FXのトレードでは、
色んな勝てる手法があるので、
自分に合った手法を使えば良いと、
個人的には思っています。

ただし、手法自体は何でもいいとはいえ、
利確と損切の比率に関しては、
ある程度気を使った方がいいです。

 

なぜなら、利確と損切りの比率で、
精神的な負担が変わってくるからです。

では、利確と損切の比率は
いくつがベストなのでしょうか?

 

今回はこの事について、
私の考えをお伝えしていきます。

 

利確と損切の比率はいくつがベスト?

では早速、
ベストな利確と損切の比率ですが、
私の中では2:1と考えています。

つまり、損切りが-10pipsなら、
利確は+20pipsという事です。

 

なぜ、この比率が良いのかというと、
2連敗しても1回の利確で
損失を全て取り返すことができて、
勝率もそこそこ高くできるからです。

 

これはあくまでも
私の検証結果なのですが、
ほとんどの手法で
利確と損切比率を2:1にして検証をすると、
勝率が大体50%前後になって、
トータルでプラスになります。

 

そして、その検証結果から、

・勝ちやすいパターン
・負けやすいパターン

というのを把握しながら、
エントリーの仕方などを調整していくと、
利確と損切の比率2:1をキープしながら
勝率を70%ぐらいまで高めることができます。

 

これだと、精神的にかなり楽に
トレードができるので、
利確と損切の比率は2:1がベストだと、
私は考えています。

 

利確と損切り比率が3:1以上はどうなのか?

利確と損切り比率を3:1以上にしても、
何の問題もありません。

このぐらいの比率であれば、
3連敗しても1回の利確で
全てを取り返せますからね。

 

しかし、このぐらいの比率にすると、
勝率がけっこう下がる傾向があります。

やはり、利確の幅を広げると、
その分、サポレジなど、
上位足の節目となる場所に
ぶつかりやすくなって、
レートが戻りやすくなります。

 

また、損益比率をよくする為に
損切りの幅を小さくすると、
ちょっとしたノイズで
損切りになりやすいので、
損切りになる確率が上がって
勝率が落ちる傾向があります。

 

これ以外にも、
損切りが根拠の崩れた位置へ
設定できなくなって、
損切り貧乏にもなりやすくなります。

関連記事:損切りを我慢すべき場所とそうでない場所とは?

 

更に利確幅を広げると、
決済までに時間が掛かるので、
その分、ストレスも大きくなります。

特に、長い時間保有していたのに、
含み益がなくなって、
損切りになんてなった時には、
精神的苦痛がすごく強くなります。

 

その為、利確と損切の比率を
3:1以上にする場合は、

「含み益がなくなってもいいから
とにかく利益を伸ばしたい」

「勝率が低くても良いから
1回で大きく利益を取りたい」

といった性格の人が向いています。

 

利確と損切の比率が1:1以下はどうなのか?

次に、利確と損切の比率が
1:1以下の場合ですが、
この場合は勝率が高くなる傾向があります。

 

特にスキャルピングなんかは
勝率重視の薄利多売なので、

“利確と損切の比率が1:2”

なんていうのも多いです。

 

だから、勝率を重視したい場合は、
この比率の差を小さくすると
良いかもしれません。

 

が、しかし!

 

FXのトレードで、
勝率が高いに越したことはありませんが、
勝率が高い事による弊害も出てきます

 

例えば、勝率が80%ある
手法を使っている場合、
理論上では10回トレードしたら、
負けはたった2回ですよね。

でも、実際にそんな事はなく、
3連敗や4連敗する事も頻繁にあります。

 

いくら勝率80%といっても、
それはトレード回数を重ねれば重ねるほど、
“その勝率に近付く”という意味なので、
10回トレードしたからといって、
8回必ず勝てる訳ではありません。

“20連敗後に80連勝して勝率80%”
という事もありえるのです。

 

その為、FXでは、
利確を損切りよりも小さい比率にして、
勝率80%の手法を作ったとしても、
普通に3連敗、4連敗はあります。

 

この事を知らない状態でトレードをして、
連敗してしまうと、

「勝率80%なのに何で連敗するの!?」
「もうこれ以上負けられない!」

と焦ってしまい、
すぐに取り返そうとして、
本来のポイントでない場所で、
エントリーをしてしまいます。

 

これによって、
その手法の本来の優位性が崩れて、
勝率80%どころか、
勝率が30%程度になってしまい、
最後には

「この手法使えねー」

なんて事が起きて、
FXでよくある、
手法探しの旅に迷走してしまうのです。

 

実際に昔の私自身も、
FXで勝てていなかった頃は、
この事を理解していなかったので、
利確と損切りの比率が悪い、
高勝率の手法を使って
トレードをしていたのですが、
ちょっと連敗するだけで、

「ダメだ、この手法・・・」

なんて文句を言いながら、
また新しい手法探しの旅に出ていました。

 

しかも、利確と損切りの比率が悪いと、
1回負けた後に、次勝ったとしても、
まだトータルでマイナスなので、

「もう1回勝たないと・・・」

といった感じで、
無理にもう1回トレードをしようとして、
ここでも本来のポイントでない場所で、
エントリーをしてしまい、
負けやすくなります。

 

だから、利確と損切の比率を
1:1以下にすると、
勝率は上がる傾向にありますが、
意外にストレスは大きかったりします。

関連記事:“高勝率な手法=FXで稼げる”という事ではない

 

比率によってトレードの心持ちも変わる

これは実際に経験してみると
わかるのですが、
利確と損切の比率によって、
トレードをする際の心持ちも変わります。

 

例えば、
利確と損切り比率が悪くても、
勝率が80%あれば、

「勝率が高いから
精神的にも楽だろうな」

なんて考えがちなのですが、
実際は、

「2回しか負けられない!」

と思ってトレードをする事の方が多いです。

 

その為、たった1回負けただけでも、

「次負けたらヤバい!」

なんて考えてしまい、
エントリーの躊躇や
ポイントでない場所で
エントリーをしてしまい、
手法の優位性を崩しやすくなります。

 

一方で、
利確と損切り比率が2:1で、
勝率が50%程度の手法でも、

「2連敗しても1回で取り返せる」

と考えて、
トレードができる傾向があります。

 

よって、精神的な負担が比較的少なく、
落ち着いてトレードができます。

しかも、手法を洗練させて、
勝率を60~70%にできれば、
その余裕は更に大きくなります。

 

このように、
利確と損切の比率によって
トレードをする際の心持も大分変わるので、
実はこの比率というのは、
かなり重要なのです。

 

私自身も損益比率を良くして
勝率を60~70%ぐらいにした方が

「これ以上負けられない」

みたいな変な焦りがないので、
精神的に余裕をもって
トレードができています。

 

ただ、この辺りの感じ方は
人によって変わってくるので、
自分はどっちの方が
精神的な余裕がでるのかを
考えて決めるのがいいでしょう。

 

まとめ

今回は、FXでトレードをする際の、
利確と損切りの比率について、
私の考えをお伝えしてきました。

 

FXで安定して勝ち続けるには、

いかに精神的なストレスを減らすか?

という事がとても大切です。

 

心が追い込まれた状態でトレードするのと、
心に余裕を持ってトレードするのでは、
どっちがFXで結果が出やすくなるかは、
簡単にわかりますよね。

 

利確と損切の比率を
1:2や3:1など極端にすると、
その分、精神的な負担も
大きくなる傾向があるので、
このようなことからも、
利確と損切の比率は2:1がベストだと
私は考えています。

 

ただし、これはあくまでも
私の性格や考えを基にしているので、
全ての人に当てはまるわけではありません。

その為、今回の内容を頭に入れながら、
自分の性格を考えてみて、
比率を決めていくと効果的だと思います。

 

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