FXでは、

「長期足の方向にエントリーするのが
一番勝率が高い」

と言われています。

 

特に、

“日足以上の方向と
同じ方向へエントリーすると良い”

なんてことを耳にするのですが、
これは正しいのでしょうか?

 

これは正しくもあり、
間違いでもあります。

なぜなら、
トレードする時間軸によって
エントリーが変わってくるからです。

 

では、日足を上手く使うには、
どのようにした方がいいのでしょうか?

今回はこのことについて、
私の考えをお伝えしていきます。

 

日足と同じ方向にエントリーするのが良い場合

日足と同じ方向に
エントリーするのが良い場合は、
基本的に日足メインでトレードする場合です。

 

例えば、

“日足が上昇トレンドであれば、
買いをメインにエントリー”

“下落トレンドであれば、
売りをメインにエントリー”

というトレードをするのが、
最も有効で勝率も高くなります。

 

日足でトレードをする場合、
スイングトレードになりますが、
同じ時間軸内でトレードをした方が
トレードも簡単です。

 

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日足と同じ方向へエントリーするのが良いとは限らない場合

一方で、日足と同じ方向へ
エントリーするのが良いとは限らない場合は、
日足より短期の時間軸でトレードをする場合です。

 

例えば、
1時間足でのトレードがメインの場合、
日足の方向と同じエントリーをしても、
上手くいくとは限りません。

むしろ上手くいかない方が、
多いかもしれません。

 

まずは以下の画像を見てください。

 

 

上記は日足チャートなのですが、
下落トレンドになっていますよね。

その為、日足をメインに
トレードしているのであれば、
売りをメインに考えるチャートの形ですが、
赤枠の箇所を1時間足で見ると、
以下の画像のようになります。

 

赤枠の箇所を見ると、
明らかに流れが上になっています。

よって、1時間足以下でのトレードを
メインにしている場合、
上昇の流れに沿って、
買いをメインで考えた方が、
勝率が高くなります。

 

このように、
自分がトレードをする時間軸を
基準にしないと、
いくら日足が下落トレンドだからと言って、

「売りエントリーしかしない!」

と固執していると、
負ける確率が高くなってしまいます。

 

日足の流れを気にする必要がある時間軸は?

これはあくまでも私の考えですが、
日足の流れを気にする必要があるのは、
日足以上のトレードで良いと思っています。

 

なぜなら、日足のチャートは、
ローソク足1本1本の値幅が大きいので、
たった数本のローソク足であっても、
1時間足などではトレンドが出るからです。

 

例えば、
下記画像は日足チャートなのですが、
先程と同じように日足で流れを見ると、
下落トレンドですよね。

 

しかし、赤枠の部分は、
日足のローソク足では3本ですが、
1時間足で見ると、
上昇トレンドになっています。

 

その為、日足より小さい時間軸で
トレードをする場合は、
短期の値幅を取っていくので、
日足の流れを気にしても、
あまりトレードに影響はありません。

 

私の感覚では、
1時間足以上でトレードをする場合は、
1時間足と4時間足を見ながら
トレードをすればいいと考えています。

また、15分足以下だと、
全体の流れを1時間足ぐらいで見て、
エントリーのポイントを
15分足以下で見ればいいと考えています。

 

ただ、そうは言っても、
日足を完全に見ないと、
大きな流れを見落とす事になるので、
その日にチャートを初めて見る時に
パッと見るぐらいしておくといいでしょう。

 

短期の時間軸でも日足と同じ方向が有効な場合もある

日足以下の時間軸でトレードをする場合、
基本的には日足の流れは、
そこまで気にする必要はありません。

しかし、短期の時間軸でも、
日足と同じ方向へエントリーするのが
有効な場合もあります。

 

それが、日足の流れと、
短期足の流れが同じ時です。

例えば、1時間足をメインに
トレードをする場合、

・日足:上昇トレンド
・1時間足:上昇トレンド

という状態になっていた場合です。

 

このような場合は、
どちらもトレンドが同じ方向なので、
買いを狙っていった方が
勝率が高く、利益も伸びやすくなります。

 

因みに、これは、

・1時間足:上昇トレンド
・5分足:上昇トレンド

といったように、
どの時間軸の組み合わせでも
原理は同じです。

 

要するに、長期の時間足と、
短期の時間足をシンクロさせて
トレードをするのです。

もし、複数の時間足を
シンクロさせてトレードする方法について、
詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
FXで複数の時間足チャートをシンクロさせてトレードする方法

 

日足はサポレジで使うのが効果的

日足をメインでトレードをする場合は、
日足を見て全体の流れを意識しながら
トレードをしていくと効果的です。

 

しかし、
4時間足以下でトレードをする場合は、
日足はサポレジで使うのが効果的です。

つまり、
エントリーと決済の目途として使うのです。

 

なぜなら、日足のサポートラインや
レジスタンスラインというのは、
大口投資家など、
大多数のトレーダーに意識されるので、
レートがそこに来ると、
反転する可能性が高くなるからです。

 

ですから、日足を有効活用するなら、
日足のサポレジに水平線を引いておいて、
そこをエントリーや決済の目途にすると、
短期の時間軸でトレードする際も有効です。

 

因みに私の場合は、
15分足のデイトレがメインなのですが、
日足のサポレジは重要視しているので、
その水平線の色を変えています。

 

これによって、日足を見なくても、

「あ、日足のサポートラインに来たな」

「じゃあ、ここで反転するかもな」

と判断ができるので、
トレードがしやすくなります。

 

MAもサポレジに使うと効果的

因みに、日足はサポレジなどの
水平線だけでなく、
MA(移動平均線)もよく効きます。

その為、もし水平線だけでは
不安がある場合は、
MAも使ってみると
トレードがやりやすくなると思います。

 

例えば、下記チャート画像は
1時間足チャートなのですが、
赤枠の部分は
短期的に下落トレンドになっています。
(青色のラインはMAです)

 

その為、ここから更に
下げても良さそうなのですが、
反転上昇していますよね。

 

この理由ですが、
日足を見てみればわかります。

 

日足のMAが思いっきり効いてますよね。

このような感じで、
日足のMAというのも、
水平線と同様によく効くので、
サポレジや
エントリーの目安に使うと効果的です。

 

因みに、
MAの数値や種類に関しては
ぶっちゃけ何でもいいです。

自分の使いやすいと思うものを
使えばそれでOKです。

もし、私がMAを使うとしたら、
王道のSMA20辺りですかね。

 

因みに、一応MAにも、
使う時の目安があるのですが、
もし詳しく知りたい場合は
以下の記事も読んでみてください。
FXのチャートで使う移動平均線の期間設定は何がいいの?

 

まとめ

今回は、日足と同じ方向へ
エントリーするのが正しいのか?
という事に関して、
私の考えをお伝えしてきました。

 

日足のような大きな時間軸の場合、
トレードする時間軸によって、
同じ方向へエントリーするのが
上手くいく場合と、
そうでない場合が存在します。

 

特にデイトレードをするような場合は、
日足の流れはそこまで気にしなくても
問題はありません。

むしろ、サポレジラインとして
使った方が有効です。

 

しかし、
日足の流れを把握しておいた方が
良いことは確かなので、
その日に初めてチャートをチェックする際に
ザッと確認しておくのが良いでしょう。

これをしておくだけでも
全体の流れが頭に入って
間違った方向へトレードすることを
防ぐことができると思います。

 

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