FXで使う手法を作る際は、
利食いと損切りのルールを決めるのですが、

「どうやって決めるのがいいのか?」

なんて悩んだりしますよね。

 

でも実は、
利食いと損切りを決めるのは
特に難しい事はありません。

 

直近のサポレジや高安値を基準にするだけでOK

損切りと利食いのルールを決める際に、
悩む人が多いのですが、
特に悩む必要はなく、
直近のサポレジラインや
高安値を基準に考えればいいだけです

 

それなのに
損切りと利食いのルール作りに悩むのは、
自分の都合で考えるからです。

 

例えば、ルール作りに悩む人の場合、

「利食いは30pips取りたくて、
損切りは-10pipsに抑えたい」

といった感じで、
自分都合で決済のルールを作っています。

 

その為、チャートから判断すると、
反転するようなポイントに来ているのに、
自分都合で決済を考えている為、

“利食いせずに放置して結局損切り”

といったことが起きてしまい、
損切りや利食いの位置に迷うのです。

 

これによって、

「損切りと利食いは
どうすればいいんだろう?」

なんて悩むことになるのです。

 

しかし、FXのチャートというのは、
自分以外の大多数の人間の思惑によって
作り上げられています。

ですから、損切りと利食いのルールも、
自分の思惑ではなく、
他人の思惑を考えながら作るべきです。

 

そして、
他人の思惑が強く働きやすいのが、
直近のサポレジラインや高安値になるのです。

 

例えば、下記チャート画像の
黄色マルで買った場合、
利食いはピンクラインで
損切りは水色ラインで良いのです。

 

上記の画像を見ればわかるように、
ピンクラインで反転して、
赤ラインを下抜けたら
大きく下落していますよね。

 

では、なぜピンクラインで反転して、
赤ラインを下抜けたら
大きく下落しているのでしょうか?

 

ピンクラインで反転する理由

まず、全体の流れを見ると、
上昇トレンドですよね。

その為、売りたい人より
買いたい人が多く、
売っている人より、
買っている人が多くいる証拠です。

 

よって、高値更新後、
ダブルボトムのネックが
サポートラインになって
買いが入っています。

 

しかし、
赤ラインから押し目買いが入って、
上昇したのはいいのですが、
直近の高値で反転していますよね。

 

この理由としては、
買いポジションを持っている人達が、
直近の高値にレートが来たら

「最高値まで来たし、
一旦利食いをしておくか」

と判断して利食いをした証拠です。

 

更に、全体の流れとしては、
上昇トレンドが続いているので、
買いポジションを持っている人達が
多くいる証拠でもあります。

よって、最高値にレートが来た時点で、
これ以上買われる余地がなくなって
新規の買いよりも、
買いを決済する人達の方が多いのです。

 

このような理由から、
最高値付近では下落しやすいので、
黄色マルで買った場合、
利食いは直近の高値で良いのです。

 

赤ラインを抜けたら大きく下げる理由

次に、赤ラインを抜けたら
大きく下げる理由ですが、
これも相場参加者の心理を考えると
わかってきます。

 

まず、上昇トレンドの中で、
赤ラインがサポートとなって
上昇していってますよね。

 

ということは、赤ライン近辺で
買った人達が多くいる証拠です。

そうなると、
買った人達というのは、
赤ラインを下抜けてしまうと
含み損になってしまいますよね。

 

その為、損失を最小限に抑える為に、
損切りを赤ラインの下に設定してきます。

 

これによって、
レートが赤ラインを下抜けると、
買っていた人達の損切りが一斉に出るので、
大きく下がっていくのです。

 

更にこの事に加えて、
赤ラインを下抜けたことで、

「トレンド転換したかもしれないから
売りで利益を狙ってやろう」

と考えて売ってくる人達も出てくるので、

・買っている人達の損切り
・新規の売り

という2つの売りパワーが働いて
より下げやすくなります。

 

このような心理が働くことから、
赤ラインを抜けると大きく下げやすいのです。

よって、黄色マルで買った際の損切りも
赤ラインを下抜けた少し下に設定しておけば、
損失を最小限に抑えることができます。

 

このような感じで、
損切りと利食いのルールは
相場参加者の心理を考えれば、
けっこう簡単に決まりますよね。

関連記事

実践例を紹介!FXのトレードで損切りラインはどこに置く?

FXでは利食いポイントの決め方はどうするのがベストなのか?

 

FX歴が1年以上ある人は損切りと利食いの位置を知っている

上記では、
損切りと利食いの位置に関して
解説をしてきました。

 

しかし、上記で説明した
損切りと利食いの位置は
至って普通の場所ですよね。

FX歴が1年以上あれば、
簡単に見つかる場所です。

 

基本的に、
FX歴が1年以上ある人の場合、
正しい損切りや利食いの位置を
知っていることがほとんどです。

 

それなのに、
損切りと利食いのルールを作るのに
迷ってしまうのは、

「なぜその位置で損切りや
利食いをすべきなのか?」

というのを理解できていないからです。

 

人間は自分が納得できないことは
なかなか実行に移すことができません。

損切りや利食いに関しても、
自分で納得して設定できないので、
ルール作りに迷ってしまうのです。

 

ですから、損切りや利食いのルールを
上手く決めることができずに
悩んでいる場合は、
相場参加者の心理を
考える癖をつけると良いと思います。

この心理を読めるようになれば、
ほとんどのチャートの動きを
説明できるようになるので、
納得した損切りと利食い位置を
設定できるようになるでしょう。

 

もし、相場参加者の心理について、
更に詳しく学んでみたい場合は、
まずは以下の記事から読んでみてください。
FXでも相手の気持ちを考える事が重要です

 

利食いと損切りのルールをより確実にするには?

上記では利食いと損切りのルールは
シンプルでOKな事をお伝えしました。

ただ、そうはいっても、
実際に本当なのか
信じられない部分もありますよね。

 

そのような場合は、
自分で徹底的に検証をしましょう。

 

そうすると、

「シンプルなルールだと
ノイズに巻き込まれるから
もう少し工夫してみよう」

「やっぱりシンプルなルールがよさそう」

といったように、
色んなことがわかってきます。

 

そして、検証をしていく中で
段々と自分に合った
損切り幅や利食い位置などが
わかってくるので、
より確実なルールを作ることができます。

 

これによって、
自分のトレードにも自信がついて
それが安定した結果へつながっていくのです。

ですから、
利食いや損切りのルールを
より確実にしたい場合は
必ず検証をするようにしましょう。

 

もし、検証方法がわからない場合は
以下の記事も参考にしてみてください。
一気に勝ち組へ!FXの検証で確認すべき項目とは?

FXの検証回数は最低100トレードは必要!その理由はなぜ?

FXで勝てる手法を作れる具体的な検証方法とは?

 

まとめ

損切りと利食いのルールは、
けっこう迷う人が多いのですが、
実は基本に忠実な場所に
設定すればOKです。

それだけでも、
余裕でトータルでプラスになりますから。

 

しかし、もしかしたら、

「こんな単純な方法で大丈夫なのか?」

なんて思うかもしれません。

 

それであれば、
まずは今回教えたような
基本に忠実な場所に
損切りと利食いを設定するルールで
どのくらいの成績になるか
検証をしてみましょう。

そして、その検証結果から、
損切りと利食いを
もう少し調整できそうなら、
幅を広くしたり狭くしたりした状態で
再度検証をしてみましょう。

 

そこで、2つの結果を比較して、

「どっちが自分に合っているか?」

というのを比べて、
損切りや利食いのルールを
決めていくのが効果的だと思います。

 

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