効果的な水平線を引く際のちょっとしたコツとは?

 

 

「水平線が上手く引けない」
「水平線を引くと線だらけ」

といった悩みを持つ方は、
実はかなり多くいます。

 

メルマガの読者さんでも、

“水平線を4時間足、1時間足で引くと、
物凄い本数になり混乱してしまう”

と悩みを教えてくれる方もいました。

 

私個人としても、
水平線は非常に重要で、
これをしっかり引けないと、
安定した勝ちは難しいと思っています。

 

でも、実は昔の私も、
“とにかく意識されそうな場所に引く”
と意識しすぎていたあまり、
チャートがラインだらけになって、
見づらくなったし、

「どこでエントリーすればいいの?」

なんて迷いまくっていました。

 

そこで今回は、私が行う、
水平線の引き方をお伝えしていきます。

 

水平線は多く引き過ぎない事が重要

チャートが水平線だらけになって、
混乱してしまう場合、

「エントリーを逃したくない」
「利益を取り逃したくない」

といった心理が、
無意識に働いています。

 

だから、
ヒゲがある部分などに水平線を
バンバン引いている事が多いです。

確かにヒゲがある部分に引くのは、
効果的だと私も考えています。

 

ただし、ヒゲはヒゲでも、
相場参加者の多くが、
そのヒゲに注目しているのか?
といった事を考えるのが重要です。

 

例えば、下記のチャートがあります。

ユーロドル4時間足

 

チャートが水平線だらけになって、
混乱してしまう人の場合、
大体、以下のような感じで、
水平線を引いています。

ユーロドル4時間足(黄色ライン)

 

そして更に下位足でも、
水平線を引いていくので、
この状態から1時間足に変えて、
以下のような感じで、
水平線を引くことが多いです。

ユーロドル1時間足(水色ライン)

 

このようになると、
4時間足の水平線のすぐ上下に、
1時間足の水平線があったりするので、
エントリーに迷いません?

 

例えば、下記画像の、
黄色マルで売ろうとしても、
そのすぐ上に、
1時間足の水平線があるので、

「ここまで引きつけた方がいいかな?」

なんて迷ってしまいます。

 

そして、このような事を繰り返す内に、
どこでエントリーすればいいのか
わからなくなって、
トレードがぐちゃぐちゃになってしまうのです。

 

更に、
水平線を引き過ぎると良くない理由に、

“全体の流れが見えなくなる”

というのがあります。

 

FXで安定して勝つには、
全体の流れを把握する事が最重要です。

なぜなら、全体の流れに沿った方が、
勝率も高く、利益も伸びやすいからです。

 

しかし、水平線を引き過ぎると、
水平線によってチャートが見づらくなり、
全体の流れが見えなくなります。

例えば、先程のように、
水平線を引き過ぎると、
下記のようになってしまいます。

ユーロドル4時間足

 

これだと水平線が邪魔で、
全体の流れがよくわかりません。

 

では、この水平線を一度全部外して、
チャートをもう一度見てみましょう。

 

そうすると以下のようになります。

 

 

どうでしょうか?

 

明らかに全体の流れは出ていなくて、
“今はレンジ相場”
といった事がわかりますよね。

つまり、今の相場では、
買いと売り、どっちをしても、
大きく伸びる確率は低いので、

“無理にトレードをする必要がない”

というのがわかります。

 

水平線は、反転しやすい場所を
目視で確認するには、
最適のテクニカルですが、
過剰に引き過ぎると、
全体の流れを見失ってしまい、
逆に混乱する羽目になります。

 

だから、ヒゲの箇所や、
反転している箇所全てに、
水平線を引こうとする必要はないのです。

 

水平線の本質は大衆心理にあり!

水平線を引き過ぎると、
チャートがぐちゃぐちゃになって、
混乱する事が多くあります。

 

では、どこに引くのがポイントなのか?
といった事を考えると、
ここでも、このブログで口うるさい、
“大衆心理”が出てきます。

 

そもそもチャートって、
相場参加者の心理によって、
作られています。

 

ということは、
“多く”の相場参加者が、

「ここで反転する可能性が高い」

と判断できるような場所に引けば、
より反転しやすい場所で、
エントリーができる事になります。

 

例えば、下記の画像を見て、
左側と右側では、
どっちが反転しやすい場所が
わかりやすいですか?

 

恐らく、上記画像を見て、
誰もが左側だとわかるはずです。

 

 

つまり、反転しやすい場所というのは、
“誰が見てもわかる場所”になるので、
そのような場所に水平線を引けば、
効果的な水平線になります。

 

FXは極端に言ってしまえば、
多数決のゲームです。

多くの人が反転しやすい場所と
認識できる場所だから、
そこで反転しやすくなります。

 

だから、そのような場所だけに、
水平線を引いてあげれば、
変に水平線が多くなり過ぎて、
混乱することもないし、
それでいて、効果的な位置に
水平線を引けているので、
エントリーの精度も上がっていきます。

 

ちょっとしたコツとしては、
パッと見た瞬間にわかる場所に引くと、
効果的な位置に引けます。

パッと見てわかる場所というのは、
誰が見てもわかりやすい場所ですから。

 

上記を踏まえて再度引いてみましょう

では、上記のことを踏まえて、
水平線を引く練習をしてみましょう。

 

例えば、以下の4時間足チャートで、
今現在の位置が右端の場合、
あなたならどこに水平線を引きますか?

 

パッと見て反転している場所へ、
3本ほど水平線を引いてみてください。

 

私であれば、
上記の4時間足をパッと見た際に、
まずは以下のように水平線を引きます。

 

そして次に、
1時間足へチャートを変えて、
水平線を引いていくのですが、
1時間足チャートが以下のようになるので、
どこに引くかを考えてみてください。

 

 

どうでしょうか?

 

私であれば、
以下のように水平線を引きます。

 

これで水平線を引くのは終わりです。

私が引いた位置と、
ピッタリ同じでなくても、
似たような感じで引けていれば十分です。

あまり細かく気にすることはありません。

 

そして、これによって、

“チャートが線だらけになる”

という事が防げるので、
トレードのシナリオも立てやすくなります。

 

例えば、上記のチャートであれば、
上昇トレンドなので、
基本的には押し目買いを狙います。

その為、シナリオとしては、
以下のようになります。

 

また、私の場合、
売りのシナリオも同時に立てるので、
売るとしたら
以下のようなシナリオを立てます。

 

このような感じで、
今現在の位置から
2つか3つぐらいのシナリオを立てて
トレードをしていきます。

 

では、実際に
その後のチャートの動きを見てみると、
以下のような動きになりました。

 

今回の場合だと、
売りと買いのシナリオ両方が
微妙に当てはまりましたね(笑)

だから、
1回目は赤ラインで戻り売りで
黄色ラインで利食いをして、
2回目は黄色ラインから
押し目買いをして
赤ラインで利食いができますね。

 

しかし、そうはいっても、
実際の場面になると、
上手く売りと買いはできないので、
このどちらかで十分です。

私であれば売りの方が得意なので
売りトレードをすると思います。

 

このような感じで、
パッと見てわかるような場所に
数本水平線を引いて、
トレードシナリオを立てるだけでも、
十分効果的なトレードができます。

 

まとめ

今回は、
効果的な水平線を引く為の
ちょっとしたコツについて、
お伝えしてきました。

 

私が水平線を引く場合は、
誰が見ても、

「ここで反転するだろう」

と判断できそうな場所に対して、
引くようにしています。

 

そして、その場所というのが、

「パッと見てわかる場所」

に引くのが効果的だと考えています。

 

実際も、この引き方で、
トレードは安定しているので、
私はこの引き方を好んで使っています。

 

ただし、水平線の引き方は、

「ヒゲに水平線は引かない」
(私はヒゲに水平線を引きます)

など、十人十色な部分もあるので、
ご自身で色々と試してみるのも
勉強になると思います。

是非、試してみてください。

 

因みに、あなたは、
水平線以外にも、
エントリーの精度について
悩みなどありませんか?

もし、エントリーの精度を
上げたいのであれば、
以下の記事も読んでみて下さい。
FXのあらゆる手法でエントリー精度を上げる方法とは?

 


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