FXでは大きく動く指標があり、
その指標を狙って
トレードをする人が多いです。

実際に私自身も、
指標トレードは良くするのですが、
収入源の内の1つにはなっています。

 

そんなFXの指標トレードですが、

両建てを利用すると儲かる」

なんてことが噂されています。

 

では、その両建てを使ったトレードとは、
どんな手法だと思いますか?

 

今回はその両建て手法の内容を
暴露すると同時に
本当に儲かるのかをお伝えしていきます。

 

FXの指標で行う両建て手法とは?

では早速、指標トレードで
使うと儲かると言われる
両建て手法の内容をお伝えします。

 

まず、指標発表直前に
フルレバレッジを使って
両建てでエントリーをします。

そして、各ポジションに対して、
同じ値幅の損切りを設定して
あとは放置するだけです。

 

例えば、
指標発表前にエントリーして、

・損切り:-15pips
・利食い:+40pips

といった感じで、
両建てのポジションに
決済注文を入れておきます。

 

これによって、
上下どちらかに大きく動いたら、
損切りのポジションは
-15pipsの損失で済むけど、
利食いは+40pips取れるので、
100%の確率で、
トータルプラスになるのです。

 

あとは、これを大きく動く指標で
ひたすら繰り返していけば、
どんどん資金が増えていきます。

 

どうです?

単純な手法ですが、
理にかなったトレード方法ですよね。

これなら指標で楽に稼げて、
あっという間に”億トレーダー”
なんていうのも見えてきますよね。

 

両建て手法の落とし穴

上記ではFXの指標の動きを利用した
両建て手法の内容をお伝えしましたが、
実はこの手法には落とし穴があります。

 

指標発表前後はスプレッドが広がる

まず、指標発表直前と直後は、
スプレッドが大きく広がります。

その為、損切り幅を狭くすると、
指標発表直前のスプレッドの広がりで
損切りになる可能性が高くなります。

 

もし、こんなことになったら、
本来利益になったポジションが
指標発表前に損切りになる上に、
もう片方のポジションも
損切りになるので、
ダブルの損失となります。

 

指標はダマシ的な動きが多い

実は指標というのは、
発表時間直前になると、
売り買いの思惑が激しくなり、

“突然下に大きく動いたと思ったら、
いきなり上へ大きく動く”

といった動きが出やすいです。

 

しかも、この動きは、
大きく動く指標程起きやすくなります。

その為、このダマシ的な動きによって、
片方が損切りになった後に、
もう片方も損切りになるという
悲惨な結果になります。

 

逆指値の損切りがすべる

仮に指標発表後に、
スプレッドの広がりや
ダマシに巻き込まれずに
素直に動いたとしてましょう。

 

しかし、今度は、
損切りになっていい方のポジションの
損切りがすべる事態が発生します。

 

なぜなら、逆指値の仕組みというのは、

“レートが指定の位置に到達したら、
成り行きで注文を出す”

という仕組みだからです。

 

その為、指標の素早い大きな動きによって、
成り行き注文を出した際には、
すでに下がりきった場所に到達しているので、
そこで損切りが行われてしまうのです。

 

よって、結局は、
買いの損切りと売りの利食いが
同じ場所で行われて±ゼロになったり、
買いの損切り幅の方が
大きくなったりして、
逆に損をすることになります。

 

つまり、FXの指標を利用して
両建てをしたとしても、
何をしても結局、損になるのです。

 

海外のFX業者を使えばいける?

海外のFX業者には、
ゼロカットという制度があります。

これは、万が一暴落などによって、
自己資金以上の損失を出して
口座残高がマイナスになった場合、
マイナス分を補填してくれます。

関連記事:海外FXのゼロカットは最強!国内FXと比較したら安全さが判明!

 

その為、この仕組みを利用して、
全力で指標前に両建てをしておけば、
片方が強制ロスカットになっても、
ゼロカットで補填されるので、
最大損失は自己資金に抑えられます。

一方で、もう片方の方は、
そのまま利益を大きく取れるので、
トータルでプラスになるわけです。

 

が、しかし!

 

実は海外のFX業者では、
指標で両建てを使って
トレードする事を禁止しています。

 

なぜなら、
ゼロカットでの損失補填は
FX業者が負担しているからです。

その為、このようなトレードを
何度もされると、
業者側の負担が大きくなり、
経営に影響を及ぼしてしまいます。

 

ですから、
もし、指標で両建てトレードをした場合、
利益が取り消されるだけでなく、
補填したマイナス分を請求されます。

最悪、マイナス分を支払った後に
口座凍結になる可能性もあります。

 

だから、
海外のFX業者を使ったとしても、
指標での両建て手法では、
稼ぐことができないのです。

関連記事:海外FXで両建てが禁止の場合とOKの場合は?禁止の理由とは?

 

普通にトレードをするのが一番効果的

両建てを使って、
指標トレードをしたとしても、
今では失敗するだけです。

 

それであれば、
指標で大きく動いた後の動きを見て、
スプレッドが収まったら
トレードをするのが一番確実です。

 

例えば、大きく動く指標で
以下の画像のように、
下に大きく動いたとしましょう。

 

この状態だと、
レンジを下に大きく抜けたので、
多くの相場参加者は、

「売りたい」

と考えています。

 

その為、レートが戻ってきたら、
売りを待ち構えている人が多くいます。

ということは、
戻り売りを狙うのですが、
どこで売るのかが重要ですよね。

 

そんな時に役立つのが水平線です。

要するに、反応しそうな場所に
水平線を引いておき、
そこにレートが来るまで待つのです。

 

今回のチャートであれば、
レンジの下限に水平線が引けますね。

 

ここまでレートが戻ってきたら、
水平線付近の動きを見て、
反転し始めたところで
売りを狙っていきます。

 

では、その後の動きを見てみると、
以下のようになりました。

 

指標で大きく下に動いた後に
レートが水平線まで戻ってきて、
そこから反転下落していってますよね。

この場合だと、
水平線で反応して、
陰線が出た次の足で
エントリーがいいでしょうか。

 

あとは指標で落ちた安値付近で
利食いをしてもいいし、
更に伸ばして利食いをしてもいいでしょう。

 

このような感じで、
指標で大きく動いたとしても、

・全体の流れを確認
・反転しそうな場所を見つける

といったように、
基本に沿ったトレード戦略を立てて
エントリーをしていくだけで
普通に利益が出ます。

 

なんだったら、
上手くトレンドに乗ったら、
指標で動いた値幅以上に
利益を取ることだってできます。

こう考えると、
スプレッドが広がったり、
ダマシが起きるような場面で
わざわざギャンブル的に
ポジションを持つ必要がないですよね。

 

もし、このように、
指標でトレードをするコツを
更に詳しく知りたい場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
FXの指標も大衆心理を使ってトレードができる

 

まとめ

今回は、FXの指標で、
両建てを利用した手法の内容と
その落とし穴について
お伝えしてきました。

 

この両建て手法は、
FXが世に出回って間もないころに
よく使われていました。

しかし、時間が経つにつれて、
徐々に対策されるようになり、
今では無意味な手法となっています。

 

その為、指標トレードをするなら、
指標発表後の動きを見て、
普通にトレードをするのが良いです。

 

ただし、指標は色々と危険が多いので、
トレードせずに見送るのが無難です。

指標トレードをしなくても、
普通にFXで稼ぐことは可能ですからね。

 

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