FXは手法を作っても無駄なのか？無駄と言われる真の理由とは？

「FXでは手法を作っても無駄」

こんなことをたまに聞くのですが、
これは本当なのでしょうか？

ネット上では色んな手法が出回っていて、
FX商材でも手法中心に売られているのに、
本当に手法を作ることは無駄なのでしょうか？

この事について、
私の考えをお伝えしていきます。

手法が無駄だと言われる真の理由は？

「FXで手法を作っても無駄」
と言われるのには、
実は理由がちゃんとあります。

FXで稼げるようになると、

・全体の流れ
・現在の相場の雰囲気
・ローソク足の足組

といった部分を感じ取って
トレードをするようになります。

特に相場の雰囲気を敏感に感じ取って
トレードをする事が多くなるので、
エントリーの根拠を聞かれても、

「なんとなく・・・」

ということが多くなってきます。

要するに、FXで稼げる段階に来ると、
すでに手法うんぬんではないんですよね。

その為、
トレード技術のレベルが高くなると、
手法というものが関係なくなってくるので、
“手法を作っても無駄”
なんて言われることがあるのです。

そうはいっても手法は持っている

FXで稼げる段階になってくると、
手法ではなく、
相場の雰囲気重視になるので、

“手法を作っても無駄”

なんて言われていますが、
実は無駄と言っている人も
自分の手法は持っているのです。

ただ、その手法というのは、
膨大な検証量や経験値から、
すでに意識の中に完全に刷り込まれて

「〇〇が××になったからエントリー」

なんてイチイチ考えずに
チャートをパッと見た瞬間に
“エントリーすべき・すべきでない”
というのを無意識に判断しています。

極端な例をあげると、
日常生活における習慣と同じです。

習慣って意識しながら
やるものではないですよね。

例えば、朝起きたら顔を洗って、
トイレに行くということをする場合も、
わざわざ、

「顔を洗いに行くぞ」
「トイレに行くぞ」

なんて意識せずに、
無意識にやっていますよね。

FXで稼いでいる人達も
これと同じ感覚で
トレードをしているわけです。

だから、自分では、

“特定の手法を持ってトレードしている”

という感覚がないので、
“手法を作っても無駄”
なんて言うことがあるのです。

“手法＝何でもいい”というのも同じ感じ

“手法を作っても無駄”
というのの他に、

“手法＝何でもいい”

という事もよく言われますが、
これも似たような感じです。

FXの場合、

“この手法じゃないと勝てない”

というのはなく、
自分に合っていて、
使いこなせさえすれば、
どんな手法でも勝つことができます。

例えば、

・損切りしない
・ナンピン

といった、
しない方がいいと言われる手法でも、
自分の性格にさえ合っていれば
FXで勝つことができるのです。

もちろん、ダウ理論や
水平線だけの簡単な手法でも
普通に勝つことができます。

関連記事：FXは簡単な手法で本当に勝てる？リアルな結果をお見せします

FXで結果が出ていない内は手法は重要

“手法を作ることは無駄”
“手法は何でもいい”

なんて言われますが、
私の個人的な考えでは、
FXで結果が出ていない内は
手法は重要だと考えています。

なぜなら、FX相場というのは、
フラクタル構造で、
同じような動きを永遠と繰り返しています。

その為、この動きに合わせて
自分のトレードの軸となる
手法を作っていかないと
結果は出なくなります。

特にFXで利益を出せない内は、
相場の動きに合わせるのではなく、
自分の感情に合わせて
トレードをしていることが多いです。

だから、
ローソク足の値動きに翻弄されて
無駄なトレードを繰り返し、
資金を失うことが多いのです。

このような無駄な損失を防ぐ為に、
自分に合った手法を作って、
それに沿ってトレードをしていくのが、
FXで稼げるようになる第一歩になります。

よって、FXで結果が出ていない内は、
手法を作るのは全く無駄ではなく、
むしろ自分の軸を作る為に
決まった手法は必要になってきます。

手法は無駄なトレードを制限してくれる

上記でチラッとお伝えしましたが、
手法を持っていた方が、
無駄なトレードを抑えてくれるので、
無駄な損失を防ぐことができます。

例えば、FXでは、

・損切りできずにナンピン
・ポジポジ病
・リベンジトレード

といったように、
資金を失う行為がありますよね。

基本的にこれらの行為をしてしまうのも、
自分の手法ができておらず、
軸となるものが自分の中にないからです。

特に”損切りできずにナンピンする”
というのはいい例で、
これは損切りをしても、
“トータルでプラスになる”
という自信が自分の中にない証拠です。

つまり、自分の手法が決まっていなくて、
どこで損切りをすればいいかわからないから
含み損を抱えても損切りができないのです。

ちょっと想像してみて欲しいのですが、
仮に10回トレードをして、
1勝9敗になったとしても、
絶対に+500pips取れる手法を持っていたら、
9回連続で躊躇なく損切りできますよね？

このように、手法を確立すれば、
損切りも躊躇なくできるようになるし、
そもそも無駄なトレードもしなくなるので、
無駄な損失も防ぐことができるのです。

その為、
いまだにFXで結果が出ていないなら、
まずは自分の手法を確立していき、
それに沿ってトレードをしていくべきです。

決まった手法が必要ないのは、
あくまでも膨大な検証量や
経験値によって、
勝ちパターンや負けパターンが
意識に刷り込まれた場合のみです。

もし、自分の手法が確立されていなくて、
“手法の作り方がよくわからない”
という場合は、
以下の記事も読んでみてください。
⇒FXで自分に合う手法のルール作りはどうやればいい？

まとめ

今回は、”手法作っても無駄”
と言われる理由について、
私の考えをお伝えしてきました。

FXで稼げる段階になってくると、
手法の事は意識せずに
トレードができるようになります。

その為、手法が無駄というか、
“手法が関係なくなる”
という感覚になります。

ただ、FXで結果が出ない内は、
自分のトレードに対して
軸になるものが必要なので、
この点からは手法は必要になります。

その為、しっかり検証をして、
まずは自分に合った手法を
作るようにしましょう。

もし、検証方法がわからない場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
⇒FXで勝てる手法を作れる具体的な検証方法とは？