FXでは水平線を使って
トレードをする事が非常に多いです。
むしろ、水平線を使っていない人は
いないんじゃないかと思うくらい、
使っている人が多いです。
ですが、その水平線ですが、
・ヒゲに引くのか?
・ローソク足の実体に引くのか?
このどっちかで
迷う事があると思います。
そこで今回は、
FXで使う水平線は
ヒゲで引くべきなのか?
それとも実体で引くべきなのか?
という事について
私の考えをお伝えしていきます。
水平線はヒゲに引くべき?それとも実体?
では早速、
水平線の引き方についてですが、
私の経験上、
「どっちに引いてもOK」
というのが答えです。
「そんなの答えになってないじゃん」
と思うかもしれませんが、
これが現実なので仕方がないんです。
だって、ヒゲであろうが、
ローソク足の実体であろうが、
どちらでも反応するんですから。
だから、水平線の引き方自体は、
ヒゲに引いてもいいし、
実体に引いてもいいです。
ヒゲと実体論争の原因は欧米勢と日本勢?
FXでは水平線を引く際に、
ヒゲと実体どっちで引くかの
論争がよく起こります。
この主な原因としては、
欧米でのチャートの見方と
日本でのチャートの見方で
違いがあるせいかもしれません。
なぜなら、欧米では、
チャートを見る際に
「ラインチャートを使うのがメイン」
なんて事が言われているからです。
ラインチャートの場合、
終値だけをつなげて、
折れ線グラフで表示させています。
その為、ラインチャートを
メインに見ている場合は、
実体に水平線を引くことになります。
例えば、下記のチャート画像は
ローソク足で表示させていて、
最安値の箇所に
実体で水平線を引いています。
そしてこれを
ラインチャートにすると、
以下のようになります。
キレイにピッタリ効いてますよね。
一方で、ローソク足というのは、
日本人が作ったものなので、
日本でメインに使われています。
その為、ヒゲに水平線を引くのは
日本勢が多いと言われています。
では、実際に、
同じチャートをローソク足で表示させて、
ヒゲに水平線を引くと、
以下のようになります。
ヒゲでもピッタリ反応してますよね。
このように、
水平線を実体で引くか、
ヒゲで引くかは欧米と日本で
表示させる主流のチャートによって
意見が分かれているのかもしれませんね。
ただし、
実際のチャートで見てもわかるように、
結局どちらで引いても反応はしているので、
“どっちに引いてもOK”
という答えになるのです。
チャートは複合的に見るべき
FXで使う水平線は、
実体に引こうがヒゲに引こうが
どちらでも構いません。
でも、水平線を引く上で
最も大切なことは、
チャートを複合的に見る事です。
そもそも実体に引くか、
ヒゲに引くかを迷う場合って、
チャートを点でしか
見ていない証拠です。
ピンポイントで確実に
反応する場所を当てようとするから
そういう事で迷うわけです。
水平線というのは、
反応する場所を見やすくする為に
使うものですが、
その反応する場所というのは
多くの相場参加者が意識する場所です。
つまり、
何度も反応している場所に対して
引くものなので、
チャートを複合的に見る必要があります。
ですから、
何度も反応している場所が
実体ばかりであれば、
実体に水平線を引けばいいのです。
逆に、ヒゲばかりであれば、
ヒゲに水平線を引けばいいのです。
例えば、下記チャート画像の
水平線を引いた場所は、
ヒゲの部分で反応していたので、
ヒゲに水平線を引きました。
そして、
このチャートを進めていくと、
以下のように、
キレイに反応しました。
更に、実体に水平線を引いても、
チャートが作られていく過程で、
その水平線がヒゲで反応する事もあります。
ですから、
チャートを複合的に見て、
何度も反応している場所に引けば、
自ずと効果的な水平線を
引くことができるのです。
もし、引き方に迷っているなら
FXでの水平線の引き方は
ヒゲ、実体どちらに引いても
何の問題もありません。
しかし、
どうしても引き方に迷うなら、
ヒゲと実体が近い場合は、
両方に引いてしまえばいいです。
例えば、現在のチャートが
以下のようになっていたとしましょう。
この状態で水平線を引く時に、
黄色マルのローソク足に注目して
水平線を引くとしましょう。
この時に実体とヒゲに対して
水平線を引いてしまうのです。
その後の動きを見てみると、
以下のようになりました。
今回は実体の方で反発しましたね。
これの他にも、
ヒゲと実体に水平線を引くと
以下のような感じにもなります。
こんな感じで、
どうしてもヒゲか実体かで
迷うのであれば、
両方に引いちゃえばいいです。
ただし、これをやり過ぎると、
チャートが水平線だらけになって
「どこを見ているのかわからない」
なんて事にもなるので、
引き過ぎには注意しましょう。
引くのであれば、
目立った安値と高値のヒゲと実体、
合計4本ぐらいに抑えるのがいいです。
エントリーや損切りに使う場合はヒゲも考慮すべき
水平線を反転の目安に使うなら、
ヒゲと実体どちらに引いても
何の問題もありません。
ただし、
エントリーポイントや、
損切りとして
水平線を使う場合は、
ヒゲを考慮すべきだと
私は考えています。
なぜなら、ヒゲの部分でも、
売り買いが起きているからです。
ヒゲの部分で
売買が起きたという事は、
そこが意識されている証拠です。
その為、エントリーや
損切りの目安に水平線を使う場合は
ヒゲは意識した方がいいです。
特に損切り位置を設定する際は、
ヒゲを抜けた場所に置かないと
損切りをした後に
反転する事が多くなります。
例えば、
下記チャートの黄色マルで
買いエントリーをしたとしましょう。
この時に下記チャートの
水色マルのローソク足に注目して
損切りを設定するとします。
ここで水色マルのローソク足の
実体(終値)を下抜けた場所に
損切りを設定したとします。
わかりやすいように
ラインチャートにします。
そして、その後の動きを見てみると、
以下のような動きになりました。
損切りに引っかかってから
反転上昇してますよね。
もしこれが、ヒゲの下に
損切りを設定していたら、
掛からずに大きな利益を
取れていたわけです。
ちょっと強引だったかもしれませんが、
このような感じで、
損切りを設定する場合は、
ヒゲも考慮した方がいいです。
また、エントリーに関しても、
ヒゲは考慮した方がいいです。
ヒゲを作るということは、
「その場所が強く意識されている」
という事を意味するので、
次にそのヒゲ付近にレートが来た時に
反応しやすくなります。
もし、この事について、
より詳しく知りたい場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
⇒ローソク足のヒゲを意識するだけでトレード精度が上がる
まとめ
今回は、FXで使う水平線は、
・ヒゲに引くべきなのか?
・実体に引くべきなのか?
といった事について、
私の考えをお伝えしました。
私の経験上、
反発の目安に関しては
どちらに引いても反応するので、
そこまで気にする必要はないです。
自分のやりやすい方で
引いていくのが一番効果的でしょう。
むしろ、ヒゲか実体かに
こだわるのではなく、
チャートを複合的に見て、
水平線を引くべきです。
点だけを見ていると、
迷ってしまい、
上手く使いこなせなくなるので。
その他、水平線に関する
情報を知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
⇒FXで順張りと逆張り時の水平線の使い分けはどうすればよい?
⇒FXで水平線の有効期限はどう判断する?引き直しはいつする?
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