FXで使う手法にテクニカルが必要ない理由とは？

FXで使う手法を作る際に、

「テクニカルは何を使おうかな~」

なんて考える人は多くいます。

もちろん、
テクニカルを使ってもいいし、
テクニカルを使った手法で、
ガンガン稼いでいる方もいます。

しかも、自分の手法に合った
テクニカルを使えば、
トレード精度も上がるので、
使う事自体は、全く否定していません。

ただ、”私の場合は必要ない”
というだけのことです。

なぜなら、私の手法は全て、

・水平線
・ダウ理論
・大衆心理

この3つを組み合わせるだけで、
安定したトレードができているからです。

今回はこのことについて、
私が実際に行ったトレードを例に
説明していきたいと思います。

ダウ理論をベースに売り買いを決める

例えば、
今日のユーロドルのトレードを
例にとってお伝えします。

今日、私は、
下記画像の黄色マルでショートして、
水色マルで利食いをしました。

ユーロドル5分足

何でショートしたかと言うと、
まず第一に、エントリー前の逆V字で、
“短期的な上昇トレンドが崩れた”
と判断したからです。

本来なら、上昇トレンドが続くとしたら、
ダウ理論的に言うと、
下記の黄色線のような動きをしたはずです。

つまり、ダウ理論の基礎である、
高安切り上げの動きをしたはずなんです。

しかし、実際は、買いの防衛ラインである、
下側の赤ラインを下抜けてしまいました。

しかも、かなり強く、逆V字して。

これを見た時点で、ダウ理論が崩れて、
短期的に目線が売りになったと判断しました。

このように、ダウ理論をベースにして

「買うのか？それとも売るのか？」

といったことをまずは決めていきます。

意識されそうな場所へ水平線を引く

ダウ理論をベースにして、
売るという判断をした後に考えるのが、

「ここからどこで売るか？」

という事になりますよね。

この売る場所を明確にするには、
反転しそうな場所に
水平線を引けばいいのです。

今回のトレードで言うと、
以下の赤ラインのように、
水平線を引けるので、
そこを戻り売りポイントの目安にします。

そして、各水平線の場所に来るまで待ちます。

因みに、水平線の引き方について、
よくわからない場合は、
以下の記事も読んでみてください。
⇒効果的な水平線を引く際のちょっとしたコツとは？

大衆心理を使ってエントリーポイントを探る

・ダウ理論をベースに売り買いを決める
・意識されそうな場所に水平線を引く

この2つができて、
実際に水平線までレートが来たら、
次は相場参加者の心理を考えて
エントリーポイントを探っていきます。

まずは直近の戻り売りポイント、
つまり、下側の赤ラインですが、
ここまでレートが来た時に感じたのが、

「戻りの勢いが強い」

ということでした。

上記のチャートを見ると、
戻り方がV字のようになっているので、
ここでバチンと入ると、
そのまま赤ラインを上抜けして、
即損切りになる可能性が高いです。

だから、このような場合は、
最低でも1本の陰線が出るまでは、
エントリーは絶対にしません。

結局、第一の戻り売りポイントでは、
レートが止まる事はなかったので、
エントリーは見送りでした。

そして、次の戻り売りポイント、
つまり、上の赤ラインに
レートが来た時も、

「まだ戻りの勢いが強い」

と感じたので、
一旦は様子見です。

そして、少し様子見をしていると、
1本強めの陰線が5分足で出てきました。

これを見た時点で、
臨戦態勢に入りました。

ここから、
私の最も好きな方法である、
大衆心理を使って、
エントリーポイントを探っていきます。

上記で強めの陰線が出た時点で、
私は1分足に変えて、
大衆心理を読みながら、
エントリーを考えていきます。

まず、下記画像の黄色マルが、
5分足での陰線が確定した場所です。

ユーロドル 1分足

この時点で、臨戦態勢に入るわけですが、
まだすぐにエントリーはしません。

なぜなら、戻りの勢いが強いので、
大衆心理的に考えると、

「下がったら買いたい」

と考えている人が多いからです。

その為、下記画像の、
黄色ライン辺りで、
「押し目買いが入ってくるだろう」
と予想していました。

そしたら、案の定、
黄色ラインに届かずに反転しました。

この動きを確認した時点で、
次に注目すべきポイントが、
直近の高値になります。

ここは超重要ポイントです。

なぜなら、直近の高値を超えると、
短期で高安高値が完成して、
上昇トレンドが続くことになるからです。

こうなると売る理由はなくなるし、
むしろ売っちゃダメです。

負ける確率がめちゃくちゃ高くなります。

逆に、直近の高値を抜けないとなると、
短期で買っている人達が、

「高値を抜けないから逃げよう」

と判断して決済してきます。

更に、戻り売りを狙っている人達も、

「高値更新できないな下がるかも？」

と判断して売りを入れてくるので、
ダブルの売りパワーが働いて、
下がる可能性がアップします。

だから、上記画像の、
黄色ライン付近に来るまで、
更に我慢しました。

そしたら、直近高値に届かずに、
徐々に高値を切り下げたので、

「買いの力が弱っている」

と判断して、更に注視して、
エントリーポイントを探っていきました。

そして、その後に、
1本強めの陰線が出た時点で、

「あ、買いが諦めたっぽい」

というのがわかりました。

ただ、強く下げたとしても、
もう一回押し目買いが
入っていい場所があります。

それが下記の緑ラインになります。

しかし、この緑ラインも、
強めに下抜けしたので、
これを見た時点で、

「買いが諦めた」

と判断して、
あとは戻りを待って、
黄色マルの場所で、
売りエントリーをしました。

あとは損切りを直近高値の少し上にして、
利食いも直近の安値に設定して、
昼寝をしていました（笑）

そしたら運良く利食いになっていたので、

「あー良かった」

という感じで、
このトレードは終了しました。

ちょうど+30pipsでした。

このような感じで
私はトレードをしていて、
これが私の手法になります。

どうでしょうか？

特に難しいことはしてないですよね？

MAなどのテクニカルを使わなくても、
基本的な事をベースにトレードをするだけで、
FXでは十分結果を出すことが可能です。

因みに、大衆心理について、
基礎から学んでみたい場合は、
以下の記事から読んでみてください。
⇒FXでも相手の気持ちを考える事が重要です

まとめ

今回は、FXで使う手法に、
“テクニカルを使う必要がない理由”
という内容をお伝えしてきました。

再度、ザックリまとめておくと、

・ダウ理論をベースに売り買いを決める
・意識される場所に水平線を引く
・大衆心理を考えてエントリーをする

この3つのテクニックを使って
トレードをするだけでも、
十分、FXで結果を出すことができます。

そもそも、私の場合、
ローソク足から大衆心理を読むので、
MAなどのテクニカルが入ると、
変に意識しちゃうので、
逆に迷いが出てくるんですよね。

しかも、チャートも見づらくなるので、
テクニカルが邪魔に感じるんです。

この記事のでも冒頭でも書きましたが、
テクニカルを取り入れた手法を使って、
FXでガンガン稼いでいる人は多くいます。

だから、テクニカルを使った手法自体は、
何の否定もしないし、
テクニカル入りの手法で勝てているなら、
むしろそっちの方がいいでしょう。

ただ、FXで勝てていない状態で、
あれこれとテクニカルを入れて、
手法がぐちゃぐちゃになっているなら、
一度テクニカルを全て外して、
基本に沿った手法を作ってみるのも、
個人的にはアリだと思っています。

もし、FXで結果が出ていないのなら、
多分、そっちの方が、
上手くいく確率は上がると思いますよ＾＾

もし、今日のトレード記事以外にも、
大衆心理を使った
トレードを見てみたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
⇒デイトレで1分足を使ってピンポイントでエントリーする方法