FXでは、

「値動きを予想すれば勝率が上がる!」

なんて考えられることがありますが、
私からすれば、
予想をしても勝率は上がりません。

 

ただ、やみくもに、
「予想しても勝率は上がらない」
なんて言ったとしても、
信ぴょう性が全くないですよね。

そこで、なぜFXで予想をしても
勝率が上がらないのか、
私の考えをお伝えしていきます。

 

FXに絶対はない

私がFXで予想をしても
勝率が上がらないと思う理由に、
FXには絶対がない不確実な世界だからです。

 

これはよく考えてみればわかりますが、
例えば、証券会社に勤務している
“アナリスト”という
投資の専門家たちがいますよね。

 

その人達は毎日のように、

「日経平均は年内に2万5千円はいく」
「ドル円は年内に113円は突破する」

といった予想を立てていますが、
それが当たる確率は
20~30%が良いところです。

 

こういうのを見ていると、

“未来に対する予想が
いかに意味のない事なのか?”

というのが見えてくると思います。

 

しかも、アナリストなどの専門家って、
頭の良い大学で金融学を勉強して、
今でも毎日いろんな情報を入れて
めちゃくちゃ知識がある人達です。

そのような人たちでも、
今後の値動きの予想を外しまくるのだから、
これを見ていれば、
FXで値動きを予想したところで
勝率が上がらないのがわかると思います。

 

実際に私も、FXで負けまくっている頃に、

「予想さえ当たれば勝率が上がるはずだ!」

なんて思っていて、
いろんなFX業者のニュースを読んだり、
有料のアナリスト予想みたいなのを
購読したりしていました。

 

しかも、そのニュースや予想を
ノートにひたすら手書きで写して
暗記して予想する力を
アップさせようとしてましたからね。

今思うとアホすぎる行動です(笑)

 

結局、ニュースなども、
数時間前に起こったことを
それらしく伝えて予想しているだけです。

だから、私がやっていたことは、
“予想を見て予想をする”
という意味のない行為でした。

 

よって、こんなことをしていても、
トレードの勝率が上がることはなく、
途中で面倒くさくなって挫折しました。

関連記事:FXは未来の値動きを予想しないで良い!それより重要な事とは?

 

トレードをする上で必要なのはシナリオ

私の中では
トレードをする上で重要なのは、
予想よりも自分のトレードシナリオを
立てることだと思っています。

 

シナリオも大きく見れば
予想に入るのですが、
私の中では予想というのは、

「こうなるだろう」

というところで止まります。

 

一方でシナリオの場合は、

「こう動いたらここでエントリーしたい」

といったように、
あらかじめ自分がするトレードを
計画しておく段階まで進みます。

 

よって、予想の場合は外れたら、
慌てる傾向がありますが、
シナリオの場合は、
複数の考えが備わっているので、
柔軟に対応する事ができます。

 

実際のシナリオの立て方

では私がいつも行っている、
実際のシナリオの立て方について
簡単に説明していきます。

 

例えば、今現在のチャートが
以下のようになっているとしましょう。

 

この場合、まず全体の流れを見ると、
右肩下がりになっているので、
下落トレンドだと判断できます。

ということは、
基本的な戦略は売りになります。

 

そこで次に
どこで売るかを探す為に、
反応しそうな場所へ水平線を引きます。

私であれば、
以下のように水平線を引きます。

 

このように、
複数の水平線を引くことで、
トレードシナリオも
複数建てることができます。

 

例えば、以下のような感じで。

 

こうすることで、
どんな動きになったとしても、
柔軟に対応する事ができます。

仮に、シナリオとは
違った動きになったとしても、
それはトレードをしなければいいだけです。

 

では、この後の動きを見てみましょう。

以下のチャート画像を
見てみてください。

 

どうでしょうか?

シナリオ通りの動きになったので、
トレードができますよね。

 

因みに、今回の場合だと、
2回トレードができるのですが、
1回目のトレードは損切になります。

 

ただし、
2回目のトレードに関しては、
上手くトレードができていますよね。

 

しかも、利益も伸ばせるので、
1回目の損失を取り返すだけでなく、
トータルでプラスにできます。

 

こんな感じで、
シナリオを複数持っておけば、
損切りになったとしても
慌てずに立て直す事ができます。

関連記事:FXで値動きを予想しても当たらない!やるべき事はコレ!

 

FXに勝率はそこまで関係ない

FXでトレードをする上で、
勝率を気にする人は多いですが、
上記のようにシナリオさえ
しっかり立てておけば、
勝率は関係なくプラスにできます。

 

先ほどのトレードにしても、
勝率は50%になりますが、
1回目の損切り幅よりも、
2回目の利食い幅の方が大きいので、
トータルではプラスです。

 

もちろん、
勝率が高ければいいですが、
FXをやる本来の目的は
勝率の高いトレードをするのではなく、
資金を増やすことですよね。

このことを考えると、
損失と利益の比率を調整すれば、
勝率が悪くても、
十分資金を増やすことができます。

関連記事:“高勝率な手法=FXで稼げる”という事ではない

 

トレードの精度を上げるには

FXにそこまで勝率は関係ないですし、
値動きの予想をしても
そこまで勝率は上がりません。

それに、いくら予想が当たっても、
その場面が自分のエントリーポイントでなければ、
意味もないですからね。

 

ただそうは言っても、
トレードの精度を上げられるなら、
上げたいですよね。

そこで私がオススメするのが、
チャートから大衆心理を考えて
トレードをすることです。

 

ローソク足が連なって
作られるチャートというのは、
相場参加者の心理によって作られています。

ということは、
チャートから大衆心理を考えて
トレードをしていった方が
やみくもに予想するよりも
ずっと精度が高くなります。

 

例えば、上昇トレンドというのは
売りたい人よりも
買いたい人の方が多い証拠です。

だから、上昇トレンドでは、
買いを狙っていくのがセオリーなのです。

 

また、水平線が効くのは、
そこで買ったり売ったりする人が
多くいるから反転するのです。

このように、
チャート上で起きる動きというのは、
必ず相場参加者が何かしらの
アクションを起こしています。

 

よって、このアクションを
読み取ることができれば、
勝率の高いトレードができるのは
なんとなく想像できると思います。

 

ですから、トレード精度を上げたいなら、
大衆心理を読む訓練をするのがオススメです。

もし、大衆心理について
詳しく知りたい場合は、
以下の記事を読んでみてください。
FXは買いたい人と売りたい人の気持ちを考えると覚醒する!

 

まとめ

今回は、FXで値動きを予想しても
勝率が上がらない理由について、
私の考えをお伝えしてきました。

 

FXは先がわからない
不確実な世界なので、
予想をしたところで、
結局は上がるか下がるかだけなので、
勝率はそこまで上がることはないでしょう。

 

むしろ、予想を必死にして
勝率を上げようとするよりも、
自分のトレードシナリオを立てて、
それに沿ってトレードをした方が
勝率が悪くても資金は増えていきます。

 

ですから、予想をして
勝率を上げようとするのではなく、
まずは自分のトレードシナリオを
しっかり立てられるようになることが
重要だと私は考えています。

 

トレードシナリオの立て方を
具体的に知りたい場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
FXで失敗しにくいトレードシナリオの書き方や考え方

 

 

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