FXで動きを予想できない？完璧に予想しなくても大丈夫ですよ！

FXは未来の値動きに対して
ポジションを保有していき、
利食いや損切をしながら
資金を増やしていきます。

その為、
レートの動きを完璧に予想できないと

「FXで稼げないのでは？」

なんて思ってしまいます。

実際問題、

「レートの動きが予想できないから
どうトレードすればいいかわからない」

なんて悩む人も多いです。

ですが、いくらFXが
未来の値動きに対して
ポジションを取るとは言っても、
そこまで予想をする必要はありません。

その理由について
今回はお伝えしていきます。

未来は誰にも予想できない

まず頭に入れておくべきことは、

“未来は誰にも予想できない”

ということです。

「そんなのわかってるよ！」
「当たり前だろ！」

なんて思うかもしれませんが、
実際にFXとなると、
この後の動きを予想しすぎて
迷っている人が多いんですよね。

あなたも経験ありませんか？

早く稼ぎたくて、
毎日トレードをしたくて、

「今日はどっちに動くんだ？」
「今からどっちに動くんだ？」

なんて予想しながら
トレードをしたことを。

FXで勝てなかった頃の私は
毎日のように予想してましたよ。

自分では未来のことは
誰にもわからないって
理解しておきながら（笑）

トレードが上手くいってない時って、
どうしても視野が狭くなって
つい予想して当てようとするんですよね。

だから、今一度、
未来は誰にも予想できない事を
頭に入れておきましょう。

関連記事：FXはその日の動きを予想する必要はナシ！まず考えるべき事とは？

ポイントは過去チャートから予想していく

FXで未来の動きを
“予想する必要はない”とはいえ、
完全に予想しないのは無理です。

予想というか、

「こんな動きになるかもな」

という”予測”は必要になります。

そして、その予測を上手くするには、
過去チャートからの流れを
しっかり確認する事が重要です。

例えば、今現在のレートが、
下記チャート画像の
黄色マルにあるとしましょう。

この時に、
今後の動きを予想していくわけですが、
重要なのはチャートの左側、
つまり過去の部分を見ていくことです。

今回のチャートであれば、
左側を見てみると、
高値と安値を切り上げているので、
上昇トレンドになっていますよね。

ということは、
今現在の状況は、

「売りたい人よりも、
買いたい人の方が多い」

と予想することができます。

よって、ここからの戦略としては、

「レートが下がってきたら買う」

という戦略を立てることができます。

そしたら、次に考えるのが、

「どこで反転しやすいのか？」

といった事を予想していくのですが、
この時に見るべきポイントが、
何度か反転した形跡がある場所や、
高値更新の起点となった場所です。

これらの場所というのは、
そこで買いと売りの
攻防があった証拠なので、
反転しやすい場所として見られています。

関連記事：効果的な水平線を引く際のちょっとしたコツとは？

今回でいうと、
下記チャート画像の赤ライン辺りが
それに当たります。

因みに、反転しそうな場所は、
今現在のレートから
近い場所だけで良いです。

あまり遠くの場所にラインを引いても
そこにいつ到達するのかわからないので。

そして、反転しそうな場所を予想して
ラインを引くことができたら、
今後の動きを予想して、

「どうなったら買っていくのか？」

ということをある程度決めておきます。

例えば、今回のチャートであれば、
私なら以下のような動きを予想して
買いを狙っていきます。

こんな感じでザックリ予想したら、
あとはレートが赤ラインに来るまで
待ち続けるだけです。

では、実際にその後どうなったかを
確認してみると以下のようになりました。

上側の赤ライン近辺で
下に抜けずにもみ合っていますよね。

ということは、

「売りたい人よりも、
買いたい人の方が多そうだ」

と考えることができるので、
次のローソク足で
買いエントリーをしていきます。

この後を動きを見てみると、
以下のようになりました。

運よく上昇していきましたね。

あとは損切り幅との割合を考えて、
自分の好きな位置で利食いをすれば、
資金が増えますよね。

このような感じで、
チャートの左側から
現在の流れを確認して
反転しそうな場所まで来たら
エントリーをしていけばいいだけです。

特に難しい予想は必要ないですよね。

「FXの動きが予想できないから
どうトレードすればいいかわからない」

という人の場合、
今後の動きを完璧に当てようとして
予想するからわからなくなるのです。

最初にお伝えしたように、
未来の事は誰も予想できないのだから、

「こんな感じになるかなー」

程度に軽く予想しておいて、
あとは実際の動きを見ながら
その場で判断していけばいいのです。

仮に、今回の予想が外れたとしても、
チャートが作った事実に沿って
再度トレードのシナリオを
作り直せばいいだけです。

もし、トレードシナリオの立て方について、
もう少し詳しく見てみたい場合は、
以下の記事を読んでみてください。
⇒FXで失敗しにくいトレードシナリオの書き方や考え方

わからないならトレードをしないこと

チャートの動きを予想して
上手くトレードをするなら、
過去チャートから現状を読み解いて
トレードシナリオを立てるのがコツです。

ただそうはいっても、
いくら過去チャートから
現状を分析しても、

「よくわからない」
「ちょっと迷うな」

みたいな状況もあります。

特にレンジ相場の場合、
売りたい人と買いたい人の割合が
同じぐらいなので、
どっちに動くか予想しにくいです。

その為、このような場合は、
トレードをしないのが一番です。

わからない状態で
無理にトレードをしたとしても、
余計な負けを引き起こすだけです。

仮に勝てたとしても、
わからない状態での勝ちは
間違った成功体験になります。

そして、その行為が癖になり、
続けていくと
資金を徐々に溶かしていき、

“気付いたら全部なくなっていた”

なんて事もありえます。

その為、わからない状態なら
トレードを見送る事が重要です。

むしろ、
トレードを見送るスキルを
身につけると、
トレードの成績は劇的に上がりますから。

関連記事：トレードを見送ることの重要性とは？

まとめ

FXで上手くいかない人の多くは、
未来の値動きを
完璧に当てようとする傾向があります。

頭の中では、

「未来は予想できない」

とわかっていても、
自分の資金が減るリスクを考えてしまい、
つい、完璧に予想しようとしまいます。

だから、色んな事を考えてしまい、
頭がごちゃごちゃになって、

「よくわからん！」

なんてことになるのです。

しかし実際は、
完璧に予想をする必要は全くなくて、
チャートの左側を見て、

・現在の流れを把握する
・反転しそうな場所に目途をつけておく

といったことをするだけで十分です。

そして、反転しそうな所に来たら、

「どうなったらエントリーするのか？」

というのをザックリ考えておくだけでも、
迷わずにトレードができるようになります。

その為、動きを予想するにしても、

「こうなるかなー」
「こうなったらこうトレードしようかなー」

みたいな軽い感覚で予想して、
あとは実際の動きを見ながら
トレードしていけばOKです。

もし、今回のこと以外にも、
予想の的中率を上げる方法について、
知りたい場合は、
以下の記事を読んでみてください。
⇒FXの値動きに対する予想の的中率を上げる方法はあるのか？