3ヶ月でFXで勝つ技術を身につける為に習得すべき2つの事とは？

FXは勝つ為の技術を身につけるなら、
3ヶ月もあればで十分です。

ただし、3ヶ月で

“安定して勝てるようになる”

というのとは別です。

あくまでも、

“勝つ為に必要な技術”

という意味ですので。

因みに、FXで勝つ為には、
そこまで多くの技術は必要ありません。

大きく分けると、私が考える、
勝つ為に必要な技術は、

1.環境認識
2.大衆心理

といった2つで、
この2つをマスターすれば十分です。

私自身もこれだけでトレードしています。

むしろこれだけの方が、
無駄な知識が入らないので、
迷うことなくエントリーする事ができます。

それではこの2つの技術について、
内容を説明していきたいと思います。

1.環境認識

これは全体の流れを見る力のことです。

チャートを見た時に現在相場は、

・上昇トレンドなのか？
・下落トレンドなのか？
・レンジなのか？

という事を瞬時に判断する力です。

チャートを開いてパッと見た瞬間に、
流れがどちらなのかを、
判断できるようにする必要があります。

因みに、トレンドを判断する際に
確認する時間軸としては、
スイングトレードでない限り、
1時間足で瞬時に判断できるようになれば、
上出来だと思います。

私の場合、スキャルピングから
デイトレードがメインなので、

1時間足⇒15分足⇒5分足⇒1分足

この順番で流れを確認します。

例えば以下の画像を見てください。

1時間足のチャートを開いたら、
上記画像のコメント位置だった場合、
まず1時間足では
全体の流れが上の事を確認します。

そして、赤ラインのように
サポートラインを引いて、

「この辺まで落ちてきて、
下げ止まったら買いだな」

と考えながら下位足を確認していきます。

次に15分足を見ます。

15分足を見てもまだ流れは上なので、
買い目線のままです。

5分足

5分足を見ると少し怪しくなってきましたね。

なぜなら、青マルのように、
高値を切り下げているので、
上に行く力が、
なくなってきているのがわかります。

更に5分足のサポートである、
青線を強く下抜けているので、

「もしかしたら転換するかも」

と考える必要があります。

そして最後に1分足

1分足を見ると、
完全に下の流れが出ていますね。

明らかに上に行く力が
弱っているのがわかるし、
仮にここで反発をしたとしても、
ダブルトップのネックなど、
上昇が止められそうなポイントが、
多くあります。

こうなると、1時間足や、
15分足のサポートラインで止まったとしても、
反発力が弱く、

「上昇せずに下がっていくかも」

というシナリオも考えます。

この状態から、
エントリーのシナリオとしては、

“1時間足のサポートラインで、
下げ止まりを見せたら買っても良いが、
すぐに上昇しなければ、売り目線に変える”

というシナリオを立てる事ができます。
これが環境認識に最低限必要な技術です。

このような感じで、
全体の流れを把握して、
水平線を引いていくことで、
トレードの大まかなシナリオを
立てることができます。

また、環境認識をしっかり行うことで、
目線を上か下に固定する場合と、
両方の可能性を考える場合などに分けて
考える事ができる為、どちらに動いても、
すぐに対応できるようになります。

環境認識について、
もう少し詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
⇒FXの効果的な勉強方法とは？まずやるべき事は環境認識から！

2.大衆心理

大衆心理は、

・買いたい人
・売りたい人
・買いポジションを持っている人
・売りポジションを持っている人

これらの気持ちを考える事です。

この相場参加者の気持ちを把握する事で、

「なぜそのような動きになるのか？」

というのをほとんど説明する事が出来ます。

更にこの心理を読めるようになると、

「ここで下がってもいいのに下がらない
・・・という事は上に行くはず」

「こんな位置で売りは売ってこないだろう」

「この動きならまだ利食いは出ないだろう」

「この動きをしたという事は反転が近いかも」

といったように次の動きを
予測する事ができます。

その為、
大衆心理を読めるようになることで、
トレードの精度が劇的に向上します。

例えば以下の画像を見てください。

なぜ赤マルのレジスタンスラインから
下げているのか、
大衆心理を使って説明できますか？

まず上記画像は流れが上の状態です。
その為、赤ラインが、
サポートラインになっていたのですが、
ここを下抜けた事で、
サポートライン付近で買っている人達の
損切りが出ます。

そして、損切りが出た後に、
一旦戻るのですが、
今度はサポートラインが、
レジスタンスラインに転換して、
下落しています。

この時に3つの力が働いて、
大きく下落しているのですが、
この3つの力が何かわかりますか？

もしわかるのであれば、
あなたの大衆心理を読む力は、
ほぼ完璧と言えます。

答えを見る前に少し考えてみてください。

いかがでしょうか？

それでは早速解説していきます。

この赤ラインで働いている3つの力は、

・新規の戻り売り
・下から逆張り買いをした人達の利食い
・赤ライン付近で買って捕まっていた人達の決済

この3つの力が働いて、
大きく下落しているのです。

まず戻り売りに関しては、
特に問題ないと思います。
赤ラインを下抜けた事で、
一旦買い目線が終了します。

そうなると次に考える事は、
「トレンドが転換した」と見て、
赤ライン付近での戻り売りになります。

次の下から買った人達の利食いも、
問題ないと思います。

これは大きく下げた事を見た、
超短期の逆張りトレーダーが
カウンターで買ってきます。

ただし、このトレーダーも、
赤ラインを下抜ける事で、
買い目線が終了した事をわかっているので、
赤ラインに届いたら、
すぐに利食いをしてきます。

よって、買いの決済は”売り”になるので、
これも下落する要因になります。

そして最後の、
赤ライン付近で買った人達の決済が、
ここでの一番のポイントになります。

赤ライン付近で買いポジションを持ったら、
基本的に損切りは、
赤ラインを下抜けた場所です。

しかし、赤ラインを強く下抜けした事で、
損切りが間に合わずに、
買いポジションを持ったまま、
捕まっている人達が実は多くいます。

そして、この人達が真っ先に考える事は、

「せめて買値まで戻ってくれ！」

という思いです。

通常、含み損を抱えると、

「ロスカットになるのではないか？」

と怖くなり、レートが戻ってきたら

「あ～戻ってきて良かった」

と思って建値や微損で、
損切り決済をする人達が多く出ます。

この決済により、
更に売りに拍車が掛かり、
3つの売りの力が働いて、
一気に下げていくのです。

大衆心理を読み解くとは、
このような事になります。

これができるようになると、
買いのサインや売りのサインを
いち早く見つける事ができるので、
トレードの精度が劇的に良くなります。

更に大衆心理を読めるようになると、
反転のサインも素早くわかるので、
ポジションを持っていて、
「ダメだ」とわかったら、
すぐに損切りをする事ができます。

その為、損失も最小限に抑える事ができ、
損少利大のトレードができるようになります。

もし、大衆心理について、
更に詳しく学びたい場合は、
まずは以下の記事から読んでみてください。
⇒FXでも相手の気持ちを考える事が重要です

これら2つが、
FXで勝つ為に必要な技術だと、
私は考えています。

細かく見ればこれ以外にも、
必要な技術はあるのですが、
それらは全てこの2つができていないと、
意味がないので、
勝つ為に必須な技術はこの2つだと、
私は考えています。

3ヶ月での習得には徹底的な検証が必要

FXで勝つ為に必要な技術は、

・環境認識
・大衆心理

といった2つがメインになります。

しかし、3ヶ月で勝つ力を身につけるには、
徹底的な検証や訓練が必要です。

この2つの技術を少し勉強したところで、
すぐに実際のトレードで
使いこなせることはありません。

実際に私の教え子は、
この2つの技術を3ヶ月で習得しましたが、
毎日寝る時間を削って、
倒れる寸前まで検証と訓練をしていました。

ですから、この2つを軽く学んだだけで、
すぐにFXで勝てるようになるとは思わずに、
日々の検証と訓練をしていく事が重要です。

もし、検証方法について、
良くわからない場合は、
検証に特化した記事も書いてあるので、
以下から自分に必要だと思う記事を選んで
読んでみてください。
⇒検証カテゴリーの記事はこちら

まとめ

今回は、3ヶ月で、
FXで勝つ為の技術を
身につける為に覚えることについて、
私の考えをお伝えしてきました。

再度、その2つの技術をまとめると、

・環境認識
・大衆心理

この2つになります。

この2つぐらいであれば、
3ヶ月間死に物狂いで勉強すれば、
十分に勝てる技術は身に付きます。

ただし、
この技術が身に付いたからといって、
すぐに勝てるようになるわけではなく、
むしろここからが、
勝ちへのスタートになります。

その為、もしあなたが、
最速で勝てるようになりたいのであれば、
まずはこの2つを使えるように、
しっかりと勉強や検証をしていきましょう。