FXでトレードする場合、
トレンドに沿ったトレードが
もっとも勝ちやすいです。

一方で、レンジの場合、
勝てない事の方が多く、
せっかくトレンド相場で
利益を出せたのに、
レンジで損をする事が多いです。

 

では、なぜレンジだと、
勝てない事が多いのでしょうか?

今回はこの事について
私の考えをお伝えしていきます。

 

レンジ相場で勝てないのはなぜ?

レンジ相場でトレードをしても
なかなか勝てない理由に、

“相場自体が迷っている状態”

というのがあります。

 

要するに、方向感がなく、
上下にどっちつかずの
動きをしているので、
その中でトレードをしても、
利益を伸ばす事が難しいからです。

 

例えば、下記のチャート画像は
15分足チャートなのですが、
レンジ状態ですよね。

 

このような場所でトレードをしても
利益を伸ばす事ができずに
勝てない事の方が多いです。

しかし、これを1時間足にすると、
レンジになっている理由がわかります。

 

1時間足チャート

 

上記のチャートを見て、
なぜ黄色枠の部分が
レンジになっていると思いますか?

ちょっと考えてみてください。

 

 

 

どうでしょうか?

わかりましたか?

 

この理由としては、
レンジの箇所が、
直近の流れのほぼ真ん中にいるからです。

 

これはどういう事かというと、
まず水色枠では、
強く下落していますよね。

ということは、
この時点では下落トレンドで
売りたい人の方が多い状態です。

 

しかし、最安値の箇所から
半分以上、強めに戻しています。

 

このような強い戻しが起きると、

「下落トレンドだからまだ下がるだろう」

と考える人に加えて、

「強く下がった後に強く戻ってきたから
ここから上がっていくだろう」

と考える人も出てきます。

 

これによって、
売ってくる人と買ってくる人が
同じぐらいの割合になるので、
買いと売りがぶつかって
レンジ相場に入るのです。

その為、このような状態で
トレードをすると、
この2つの思惑に巻き込まれて
勝てないのです。

 

レンジの上限下限でのトレードなら勝てる?

FXではレンジでトレードをすると
勝てないと言われやすいですが、

「レンジ上限で売って、
レンジ下限で買えば勝てるのでは?」

なんて思いますよね。

 

確かに出来上がったチャートを見れば、
その通りなのですが、
実際にその場面に来たら、
何の迷いもなくトレードできますか?

 

例えば、上記のチャートで
レンジの上限に来た時のチャートは
以下のようになっています。

 

直近の流れを見ると、
強く上昇していますよね。

 

このようなチャートを見たら、

「上昇の力が強いからブレイクするかも」

なんて思っちゃいませんか?

 

更に、その後下落をして、
レンジ下限まで来たチャートが
以下になります。

 

この時も直近の流れを見ると、
強く下落していますよね。

 

こんなチャートを見たら、

「強く下落してきているから
このままブレイクしそうだな」

なんて思っちゃいませんか?

 

このような感じで、
レンジの上限下限に来ても、
怖くてエントリーできない事が
多くなります。

 

また、レンジの上限下限というのは、
売り買いの攻防が激しくなります。

例えば、レンジ上限では、
ブレイクを狙って買う人と
上限で抑えられるのを狙って
逆張り売りをする人がいます。

 

よって、この2つの思惑が
ぶつかることで、
レンジを少し抜けてから
反転するなどのダマシ的な動きが
多くなります。

 

このような動きに
巻き込まれやすいので、
レンジの上限下限のトレードも
意外に難しいです。

 

ただし、そうは言っても、
レンジ相場を徹底的に検証して、
上限下限になりやすいパターンなどを
見つけることができれば、
当然、レンジ相場で勝つ事はできます。

ですから、
一概に”レンジ相場では勝てない”
とは言えないのも事実です。

 

それでも私個人の考えとしては
無理にレンジ相場で
トレードをする必要はないと思いますが。

関連記事:FXでレンジ相場用の手法は必要ないと思う3つの理由とは?

 

レンジを利用してトレードをするには

基本的にレンジ相場の場合、
売りと買いの思惑がぶつかっているので、
勝てない事も多く、
トレードがしにくい状態です。

そんなレンジを利用して
トレードするのであれば、
やはりレンジブレイク後の
押し目買いや戻り売りが
一番勝率も高く、利益も伸びやすいです。

 

なぜなら、レンジ状態で
溜め込んだエネルギーが
一気に放出されて、
方向感が出てくるからです。

 

例えば、上記のチャートだと、
レンジの下限をブレイクする事で、
買っている人達が
一斉に損切りをさせられています。

そしてその後も下がり続けて
レンジを明確に
下抜けたことがわかります。

 

これによって、
損切りをさせられた人達は、
目線を買い目線から
売り目線に変えます。

更に、レンジ状態で
様子見をしていた人達も、
レンジを下抜けたことで、
売りを狙ってきます。

 

この事に加えて、
レンジ下限で買っていて、
ブレイクされたにも拘らず、
損切りできずに
放置してしまった人達も実は存在します。

 

こういう人達は
何をするかというと、
お祈りです(笑)

「頼む!買い値まで戻って来てくれ!」

とひたすらお祈りします。

 

そして、運よくその祈りが通じて、
買い値まで戻ってきたら、

「神様ありがとー!!」

という気持ちで、
買い値で決済をします。

 

よって、今回の場面であれば、

・買ってた人達の目線転換
・買って捕まってた人達の決済
・様子見していた人達の戻り売り

といった3つの思惑が働くので、
レンジブレイク後の戻りというのは
勝率が高く、利益も伸びやすいです。

 

ですから、レンジを利用するなら、
レンジブレイク後の戻り売りや
押し目買いが特に有効です。

私もレンジ相場でトレードをする場合は、
この形を狙うことがほとんどです。

 

レンジブレイクを狙える場面もある

レンジを使ってトレードをするなら、
基本的にブレイク後の戻りを
狙った方が確実で簡単です。

 

ただ、レンジブレイクを
狙える場面もあって、
それがレンジの上限下限付近で
もみ合うような場面です。

 

例えば、下記チャート画像の
水色マル付近で買うような場面です。

 

これはレンジの上限をよく見ると、
まず、一旦ブレイクしようとして
失敗しています。

 

しかし、失敗した後も、
大きく下げずに
レンジ上限付近でもみ合って
推移していますよね。

 

これはどういう事かというと、
下がってもいいのに下がらない、
つまり、売りの力が弱く、
買いの力が強い証拠なので、
ブレイクしやすい事を意味します。

その為、下記チャート画像の
水色マル付近で
ブレイクを狙う事ができるのです。

 

このように、チャートを丁寧に見て、
相場参加者の心理を考えれば、
レンジ相場でブレイクを
狙うこともできるのです。

ただ、これに関しては、
少し上級者向けなので、
無理にやる必要はないです。

 

やはり、ブレイク後の
押し目や戻りを狙うのが
一番わかりやすくて確実です。

 

もし、ブレイクを狙うなら、
相場参加者の心理を
読めるようになったら
狙うといいでしょう。

相場参加者の心理を
読む方法については
以下の記事で紹介しているので、
興味があれば読んでみてください。
FXでも相手の気持ちを考える事が重要です

 

まとめ

今回は、レンジ相場で
勝てない理由について
私の考えをお伝えしてきました。

 

レンジ相場は、
買いと売りの思惑が
ぶつかるので、
方向感が出にくくなります。

もちろん、
絶対に勝てないという事はなく、
徹底的に検証をすれば
勝てるようになるでしょう。

 

ただ、そうは言っても、
難しい事に変わりはなく、
勝率も悪くて
利益も伸びにくいので、
無理にトレードをする必要はありません。

一番簡単なのは
レンジをブレイクした後なので、
まずはそこを狙うのが良いでしょう。

 

 

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