FXで安定した結果を出し続けるには、
損切りは絶対必要だと私は考えています。

 

損切りが出来ないというのは、
リスクを受け入れる事が
出来ない証拠なので、
そんな状態でFXをやっても、
いつか必ず資金を失うでしょう。

実際に私自身も損切りできずに、
何度も強制ロスカットになって、
結局1,000万以上の損失を出しています。

 

ただ、損切りができると言っても、
早過ぎる損切りは、
逆に損切り貧乏を招いて、
資金が右肩下がりに減っていきます。

 

では、損切りというのは、
本来どのようにすべきなのでしょうか?

今回はこの辺りについて
私の考えをお伝えしていきます。

 

損切りは根拠の崩れた場所ですべき

早すぎる損切りというのは、
損切り貧乏を招くことになります。

 

その為、損切りは本来、

「ここを抜けたらダメだな」

と相場参加者が諦めてくる場所で
するのが基本です。

 

例えば、
下記チャート画像の黄色マルで
売りエントリーをした場合、
どこを抜けたら相場参加者が諦めて
損切りをしてくると思いますか?

 

どうでしょうか?

私であれば、
下記画像の赤ラインを抜けたら、
相場参加者が諦めてくると判断します。

 

まず全体の流れとしては、
下落トレンドですよね。

よって、買っている人よりも
売っている人の方が多い状態です。

 

そして、この状態に加えて、
赤ラインはレジスタンスラインとなって
反転下落をし始めています。

ということは、
赤ライン近辺で売った人がいる証拠です。

 

その為、赤ライン近辺で売った人達は
赤ラインを上抜けると含み損になるので、
損失を最小限に抑えるために、
赤ラインを上抜けると損切りをしてきます。

 

更にこれに加えて、
全体の流れが下落トレンドなので、
売りポジションが
多く溜まっている証拠でもあります。

 

よって、赤ラインを上抜けると、
上の方から売っていて
含み益になっていた人達も

「安値更新に失敗したかも」
「逃げないと利益がなくなる」

と判断して、
売りポジションを決済してきます。

 

このような決済によって、
レートが一気に上昇しやすくなります。

ですから、
赤ラインを上抜けたら
“相場参加者が諦めてくる”
と判断することができるのです。

 

では、その後の動きを
下記のチャート画像で
確認してみてください。

 

上記画像を見ればわかるように、
赤ラインを上抜けたら
一方的にレートが上昇していますよね。

この場合、基本的な損切り位置は
やはり赤ラインの上か、
遅くても水色ラインを抜けたらになります。

 

このような感じで、
本来損切りというのは、
相場参加者が一斉に諦めてくる場所に
設定するものなのです。

 

因みに、この損切の考え方は、
相場参加者の心理を
チャートから読めるようになれば
できるようになります。

このことについて、
もう少し詳しく知りたい場合は、
まずは以下の記事を読んでみてください。
実践例を紹介!FXのトレードで損切りラインはどこに置く?

 

早すぎる損切りは逆に自分を苦しめることになる?

損切りが早すぎる場合、
逆に自分を苦しめることにも
なりかねません。

なぜなら、損切りが早すぎると、
自分が損切りした後に
思っていた方向へ
動く確率が多くなるからです。

 

損切りをした後に思った方向へ
動くことが多くなると、
悔しさからすぐに、
ポジションを取り直したりして、
ポジポジ病になるリスクも高くなります。

 

また、このことが増えると今度は、

「自分が損切りした後に
思っていた方向に動くな・・・」

「てことは損切りしない方が良いんじゃないか?」

なんて思ってしまい、
損切りをしなくなってしまう事もあります。

 

しかし、
自分が損切りをしない時に限って
レートがどんどん逆行していき、

・損切りせずに放置
・ナンピンをする

なんてことをしてしまい、
最終的に強制ロスカットになり、

“全ての資金を失ってしまった”

といったことも起きることがあります。

 

FXを始めた当初の私も、

「損切りをしないと破産する」

といったことはよく目にしていたので
損切りをしていたのですが、
チャートの位置などを考えずに
逆行されたすぐに損切りをしていました。

 

そしたら、1発で破産はしないにせよ、
ジワジワ資金が減っていって、
結局1発で取り返そうとしてしまい
大損した経験があります。

 

もちろん、
自分の手法を徹底的に検証して

「この形になったらダメだから
すぐに損切りをする」

というような感じで、
自分の中に根拠があるなら
その損切りは正解です。

 

ただし、
単に損をするのが嫌だからという理由で、
損切りが早すぎてしまうのは、

「正しい損切りをしている」

とは少し言い難い部分があります。

 

損切りは自分都合でするものではない

実は私の教え子にも、
損切りはちゃんとできるのですが、
早すぎるせいで、

“損切りをした後に、
思っていた方向に動く”

というのが多い人がいました。

 

その人の場合、

「できるだけ損をしたくない」

という自分都合で考えているせいで、
早過ぎる損切りをしているので、
逆に損切りに貧乏になっていました。

 

しかし、上記でお伝えしたように、
損切りは相場参加者の心理を考えて、

「ここを抜けたらダメだ」

という場所に設定するものです。

 

よって、極端に言ってしまえば、
相場参加者が
諦めてくる場所を抜けるまでは、
含み損を抱えたとしても、
損切りをする必要はありません。

 

FXのトレードをしていると

“含み損を抱えずに利食いするトレードが正解”

なんてイメージがありますが、
実際は全くそんなことはないです。

 

むしろ、含み損を抱えたとしても、
根拠の崩れた場所を抜けずに
利食いになれば、
それが正解のトレードなのです。

 

逆に少し含み損を抱えたからといって、

「含み損を抱えた!」
「じゃあ、損切り!」

なんて早すぎる損切りをしていたら、
資金は増えにくくなります。

関連記事:損切りを我慢すべき場所とそうでない場所とは?

 

早すぎる損切りは自信がない証拠でもある

早すぎる損切りをしてしまう場合、
自分のトレードに
自信がない証拠でもあります。

 

要するに、
自分のトレードが

「どうなったらダメなのか?」

というのを把握していないために、
少し逆行するだけで
すぐに損切りをしているのです。

 

ここで少し考えてみてください。

 

もし、自分がエントリー後に
-15pipsの含み損を抱えても
“利食いになる確率が90%以上”
だとわかっていたら、
-5pipsの含み損を抱えたら
すぐに損切りするでしょうか?

 

恐らくしないですよね。

損切りをするにしても、
-20pipsぐらいになるまで
損切りは我慢できると思います。

 

ということは、
早すぎる損切りというのは、
自分のトレードを細かく把握しておらず、
自信がない証拠なのです。

 

ですから損切りが早すぎて
悩んでいるような場合は、
自分が使っている手法を
徹底的に検証して

「これなら損切りをしても
トータルでプラスになる!」

という自信をつけるのがいいでしょう。

 

そうすれば、
損をする事に対して
ビクビクすることなく、
自信を持ってトレードができて、
良い結果が出ると思います。

 

もし、検証方法について
よくわからない場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
一気に勝ち組へ!FXの検証で確認すべき項目とは?

FXの検証回数は最低100トレードは必要!その理由はなぜ?

 

まとめ

損切りを素早くできれば、
確かに損を少なく抑えることができます。

しかし、早すぎる損切りは、
損を少なく抑えることはできても、
それ以上に利益を取り逃すことになり、
トータルの成績では
マイナスになることが多くあります。

 

ですから、損切りが早すぎて
悩んでいるような場合は、
自分の手法を徹底的に検証して

「これなら損切りをしても
トータルでプラスになる」

という自信をつけることから
まずは始めるのが良いでしょう。

 

Visited 1 times, 1 visit(s) today

P.S. メルマガを始めました

大衆心理を中心に、
FXで勝つ為のコツをお伝えしていきます。

「FX歴が長いけど勝てない」
という方には特におススメです。

もちろん、"勉強すべき事がわからない"
という場合にもオススメです。

メルマガの詳細内容はコチラ


登録はもちろん無料で、
解除もワンクリックで出来ます。