FXで優位性のある手法を作る際のコツとは？

FXで優位性のある手法を作るには、
テクニカルを組み合わせたりして、

“複雑にする必要がある”

と考える人が意外に多いのですが、
実はそんな必要は全くありません。

優位性のある手法を作るのは
意外に簡単だったりします。

そこで今回は、
FXで優位性のある手法を
作るコツについて
お伝えしていきます。

優位性のある手法はシンプルな方が良い

FXで優位性のある手法は
実はシンプルなものが多いです。

なぜなら、シンプルな手法の方が、
再現性も高いので、
その分、優位性も出てくるからです。

FXで結果が出ない時って、

「みんなが知らないような手法こそが、
優位性がある手法だ！」

なんて考えて、
テクニカルやインジケーターを
複雑に合わせていくのですが、
これをやると逆に負けやすくなります。

この理由としては、
テクニカルやインジケーターを
いくつも組み合わせてしまうと、
過去のチャートの値動きに対して
過剰に最適化をしてしまうからです。

FXで作られるチャートは、
過去と似たような動きを繰り返しますが、
全く同じ動きをすることはありません。

その為、
テクニカルやインジケーターで
過去の値動きに
完全に合わせてしまうと、
少し違う動きをしただけで
通用しなくなってしまうのです。

また、手法を複雑にすると、
エントリーチャンスが激減します。

それでいて、
勝率100%というのはあり得ないので、
手法を複雑にしたところで
優位性が高まるわけではないのです。

関連記事：FXは単純な手法こそ結果が出やすい！これホントの話

優位性のある手法＝勝率が高い手法ではない

優位性のある手法と聞くと、

「勝率が高い手法」

と考える人が多いのですが、
勝率が高い手法が
優位性の高い手法ではありません。

例えば、損切りせずに
ナンピンをひたすらする手法は、
損を確定しないので
勝率が高くなる傾向があります。

しかし、損切りをせずにナンピンをして、
たった1回レートが戻ってこないだけで、
全ての資金を失ってしまいます。

逆に、勝率が50%であっても、
リスクリワードを1:2にすれば、
トータルでプラスになるので、
資金は増えていきます。

優位性のある手法というのは、
このような
トータルでプラスになる手法の事です。

勝率が高いからといって
FXで勝てるとは限らないのです。

この辺りは勘違いせずに、
しっかり意識しておきましょう。

関連記事：“高勝率な手法＝FXで稼げる”という事ではない

優位性のある手法を作りたいなら

もし、今現在特定の手法がなくて、
1から手法を作りたいなら、

・自分のトレード記録から作る
・他人の手法を真似て作る
・FX商材の手法を使う

といった方法を使うと、
優位性のある手法を作りやすいです。

特に、自分のトレード記録から
手法を作る場合は、
自分の癖がわかるので、
自分に合った手法ができやすいです。

私もこの方法を使って
手法を作ってみたところ
優位性の高い手法を作ることができて、
FXで結果を出すきっかけをつかめました。

しかも、これらの方法を使うと
ゼロから手法を作るよりも
圧倒的に効率的に
優位性のある手法を作れます。

ですから、
自分の手法を持っていない場合は
この方法はかなりオススメです。

もし、これらの方法について、
更に詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
⇒FXで自分に合う手法のルール作りはどうやればいい？

手法の優位性を高めたいなら

もし、今現在、
自分の手法を持っていて、
その手法の優位性を高めたいなら、
相場参加者の心理を
考えながらトレードをしていくと
トレードの精度が上がります。

FXは極端に言うと、
多数決のゲームです。

多くの相場参加者が考える方向と、
同じ方向に掛けていくことで、
エントリー後に順行しやすくなります。

ということは、誰が見ても、

「これは上（下）に行くだろ～」

といった場所でエントリーする手法こそが、
優位性の高い手法になります。

例えば、下記画像を見て、
どこでエントリーすれば、
優位性が高いかわかりますか？

どうでしょうか？

もし、上記のチャート画像を見て、

「よくわからない」

と感じたのであれば、
あなたは優位性を見つける力が
すでに備わっている可能性が高いです。

上記チャート画像をパッと見た瞬間、
レンジっぽい形になっていますよね。

このような状態では、
トレードできない事はないですが、
どこでエントリーをしたとしても、

「利益が伸びそうな感じはしないなー」

なんて感覚があると思います。

実際、こういうレンジ相場では、
他の相場参加者の多くも、

「良くわからない」

と感じています。

だからこそ、
上にも行けず、下にも行けない、
レンジ相場が続いているのです。

レンジ相場とは、
みんなが迷っている証拠ですから。

それでは、もう1枚、
下記画像を見てみてください。

上記画像だと、
明らかに上昇トレンドが
出ているのがわかりますよね。

このような状況であれば、
水平線が引けて、優位性の高い、
エントリー場所がわかると思います。

下記画像に簡単に水平線を引いてみると、
黄色マル辺りがエントリーポイントですかね。

どうです？

物凄い単純なエントリーですよね。

これは大多数の相場参加者が、

「今は上昇トレンド」

と判断しているので、
売りたい人よりも買いたい人の方が
明らかに多い状態です。

そして、買いたい人達というのは、
買いでエントリーをするにしても、

「なるべく安く買いたい」

と考えています。

その為、サポートラインがある場所まで
レートを引き付けてから
買いエントリーをしてきます。

この思惑が一致する為、
エントリー後に順行しやすいのです。

このように、
相場参加者の心理を考えながら、
シンプルにトレードをしていくだけでも、
十分優位性の高いトレードができます。

実際に私自身の手法も、

・上昇トレンド中の押し目買い
・下落トレンド中の戻り売り
・トレンド転換時の買いと売り

といったように、
水平線とローソク足しか使っていません。

そこに相場参加者の心理を考えて、
トレードの精度を高めてはいますが、
根本となる手法は、全て王道な手法です。

例えば、昨日なんて、
イギリスの総選挙で、
ポンドが大きく動きましたよね。

その時のトレードも、
下記画像の黄色マルでエントリーして、
水色マルで決済をしました。

これも良く見ると、
安値更新に失敗して、
戻り高値を上抜けてからの
単なる押し目買いですよね。

要するに、
単純なトレンド転換の形です。

こんな手法であっても、
60pipsは取れています。

その為、私の個人的な考えでは、
手法に優位性を持たせるなら、
相場参加者の心理を読む事を付け加えた
シンプルな手法が一番だと考えています。

もし、相場参加者の心理について、
詳しく学んでみたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
⇒FXでも相手の気持ちを考える事が重要です

まとめ

FXでなかなか結果が出ないと、

「FXで勝つには、
何か秘密の手法があるに違いない！」

と思って、色んなテクニカルを入れて、
パラメーターをいじくり回して、
手法を複雑にする傾向があります。

でも、実際は、
FXでは王道のトレード手法でも、
十分安定した結果を出すことができます。

というかむしろ、
王道のトレード手法だからこそ、
優位性が高くなるのです。

昔の私も散々テクニカルをいじったり、
色んな手法を組み合わせたりしたのですが、
結局、どの手法も使えずに、
辿り着いたのが王道的な手法でした。

その為、もしあなたが、
優位性のあるFX手法を探しているなら、
まずはシンプルな物にして、
それを徹底的に検証してみてください。

恐らく、シンプルな手法でも、
勝ててしまう事がわかると思いますから＾＾