FXでトレードをする上で、
利食いの仕方に迷う人は多いです。

 

エントリーや損切のポイントだと、

・入るべき場所
・切るべき場所
・入ってはダメな場所
・切ってはダメな場所

というのはある程度決まっているので、
迷うことはあまりありません。

 

ただ、利食いのポイントとなると、

・細かく利食いをするのもアリ
・大きく伸ばすのもアリ
・分割で利食いをするのもアリ

といったように、
特に決まりはなく、
どこで利食いをしてもOKです。

 

私たちは毎日を
決められたルールの中で生きているので、
逆に決まりがない事に関して
決め事を作ろうとすると、
一気に迷ってわからなくなるんですよね。

 

私のところにも、
「利食いの仕方がわからない」
と悩みがよく来ますが、
これの心理としては、

「頂点や底値での利食い方法がわからない」

ということです。

 

この気持ち、すごく良くわかりますが、
はっきり言って不可能です。

 

ただ、自分のトレード記録から、
なるべく頂点や底値で
利食いをする方法は、
なくもなかったりします。

それがポジションの保有時間から
利食いの目安を決めることです。

 

ポジションの最大含み益の時間を見る

トレード記録を取る際に、
あなたはポジションの
保有時間をチェックしていますか?

 

実はポジションの保有時間も、
あなたのトレードの癖を教えてくれます。

 

例えば、ポジションの保有時間から、

“勝ちトレードの保有時間が平均30分”

ということがわかれば、
エントリー後に30分経って、
含み益が乗っていれば、

「そろそろ利食いの時間だな」

ということがわかりますよね。

 

このように保有時間から、
なるべく頂点や底値で
利食いをする方法として、
ポジションの
“最大含み益に対する保有時間”
というを計算するのです。

 

例えば、
デモトレードや検証でもいいので、
自分が使っている手法で、
エントリー後に利食いをせずに
損切りになるまで
利益を伸ばし続けるのです。

その際に、エントリー時間から、
最も含み益が大きかった時間を
計算することで、
そのポジションに対する、
最大含み益の時間がでますよね。

 

そして、このデータを
最低100個以上集めて、
最大含み益の平均時間を出すのです。

そうすれば、その平均の保有時間が、
あなたのトレードに対して、
頂点や底値で利食いできる場所に
限りなく近いことになりますよね。

 

その為、例えば、
最大含み益の平均時間が2時間なら、
含み益が乗ってから2時間経つ頃に、

「そろそろ反転するな」

というのがわかるので、
2時間経った頃に、
チャートの形から
反転のサインが出たりしたら、
そこで利食いをすればいいのです。

 

このような感じて、
自分のトレード記録や、
検証記録などから
ポジションの保有時間を計算すると、
自分だけのオリジナルの
利食い方法が見つかりますよね。

 

保有時間と色々組み合わせてみると更に効果的

上記では、
ポジションの保有時間から、
利益を最大限に取れる方法を
お伝えしました。

 

更にこの最大含み益時間に加えて、

・サポレジの有無
・チャートの形
・最大含み益の値幅
・トレンド

といった事をチェックして、
組み合わせていけば、
頂点や底値で利食いをできる精度が
更に上がるでしょう。

 

サポレジの有無

例えば、ポジションの保有時間が
“平均2時間で最大利益になる”
という記録に加えて、

「サポレジにぶつかると反転しやすい」

ということがわかれば、
頂点や底値で利食いをする場所は、

“保有時間が2時間+サポレジ”

と決めることができますよね。

 

これによって、より頂点で
利食いができる可能性が高まります。

 

チャートの形

最大含み益の時間と
チャートの形を組み合わせる場合も
効果的な利食いが可能です。

 

例えば、
最大含み益時間が2時間の場合、
その時間時のチャート形状を見て、

“含み益の時間が2時間経ったぐらいから、
揉み合って反転することが多い”

ということがわかれば、
頂点や底値で利食いをする方法は、

“保有時間が2時間+揉み合いの形”

と決めることもできますよね。

 

そうすれば、
利益を取りこぼさずに
頂点に近い場所で
利食いをすることも可能です。

 

最大含み益の値幅

これは最大含み益の時間だけでなく、
最大含み益の値幅と合わせた
利食い方法になります。

 

例えば、自分のトレードの
最大含み益が平均で50pipsで、
最大含み益の時間が2時間だったとしましょう。

この場合、
この2つが組み合わさったら
利食いをすれば
頂点で利食いできる確率が高いですよね。

 

更にこの事に加えて、
自分がエントリー後に短時間で
最大含み益まで到達したら

「最大含み益の時間に達してないのに
最大含み益の値幅に達した」

「ということは相場の勢いが強いので
まだ利益が伸びるかもな」

といった判断ができて
いつもよりも利益を
伸ばすこともできたりします。

 

このように、
最大含み益の時間と
最大含み益の値幅を合わせても
効果的な利食いが可能になります。

 

トレンド

トレンドが出ている時と
出ていない時の
最大含み益の時間もチェックすると
より利食いの精度が高まります。

 

例えば、
トレンドが出ている最中は
最大含み益の時間が長くなって
レンジの最中は
最大含み益の時間が短くなったとしましょう。

 

そしたら、これを基にして
トレンドがある時とトレンドがない時の
利食い時間を分ければ、
より精度の高い利食いができますよね。

これに合わせてサポレジの有無や
チャートの形状なんかも併せると
より効果的でしょう。

 

このような感じで、
ポジションの保有時間に、
別のアクセントを加えてみると、
頂点や底値で利食いをできる精度が
より上がっていくでしょう。

 

この方法を使う際の注意点

ポジションの保有時間から
利食いのポイントを決める方法を使う場合、
1つだけ注意点があります。

 

それが・・・

どの市場でエントリーしているか?

ということになります。

 

FXでは、

・オセアニア時間
・アジア時間
・欧州時間
・ニューヨーク時間

といったように、
市場が分かれていて、
これらの市場によって、
値動きが変わってきます。

 

その為、例えば、

アジア時間でエントリーしたら、
値動きが少ないので、
保有時間が長くなる。

逆に欧州時間になったら、
値動きが大きくなって、
保有時間が短くなる。

 

といった傾向が出てくると思うので、
市場ごとに最大含み益の時間を
まずは分けた方が良いでしょう。

そして、市場に関係なく、
平均の最大含み益時間が同じなら、
全トレードでその平均時間を
採用すればいいと思います。

 

もし、市場の時間帯別値動きについて、
詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
FXには時間帯で動きに特徴が!その際のトレードの注意点とは?

 

まとめ

今回は、ポジションの保有時間から、
“利食いの目安を決める方法”
というのをお伝えしてきました。

 

利食いをする際に、
頂点や底値で
利食いをすることは不可能ですが、
今回お伝えした方法を使えば、
自分のトレード手法に対して、

“できる限り頂点や底値で利食いをする”

ということは可能になると思います。

 

もちろん、それでも
頂点や底値での利食いが
無理な事もありますが、
このようなデータを取ることで、

「どうなったら反転しやすいのか?」

といった目安がわかるので、
自分の中である程度納得して
利食いを実行できるようになるはずです。

 

だから、もしあなたが、
利食い方法に迷っているなら、
ポジションの保有時間を
チェックしてみると
いいかもしれませんよ^^

 

もし、その他の利食い方法を
知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
欲張り過ぎて利確を逃してしまう時の対処法とは?

 

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