FXの豪ドルで失敗！？スワップポイントが失敗の原因に！

FXにはスワップポイントが
あることで有名ですよね。

スワップポイントとは、
金利手数料みたいなもので、
とある通貨を買ってエントリーすると、

「1日+○○円」

売りエントリーをすると、
「1日-○○円」

なんていう感じで
手数料が入ってきたり取られたりします。

その中でも特に、
スワップポイントが美味しいのが、
豪ドル円ですよね。

日によって変動するのですが、
1万通貨に対して、
1日に50円ぐらい
もらえることもあります。

昔は80~100円以上付いてて、
もっと美味しかったんですけどね~

ただ、一見、スワップと聞くと、
「銀行の利子より遥かに良い！」
なんて思ってFXを始めると、
失敗する可能性が高いです。

そこで今回は、豪ドル円の
スワップポイントを狙った取引が
失敗しやすい理由について
お伝えしていきます。

為替の価格差による損を考えていない

FXでスワップポイントを狙って
トレードをする人の場合、
基本的に長期保有をしていきます。

しかし、為替レートというのは、
毎日変動するものなので、
この価格変動によって、
含み益を抱えたり、
含み損を抱えたりします。

スワップを狙っている人の場合、
このことを考えていないことが多いです。

例えば、豪ドル円のスワップポイントが
1万通貨で1日80円もらえるとしましょう。

一方で、豪ドルの1日の価格変動は
30~300pips以上変動します。

ということは、
1万通貨を保有していた場合、
下手すれば3,000~3万円の損失を
出す可能性があるのです。

1日たった80円の為に
3,000~3万円のリスクなんて
割に合わなくないですか？

しかも、豪ドル円の場合、
為替レートが安いので、
FXのレバレッジを使えば、
他の通貨よりも多く
ポジションを持つことができます。

だから、スワップ狙いの場合は、
最低でも10万通貨以上で
保有していることがほとんどです。

そうなると、1日たった800円の為に
3万~30万を失うリスクを
取っていることになります。

豪ドル円などの高金利通貨で
スワップポイントを狙う人は
このような価格の変動を考えていないので、
失敗する可能性が高くなります。

損切りをせずにナンピンをして失敗

豪ドル円などの
高いスワップポイントを狙う場合、
基本的に毎日もらえる数百円を
積み上げていくので、
長期投資的な感じになります。

そして、もし含み損を抱えたとしても、
損切りをせずにナンピンをすることで、

・エントリー価格が下がる
・ロット数が増えてスワップも増える

といった状態を作れるので、
「ラッキー♪」
なんて思いこんでしまいます。

でも実はこれは、
FXで破産への道を
突き進んでいるのと同じです。

なぜなら、FXの場合、
大体2年おきぐらいに、
大暴落が起きているからです。

よって、スワップ狙いだと、
損切りをせずにナンピンをするので、
その大暴落によって、
全てを失ってしまうのです。

例えば、2019年1月3日に、
流動性の低い朝の時間を狙って、
ストップ狩りが起きたことで、
豪ドル円を含む全通貨が暴落しました。

その時の豪ドル円のチャートが
以下になります。

たった5分で500pips以上の暴落です。

この時にスワップポイント狙いで
ポジションを放置していた人達は
強制ロスカットになってしまい、
全てを失って失敗していました。

一時、ツイッターのトレンドが、
“ロスカット”になったくらい、
失敗した人が多発していました。

因みに、こんな感じで
かなり騒然としていました。

この時に改めて、
損切りは重要だと認識したし、
スワップポイントの
数百円~数千円を取る為に
全てを失う怖さも再認識しました。

このような暴落は稀とはいえ、
スワップ狙いだと長期保有になるので、
その分、暴落に巻き込まれるリスクは
高くなっていきますからね。

関連記事：損切りの大切さが身にしみる！ナンピンで何度も逝った過去！

私の知り合いの失敗談

実は私の知り合いにも、
スワップポイントというのを知って
FXを始めた人がいました。

その人もスワップポイント狙いで、
豪ドル円を結構買っていて、

「豪ドル円のスワップなら、
銀行の金利よりもずっといいですよね~」

「だから、銀行に預けてるよりも、
ずっと簡単にお金が増えますよね！」

なんて言っていました。

その時についでに、

「いくらぐらいで買ったんですか~？」

なんてちょっと聞いてみたら、

「88円ぐらいですかね~」

なんて言っていました。

え！？88円！？

今の豪ドル円のレートって・・・

83円近辺じゃ・・・

更に「いつ頃FXを始めたんですか？」
と聞いてみたところ、

「今年の2月」
＊当時は2016年でした

と言っていったので、
多分この辺で買ってる↓↓

思いっきりド天井じゃん・・・

かなり失敗しちゃってる・・・

多分その時で含み損-450pipsぐらい。

しかも、

「毎日スワップポイントで
5~6,000円入ってくる」

と言っていたので、
恐らくロット数は、
10枚でエントリーしているとすると、
含み損がなんと・・・

-45万

1日5~6,000円を得る為に、
-45万の含み損に耐えているわけです。

今は2019年なので、
その後どうなったのかはわかりません。

仮に当時のまま持ち続けていたら、
今現在の豪ドル円のレートが
78円ぐらいなので、
100万の含み損です・・・

しかし、2019年1月3日の大暴落で
70円ぐらいまで下がったので、
MAXの含み損で180万ぐらいですね。

ただ、下がったら多分、
ナンピンをしていたはずなので、
もっと損失は拡大しているはずです。

恐らく、1月3日の暴落で
強制ロスカットになっているでしょう。

このことを考えると、
スワップポイント狙いのトレードも、
FXで失敗する原因でもあるかも・・・
なんて思ってしまいました。

確かにスワップだけで見ると、
銀行の金利なんかに比べれば、
遥かに高金利です。

だって豪ドル円を1年間持ち続けたら、
毎日50円入ってくるとすると、
1年にすると、18,250円です。

今の時代、
銀行に100万預けたとしても、
1年間で付く利子なんて、
10円とか100円です。

それに比べると
豪ドル円のスワップは、
破格の利率ですよね。

でも、FXは常に価格が変動するので、
余裕で元本割れしますよね。

エントリー後に順行して、
ずっと上がり続ければいいですけど、
上がり続ければどこかで必ず下がります。

だから、天井で買っちゃうと、
もう悲惨ですよね。
FXの失敗ロードをばく進です。

結局、私もその人とは疎遠になって、
今では何をしているかわかりません。

FXをやるならトレード技術を磨くべき

豪ドル円のような
スワップポイント狙いのトレードを
FXでやると失敗しやすくなります。

それであれば、スワップ狙いではなく、
価格の変動による利益を狙った方が
はるかに資金の回転率も良く、
増やせる可能性が上がります。

だから、FXで資金を増やしたいなら、
まずはトレードを技術を磨いた方が良いです。

ただ、トレード技術を磨くとはいえ、

「何をしたら良いかわからない」

と悩むこともあると思います。

そこで、そんな時の為に、
FXで安定したトレードをする為に
やるべきことについてまとめてみたので、
よければ参考にしてみてください。
⇒FXで勝つ為に勉強する事はたった3つで十分！

まとめ

今回は、FXで豪ドルのような、
スワップポイントが高い通貨を狙って
トレードをすると失敗しやすい理由について
お伝えしてきました。

基本的にスワップ狙いだと、
損切りをせずにナンピンすることから、
レートの変動によって、
大きく損をする可能性があります。

しかも、スワップを狙うスタイルだと、
長期保有になるので、
暴落に会うリスクも高くなります。

その為、私個人の考えとしては、
FXをやるならスワップ狙いではなく、
レートの変動による利益を狙った方が
確実だと思います。

ただし、安定した結果を出すには、
物凄い検証と訓練が必要で、
時間とリスクも伴うので、
もしこれからFXをやろうとしているなら、
FXをやること自体、オススメしません。