思っていたのですが、
よくよく考えてみると、

「自分を含めて多くの人達が
150円で介入が来ると思っている」

と想像ができました。

超絶心理的節目でしたし。

 

また、仮に逆張りで
売りポジションを持って
含み損を抱えている人達も

「150円で介入が来るだろう」

なんて思ってそうなので、
まだ損切りはしてこないかなと思いました。

 

という事は、
少なくとも介入が来るのは、

「含み損を我慢している人達の
ポジションを吐き出させてからでは?」

なんて思いました。

 

そして実際に150円をちょっと超えた時に
ちょっと大きめに下落しました。

「お、来たか?」

って思ったのですが、
下げ幅が40pipsぐらいしかなかったし、
1分足の確定で下ひげになりました。

 

介入だったら、
もっと値幅が大きくて、
下ひげにはならないと思っていたので、

「これは多分介入じゃない」

と判断して何もしませんでした。

 

ドル円1分足

 

その後、微妙にダラダラ下げて、
夜中を迎えたので、

「もう介入はないだろうな」

と判断して寝ました。

 

そしたら朝起きたら、
150円をすでに超えていたので、
ちょっとビックリしました。

 

それで、運命の10月21日を迎えて、
しかも東京時間だったので、

「これは介入来るかもな」

なんて考えていたので、
ずーっと張り付いて
チャートを見ていました。

 

でも結局、全然介入は来なくて

「政府と日銀にもてあそばれてるな」

と肩透かしを喰らった感じでした(笑)

 

そしたら今度は、
17時に150.5を強く上抜けして、
損切りが出た時のような
動きをしました。

更にそのまま上がっていって、
151円、151.5円を超えたところでも
強い動きを見せたので、

「これはかなり損切りが出たな」

と判断しました。

 

だから、「介入が近いな」
とは思っていたのですが、
この時すでに20時とかを超えていたので、

「さすがに今日はないか」
「月曜に来るかもなー」

なんて諦めながらチャートを見ていました。

 

因みに、152円手前まで上昇した後に、
21時56分頃に1分足で連続して
強めに下がった場面がありましたよね。

ドル円1分足

 

これも、「もしかしたら」
と思ったのですが、
この時にユーロドルやポンドドルなど
他のドルストレート通貨を一緒に見てたら、
同じように逆相関の動きをしていました。

ポンドドル1分足

 

介入の時って私の経験上、
クロス円以外は、
そこまで影響を受けないので、
ここまでキレイに逆相関が働いて
同じような動きをしないんです。

だからこの時は
介入じゃないと判断して
何もしませんでした。

 

結局、この動きは、
“中国がドル売りをした”
みたいな事でドル円も下がったらしいです。

 

そしてついに介入が来るのですが、
この時は23時半近くで、
もう介入はないと見て、
そろそろ寝ようかと考えていました。

 

そしたら1分足が2本続けて、
急に40pips位動き出したんです。

合計2分で80pipsの下落です。

ドル円1分足

 

この時にポンドドルとか、
ユーロドルの1分足を見てみると、
22時頃の中国のドル売りの時みたいに
同じように大きくは動いてなかったんです。
(2分で20pipsぐらい)

ポンドドル1分足

 

だから、これを見た時に、

「やってるくさいな」

と思ったと同時に、

「まさかこんな時間にくるか?」

なんて思ってもいたので、
ちょっと様子見をしてました。

 

そしたら、やっぱりその後も
ローソク足1本で40pipsぐらい動くのが
ちょこちょこ続きだしたので、

「多分やってるな」

と判断しました。

 

しかも、介入の時って、
文章だと伝えづらいんですけど、
強めにスーッてローソク足が動くんです。

今までのなんちゃって介入だと、
ドンッて下がって
ドンッて戻ってくる動きが多くて、
明らかに動きが違うんですよね。
(動画を撮ればよかった・・・)

 

だから、
そこから一気にトレードモードです(笑)

でも、今回も予想しない時間に
介入が来たので、
初動の動きで入るのを逃してしまいました。

 

よって、前回と同じように
1時間足の確定を待って、
戻り売りを狙っていきます。

この時も、1時間足確定後に
フィボナッチを引いて、
38.2(61.8)~50で
戻り売りを狙っていました。

ドル円1時間足

 

そしたら、1時間足確定直前に
すでにフィボ38.2(61.8)まで
レートが戻ってきました。

そこで、1分足を見て、
ダブルトップなどの
反転しそうなサインが出たら
エントリーする準備をしました。

 

この後、ちょっと1分足を見ていると、
徐々に高値を切り下げて、
ダブルトップのようになったので、
売りエントリーをしました。

 

この時の損切りは、
ダブルトップを上抜けした場所に
設定しておきました。

エントリーが遅れたので、
損切り幅としては
-80pipsぐらいになってしまうけど、
その分大きく取れるから許容しました。

 

次に利食いポイントですが、
前回9月22日の介入の時に
500pipsちょい下がったので、
今回もそのぐらいは下がると見たので、
147円辺りまで狙っていました。

利食い幅でいうと250pipsぐらいです。

 

で、エントリー後は
運よくそのまま下がってくれて、
147円付近まで来たので、

「よしよし、利食いが近いな」

なんて思っていた矢先に
急に反転して100pips以上戻しました。

 

「利食い直前にやめてくれー」

みたいな心境だったのですが、
そのまま我慢していたら、
再度下がってくれて
何とか利食いできました。

 

結局、利食い後に更に伸びましたが、
そこは後から見ればの話しになるので、
これで十分ですね。

しかも今回の介入も、
約550pips下げたので、
前回と同じような値幅でしたね。

 

こんな感じで、
介入の事を考えながら
介入トレードをしていた1ヶ月でした。

 

今振り返ってみると、
介入の初動は取れなかったけど、
2011年の介入の時の情報が
かなり役立ちました。

 

基本的に介入は、
大口さんがわざわざ

「売ってる(買ってる)」

と宣言しているので、
それに乗っかって
トレードすれば十分です。

 

それに、9月と10月の介入の動きは
ほぼ同じ動きをしているので、
慣れてしまえば意外にやりやすいです。

とはいえ、また介入が来るのは
いつの事やらって感じですが。

 

まとめ

今回は、2022年9月22日と
10月21日の円買いの為替介入について、
自分の忘備録も兼ねて、
ダラダラと記事を書いてきました。

 

次にいつ介入が来るかわかりませんが、
もし、再度介入が起きそうになったら
この記事を自分で読み返して、
トレードシナリオを立てようと思います。

 

ただし、今回は、
たまたま同じような動きをして
上手くいっただけなので、
これを鵜吞みにせずに
その場の状況を考えながら
トレードをしていこうと思います。

 

 

Visited 1 times, 1 visit(s) today

P.S. メルマガを始めました

大衆心理を中心に、
FXで勝つ為のコツをお伝えしていきます。

「FX歴が長いけど勝てない」
という方には特におススメです。

もちろん、"勉強すべき事がわからない"
という場合にもオススメです。

メルマガの詳細内容はコチラ


登録はもちろん無料で、
解除もワンクリックで出来ます。