FXチャート練習問題1 大衆心理がどう働いていると思う？

今回は、いつもとは趣向を変えて、
FXのチャートを読み解く、
練習問題を作ってみました。

基本的にこの場は、
私が思ったことを書くブログなので、
一方的にチャートの見方や、
FXに対する考え方をお伝えしています。

ただ、昨日、いつも通り
検証をしていたのですが、
その際に、

「このチャートは何でこうなった？」

といったように、
大衆心理を考えながら、
FXの検証していました。

その時にふと、

「ブログの読者さんにも、
考えてもらうのもアリだな」

なんて思ったわけです。

やはり、一方的に与えられるよりも、
自分で考えた方が、
血となり肉となるので、
チャートの心理を読み解く練習は
非常に効果的です。

そこで今回は、
FXチャートの練習問題を
やってみたいと思います。

では、今回の、
FXチャート練習問題は、
以下の画像内にある、
黄色枠での大衆心理になります。

上記チャート画像の黄色枠では、
全て下落が起きていますが、
この下落が起きた理由を
考えてみましょう。

因みに、今回は、1個目の黄色枠で、
どんな心理が働いて下落が起きたのか？
といった事を考えてみてください。

下落の理由を考えたら、
下へスクロールして
私の考えを読んでみて下さい。

すぐに答えを見ようとしたアナタ！

ちゃんと考えてください（笑）

そんなことじゃ
FXで勝てるようになりませんよ。

では、しっかり考えたら、
以下に私の考えが書いてあるので、
自分の考えと比較してみてください。

それではいきます。

まず、パッと見た瞬間、
“上昇トレンド”
というのがわかりますよね。

その為、多くの相場参加者は、

「下がったら買いたい」

と考えています。

だから、一番左側の高値を更新したら、
一度押し目買いが入っていますよね。

そして、そこから買った人達は、
高値更新をして欲しいのですが、
直近の高値を更新できずに、
抑えられていますよね。

このような動きが出ると、
押し目買いをした人達や、
下の方から買って
含み益になっている人達は、

「あれ、高値を更新しない」
「ちょっと危ないかも」

と考え始めて、
利食いの決済が入って下がります。

ただ、この時点では、
まだ大きく下がる確率は低いです。

なぜなら、大前提として、
上昇トレンドが出ているので、
この程度の下げでは、

「下がるかもしれない」

という程度なので、
本格的な利食いが
入ってくる可能性は低いです。

むしろ、まだ買いが入ってくる
可能性の方が高いです。

そしてその後、一度下がるけど、
今度は直近の安値に届かずに、
再度上昇していますよね。

しかも、少し高値を更新しています。

こうなると、
一気に買いが強気になるので、
買っている人達の利食いや、
新規の逆張り売りは
ほとんど入ってきません。

むしろ、
ブレイクを狙った押し目買いが
入ってくるので、
高値を更新した後に下げても、
少ししか下げずに、
再度上昇してますよね。

そして高値を更新して、

さぁ、一気に突き抜けていくぞ！

と思いきや！

突然上ヒゲを出した、
大きめの陰線が出たわけです。

こうなると一気に形成逆転です。

これはリアルでの動きを見ていないので、
ちょっと断言はできませんが、
このローソク足のでき方からすると、
恐らく、高値を更新した時に、
ドンッと一瞬の急騰が起きたと思います。

このように一瞬で急騰すると、
買っている人達は、
短期間で含み益が増えたことから、

「お、利食いチャンス！」

と判断して思わず利食いをしてくるので、
レートが下落し始めます。

更にこれに加えて、
一瞬でブレイクすることで、
ブレイク買いを狙っていた人達も、

「ヤバイ！置いてかれちゃう！」

と慌てて飛びつき買いをしてきます。

しかし、買いの利食いによって、
レートが下がってくることで、

「あれ、伸びない・・・」
「やばい！ダマシかも！」

と判断して、
今度は慌てて損切りをしてきます。

このようにしてダマシが起きて、
上ヒゲ陰線が出来上がります。

この上ヒゲ陰線によって、
チャートの上の方で買っていた人達も、

「ヤバイ、このままだと損が大きくなる」

と判断して、慌てて利食いや建値、
または微損で逃げてくるので、
更に下落することになるのです。

そして、最後は、
下記画像の赤ライン近辺で
買った人達の損切りが出ることで、
下げが加速していったのです。

これが、
この記事の冒頭で問題を出した、
上記チャート画像の黄色枠での
下落が起こった理由になります。

どうでしょうか？

同じように考えることができましたか？

もし、あなたの考えが、
上記で説明したような感じと、
1つでも同じ箇所があれば、
あなたは大衆心理が
読めてきている証拠です。

仮に全くわからなくても、
今から練習すれば良いだけですし、
それはあなたに、
まだまだ伸びしろがある事を意味するので、
前向きに捉えましょう＾＾

まぁ・・・
偉そうにチャート説明をしていますが、
こんなの後付の説明なので、
いくらでも説明できるんですけどね。

それでも、順を追ってチャートを
読み解いていけば、

「なんでこの動きになったのか？」

というのがわかり、
それを自分のトレードに活かすことで、
精度が上がることは事実です。

だから、もしあなたが、
今回の説明を読んで、
得るものがあると感じたら、
是非、大衆心理を
読む練習をしてみてください。

残りの2つの練習問題については、
長くなってしまったので、
次回以降に説明していきますね。

また次回も読んでいただけると
嬉しく思います。

それではまた！