FXには様々なトレード手法があり、
使い方も十人十色です。
しかし、手法に必ずと言っていいほど
絡んでくるのがレジサポです。
特にレジサポは反転する目途として
大きく意識される箇所なので、
・押し目買いや戻り売り
・利食いや損切の目途
といったように、
FXで使う手法を作る際には
非常に効果的です。
更に私の中では、
手法にレジサポを入れる事に加えて、
大衆心理を使うことで、
よりトレードの精度が上がると考えています。
そこで今回は、レジサポを使った手法に、
大衆心理を加えるメリットについて、
私の考えをお伝えしていきます。
手法に大衆心理を加えるメリットとは?
手法に大衆心理を加えるメリットとして、
“ピンポイントでエントリーができる”
ということがあげられます。
なぜなら、大衆心理を使うことは、
ローソク足やチャートの形から
相場参加者の心理を考えるので、
「次にどう動きやすいのか?」
ということを予測しやすくなるからです。
また、相場参加者の心理を考えることで、
「なぜサポレジで反転しやすいのか?」
ということもはっきりとわかるので、
手法をより洗練させることもできます。
サポレジと大衆心理を組み合わせたトレード例
私の場合、
基本的には1時間足以上のサポレジで
押し目買いや戻り売りをするのですが、
その時に1分足で大衆心理を考えながら、
ピンポイントでエントリーをしていきます。
これによって、
単純な手法であっても、勝率が高く、
損少利大のトレードができるので、
かなりお気に入りのトレードスタイルです。
例えば、最近のトレードで言うと、
ポンド円でレジサポ+大衆心理を使って、
トレードをしました。
下記画像の黄色マルがエントリーで、
水色マルが決済です。
上記画像では赤ラインがありますが、
これは1時間足での、
レジスタンスラインになります。
まず、エントリーの根拠としては、
1時間足で短期的な下落トレンドが、
出ていた事が大前提です。
FXでは、どんな手法であれ、
全体の流れに沿ったトレードをすると、
勝率も高く、利益も大きく伸ばせます。
その為、レジサポラインを
確認する事も必要ですが、
まず最初に、
全体の流れを見る事から始めます。
この場面では、1時間足で、
安値切り下げを作っていたので、
これを確認した時点で
レジサポラインをチェックして、
戻り売りを狙う戦略を取りました。
あとは、単純に直近高値に、
レジスタンスラインを引いて、
そこに来るまで待つだけです。
そして、レジスタンスラインに来たら、
1分足に変更して、
エントリータイミングを計っていきます。
今回のトレードであれば、
下記画像の黄色マルでエントリーでした。
なぜここでエントリーしたかというと、
まず1回目にレジスタンスに着た時は、
強く上げてきたので一旦様子を見ます。
勢いが強いと、
そのまま赤ラインを上抜ける可能性があり、
しかも赤ラインの上には、
損切り注文が入っていたはずです。
その為、そこを勢い良く上抜けると、
そのまま損切りを巻き込んで、
更に大きく上昇する可能性があります。
よって、“1回目は基本的に見送る”
というようにしています。
そして次に見るのが、
「1度目の高値を更新するかどうか?」
ということになります。
上記画像を見ると、
レジスタンスラインに来るまでに
勢い良く上昇していますよね。
この強い上昇を見ると、
「押したら買いたい」
と考える人達が多く出てきます。
その為、一旦レジスタンスで反応して、
下がったとしても、もう一度買いが
入ってくる可能性が高いのです。
実際にチャートを見ても、
押し目買いが入っていますよね。
ただし、1時間足では、
下落トレンドで、
強いレジスタンスラインに来ているので、
戻り売りを狙っている人達も多くいます。
そこで次に確認するのが、
「1回目の高値更新を出来ない」
という動きです。
この動きが出ると、
買っている人達は、
「赤ラインを抜けれない」
「という事は反転する可能性が高い」
と判断して、決済をし始めます。
これにより、下落が始まり、
売りたい人達は、その下落を見て、
「反転したかもしれないから、
一度売ってみるか」
という判断をして、
新規売りをしてきます。
この2つの心理が合わさることで、
更に下げていき、
買っている人達は、
「利益がなくなるから逃げなきゃ!」
と判断して決済をして、
売りを考えている人達も、
「下落する可能性が高い」
と考えて新規売りを入れてくるので、
本格的な下落が起こります。
今回のエントリーも、
この心理を利用して、
下記画像の黄色マルで
売りエントリーをしました。
また、このエントリー方法を使うと、
損切り幅も小さく済みます。
今回でいうと、
損切りはレジスタンスの少し上で、
損切り幅が-10pipsでした。
そして、利食いに関しては、
1時間足のサポートライン付近で
+50pipsを狙っていました。
ただし、実際は、あと1~2pipsで、
+50pipsに届かなかったので、
反転し始めたところで逃げて、
+45pipsの利益となりました。
このように、
1時間足以上のレジサポを使って、
大衆心理を組み合わせると、
ピンポイントで
エントリーする事が可能なので、
リスクリワードも良くなります。
今回のトレードであれば、
リスクリワードが1:4.5なので、
十分ですよね。
ですから、私の中では
レジサポ+大衆心理を使った手法が
最強だと考えています。
もし大衆心理について、
詳しく学びたい場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
⇒FXでも相手の気持ちを考える事が重要です
また、手っ取り早く、
大衆心理を覚えたいのなら、
コチラのFX教材を使うのもありですよ。
大衆心理に特化した教材を
私自身が作りました。
全体の流れを把握することも重要
レジサポを使った手法を作る際に
大衆心理の考えを取り入れると
トレード精度が向上します。
ただし、この方法が活きる前提に
“全体の流れを正しく把握する”
という力が必要になります。
この部分を
正しく判断する力がないと
いくらレジサポに大衆心理を加えても
利益を伸ばすことはできません。
FXに限らずトレードでは
「トレンドはフレンド」
なんて言われるくらい重要です。
むしろ、
全体の流れを正しく把握して初めて
レジサポ+大衆心理が強く活きます。
ですから、大衆心理も重要ですが
全体の流れを読む訓練も
忘れずにしましょう。
ただ、そうはいっても、
特に難しいことはないんですけどね。
もし、全体の流れを読むのに
不安がある場合は
以下の記事を読んでみてください。
この記事の内容を理解できれば
全体の流れを読む力に関しては
問題なく備わっているはずです。
⇒FXの効果的な勉強方法とは?まずやるべき事は環境認識から!
まとめ
レジサポは
どんな手法であっても、
必ずと言っていいほど
組み込まれています。
特に押し目買いや戻り売りをする際は
非常に有効です。
更にこれに加えて、
大衆心理の概念も組み込むと、
より精度の高いトレードが可能になります。
FX歴が1年以上あるのに、
なかなか結果が出ない人は、
レジサポを判断する力を
持っている事が多いです。
その為、
大衆心理を読めるようになれば、
急に成績が良くなる事もあります。
実際に私の教え子達も、
レジサポの判断は普通に出来ていたので、
大衆心理を使う方法を教えたところ、
たった1ヶ月で、
急に成績がプラスになった人もいます。
だから、レジサポを使っているのに、
「何か勝ち切れないな~」
とあなたが悩んでいるのであれば、
大衆心理を勉強してみると、
あなたの手法が
進化する可能性も十分あります。
逆に、反応しやすいレジサポについて、
よくわからない場合は、
以下の記事も読んでみてください。
⇒効果的な水平線を引く際のちょっとしたコツとは?
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