FXのトレードをする場合、
デイトレードだと常にチャートを見て
トレードをすることがほとんどです。

 

ですが、実はFXは
エントリー後にチャートを見ない方が
勝てることの方が多かったりします。

 

では、なぜエントリー後に
チャートを見なくても勝てるのでしょうか?

このことについて、
今回は私の考えをお伝えしていきます。

 

余計な利食いや損切りがなくなる

FXがエントリー後にチャートを見なくても
勝てる理由の1つに、
余計な利食いや損切りがなくなるからです

 

これは昔の私もそうだったのですが、
エントリー後にずっとチャートを見ていると、
すぐに逆行されたら、

「あぁ、ダメかもしれない」

なんて思ってしまい、
本来の損切り位置に来る前に、

「今切っておけば少ない損で済む」

と判断してしまい、
すぐに損切りをしてしまいます。

 

そして、自分が損切りした後に、
そこから反転していき、
利食いポイントまでいってしまうのです。

 

「結局、チャートを見ないで放置しておけば
問題なく利食い出来たじゃん!」

なんて悔しい思いをするわけです。

 

しかも、最悪なことに、
利食いを逃した悔しさと
損切りした悔しさから
すぐにエントリーをし直したり、
リベンジトレードをしたりして、
またやられるのです。

 

チャートを見ない方が損切りの悔しさが減る

エントリー後に
チャートを見ないようにすると、
実は損切りの悔しさが
見ている時よりも小さくなりやすいです。

 

エントリー後に
チャートを見ていると、
損切りになった時に
怒りが沸いてきて、
すぐに取り返そうとしやすいです。

これをやってしまうと、
本来のトレードができなくなり、
資金を余計減らしてしまいます。

 

一方で、エントリー後に
チャートを見ないようにすると、
損切りになっていた事に
あとから気づくことが多いです。

その為、
損切りになる瞬間を見るよりも
悔しさがずっと小さくなります。

 

これは人間の怒りに対する
感情の仕組みが影響しているのですが、
人間の怒りが最大限になる時間は
6秒だと言われています

その為、エントリー後に
チャートを見ないようにすると、
損切りになる瞬間を見ずに済むので、
怒りのピークを感じにくくなるのです。

 

これによって、
損切りの悔しさから
損を取り返そうとして
リベンジトレードなどの
余計なことを防ぐことが可能になります。

もちろん、
損切りになったのを見た時は
悔しい気持ちは出てきますが、
それでも損切りになる瞬間を見る時よりは
怒りを感じにくくなります。

 

チャートを見ていると我慢できずに利食いしたくなる

一方で、利食いに関しても、
エントリー後にチャートを見ていると、

“あと少しで利食いポイント”

というところで、

「ここまで伸びた利益を逃したくない」

なんて気持ちが強くなって、
我慢できずに利食いをしやすくなります。

 

しかし、
利食いした後はホッとするのですが、
その後に更に伸びていって
本来までの利食いポイントまで行くと、

「やっぱり持ってればよかった・・・」

と考えてしまい、
急に悔しくなるのです。

 

そしてそこから、

「取り逃した分を取ってやる」

なんて気持ちになって
すぐにエントリーし直すのですが
そういう時に限って逆行されて
損切りになってしまうのです。

 

しかも、最悪なことに、
今度は損をした分を取り返そうとして
またすぐに再エントリーをしたり、
リベンジトレードをしたりして、
結局、最初に利食いした分の利益を
全て吹き飛ばしてしまうのです。

 

このように、エントリー後も
ずっとチャートを見ていると、
余計な損切りや利食いが起きやすくなって、
逆に大きな損失につながる可能性が増えます。

その為、エントリー後は
損切りと利食いを設定したら
チャートを見ないで放置しておいた方が
勝てることが多いのです。

 

チキン利食いもせずに済む

更には、エントリー後に
チャートを見ていると、
含み益が乗った時に

「この含み益を逃したくない」
「利食いしたいな」

なんて思いますよね。

 

これによって、
チキン利食いが起きやすくなります。

特に私達人間は、
一度得たものを失うことに
物凄く抵抗を感じる生き物です。

 

その為、エントリー後も
チャートを監視していると
含み益が乗った時に
利食いをしたくなるのです。

私も狙っていた
利食いポイントまで我慢できずに
決済してしまう事が何度もありました。

 

このせいで、
手法の優位性を壊してしまい、
本来ならトータルでプラスになるのに
マイナスになることが続きました。

 

そして、トレード記録を見返す度に、

「ルール通りに利食いをしていれば、
トータルでプラスにできたのに・・・」

なんて悔しい思いをしていました。

 

だから、ある時に

「エントリー後に
チャートを見ないようにしよう」

と決意をして、
エントリー後はチャートを閉じて
1時間おきぐらいに
チェックをするようにしました。

 

そしたら、チャートを見ない間に
設定しておいた指値まで届いて
本来の利食いができるようになりました。

これによって、
リスクリワードの比率が一気に良くなって
トレード結果が大きくプラスになりました。

 

よって、それ以降は
エントリーしたら
チャートを見ないようにしています。

 

一応、1時間おきぐらいに
チャートをチェックして
ある程度含み益が乗ったら
ストップを建値に移動しています。

こうすることで、
より安心度が高まるので
チャートを見ないで
放置できるようになりました。

 

因みに、
チキン利食いをしてしまう場合、
主に2つの原因があります。

もし、この事について
詳しく知りたい場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
チキン利食いはメンタルが弱いせい?改善方法はある?

 

トレード結果と内容が安定する

エントリー後にチャートを見ない方が
勝てる次の理由に、
トレード結果と内容が安定するからです

 

なぜなら、上記でもお伝えしたように、
エントリー後もチャートを見ていると、
余計な損切りや利食いが増えるからです。

 

特に、含み損を抱えて、
損切り寸前になった時なんて、

「損切りした位置から反転するかも」

という謎の気持ちが沸いてきて、
つい損切りをずらしたり、
損切り注文そのものを
取り消したりしてしまいます。

 

このようなことをやってしまうと、
損大利小のトレードが増えて、
トレード結果が不安定になります。

また、余計な損切りや利食いによって、
すぐに再エントリーをしやすくなるので、
トレード内容も不安定になります。

 

これによって、本来なら
資金が右肩上がりに増えていくはずが
逆に右肩下がりに減っていったり、
ジェットコースターのように
激しく上下したりします。

 

そして、このことが
更なる乱れたトレードを誘発して、

・ポジポジ病
・ナンピン
・リベンジトレード

といったような、
悪い癖が付く原因になるのです。

 

私も、FXで負けまくっている頃は
エントリー後に
ずっとチャートを見ていたせいで
余計なトレードを繰り返して
これらの悪い癖が付いてしまいました。

 

このせいで結局、
FXで安定して勝てるようになるまでに
5年以上の時間と、
1,000万以上の損失を出しました。

関連記事:FXで失敗して1000万失った先には地獄が待っていた

 

逆に、エントリー後にチャートを見なければ、
気にするのはエントリーポイントだけです。

ここさえ、ルール通りにできれば、
あとは損切りと利食いの指値をして
放置するだけなので、
勝手にトレード結果と内容が安定します。

 

そしてこのことが、
安定した資金のアップにつながり、
更にそれがメンタル面の安定にもつながり、
トレードにおける好循環ができあがるのです。

 

実際に昔の私も、
エントリー後にチャートを見ていたら
あまりにも余計な事が増えたので、
エントリー後はチャートを
閉じるようにしました。

それで、1~2時間おきぐらいに
ちょっと確認する程度にしたら、
結果が一気に安定しました。

 

リベンジトレードやポジポジ病がなくなった

更に、エントリー後にチャートを見ない事で、
損切りになったとしても、
すぐに入り直したり、
リベンジトレードをしたりすることがなくなりました。

 

なぜなら、ポジポジ病や
リベンジトレードが発生しやすいのって、
損切りをした直後だからです

 

つまり、損切りされる場面を
その場で見ていた時です。

これによって、
お金を失った怒りが一気に沸いて
すぐに取り返そうとする行為が起きます。

 

逆に、チャート見ないでおくと、
損切りになってしばらくしてから
損切りされた事を知るので、

「あーあ」
「悔しいけど仕方ないか」

なんて感じで、
一気に怒りが沸くようなことが
大きく減りました。

 

これによって、ポジポジ病や
リベンジトレードがなくなって、
トレード結果や内容がより安定しました。

 

FXはエントリー時点でほぼ全てが決まる

また、FXでは基本的に、
エントリーをした時点で
ほぼ全ての結果が決まります。

 

なぜなら、
エントリーをしてしまえば、
後は、損切り、利食い、建値、
この3つの結果しかないからです。

その為、チャートを見ていても
できることは限られてくるので
それであれば見なくても
悪影響を及ぼすことはほとんどありません。

 

むしろ、エントリー後も
ずっとチャートを見ていると
感情が揺さぶられて
ストレスになるだけです。

それだったら、
1時間おきぐらいに
軽くチャートをチェックして
ある程度含み益が乗っていたら
ストップを建値に
移動するぐらいにしておいた方が
精神的ストレスも小さいです。

 

このようなことからも、
エントリー後にチャートを見ない方が
良い結果につながりやすいのです。

 

勝てるのは手法が確立してこそ

FXはエントリー後にチャートを見ない方が
実は勝てることが多いのですが、
これはあくまでも、
自分に合った手法を確立してからの話です

 

この話をやみくもに鵜呑みにして
自分に合った手法もないのに真似しても
安定した結果は出ません。

ですから、この方法を使うにしても、
まずは自分に合った手法を
確立していくことから始めましょう。

 

逆にこれさえ確立してしまえば、
ずっとトレードが楽になるし、
トレード結果も安定してきますから。

 

もし、自分に合った手法が
まだ確立されてなくて、
作り方や検証方法がわからない場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
FXで自分に合う手法のルール作りはどうやればいい?

FXで勝てる手法を作れる具体的な検証方法とは?

 

リスク管理もしっかりやろう

何度もお伝えしているように、
FXのトレードでは
エントリー後はチャートを見ない方が
良い方向に進むことが多いです。

しかし、だからといって、
リスク管理を怠ってはダメです。

 

いくら見ない方がいいとはいえ、
損切り設定や、
ロット調整などの資金管理を
ちゃんとしておかないと、

「気づいたら資金がなくなっていた」

なんてことになりかねません。

 

実際に昔の私も、

「放置しておけば利食いになるだろ」

みたいな感じで
損切りも設定せずに
チャートを見ずに放置していたら
とんでもない含み損を抱えて
損切りするにもできなくなりました。

 

そして結局最後は
強制ロスカットになって
全ての資金を失っていましたから(笑)

ですから、損切りの設定や
ロット調整などのリスク管理を
しっかりやるようにしましょう。

 

ここをしっかりしておけば、
全資金を失う事はなくなりますから。

もし、リスク管理について
詳しく知りたい場合は
以下の記事も読んでみてください。
FXでのリスク管理で特に重要な点とは?

 

見ないで放置するのが効果的なトレードスタイルは?

エントリー後にチャートを見ないで
放置するのは、
FXで安定した結果を出すのに効果的ですが
一応、適したトレードスタイルが存在します。

 

それが15分足以上のデイトレードになります。

なぜなら、このぐらいの時間軸になると、
決済までの時間が
早くても1~2時間ぐらい掛かるからです。

 

その為、15分足以上のデイトレードだと、
この方法はかなり効果的です。

特に1時間足以上になると、
値動きもゆっくりになるので、
エントリー後にチャートを見ていると
イライラしてくる事が多いですから。

 

だから、個人的には、
エントリー後にチャートを見ないで
放置するのに適したトレードスタイルは
15分足以上のデイトレードだと考えています。

 

因みに、私の場合も、
FXで勝てるきっかけを掴んだのが
4時間足のデイトレードだったのですが、
この時にエントリー後にチャートを見ないで
放置する方法が凄く役立ってくれました。

 

そして、その後、資金の回転率を上げる為に、
15分足のデイトレードへ移行したのですが、
ここでもチャートを見ないで放置する方法が
凄く役立ってくれました。

 

関連記事

4時間足のデイトレがFXで勝てるきっかけになった!

FXでデイトレをするなら15分足の手法が一番やりやすい!

 

まとめ

今回は、FXはエントリー後に
チャートを見ない方が
勝てる理由についてお伝えしてきました。

エントリー後にチャートを
ずっと見ていると、
値動きの上下に心が揺さぶられて
余計な行動を起こしやすいです。

 

ですから、エントリー後は
損切りと利食いの指値を置いて
トレードをした方が
安定した結果を出せることが実は多いです。

 

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