FXでデイトレをする上で
最も難しいのが決済のタイミングです

 

基本的にデイトレのエントリータイミングと
損切りポイントというのは、
どのトレーダーも似たり寄ったりです。

特にFXで稼ぐデイトレーダーになるほど、
エントリーと損切り位置は
同じになることが意外に多いです。

 

ただし、決済のタイミングとなると、
そのデイトレーダー自体の

・性格
・生活環境
・経験
・検証結果

といった部分によって、
大きく変わってくるので
正解はありません。

 

だから、決済のタイミングは
十人十色なので迷うのは当然です。

そこで今回は、私が考える
FXのデイトレで使いやすい
決済のタイミングについて
お伝えしていきます。

 

基本は意識されるサポレジで決済する

デイトレで最もオーソドックスな
決済のタイミングとしては、

・直近の高安値
・上位足のサポレジ

という位置になります。

 

実はこのセオリー通りの決済が
一番使いやすく、効果的だったりします。

なぜなら、
この決済のタイミングを使うと、
今の相場のボラティリティに合った
利食いができるからです。

 

例えば、下記チャート画像の黄色マルで
エントリーをした場合、
直近高値の水色マルまで50pipsあります。

 

上記のチャート画像を見ると、
直近高値まで
値幅がなさそうに見えますが、
実は50pipsもあるわけです。

デイトレであれば、
50pipsも取れれば十分です。

 

では次のチャート画像ですが、
下記のチャートの黄色マルで
買いエントリーした場合、
同じように直近高値までの
値幅をチェックすると
たったの20pipsしかありません。

 

1枚目のチャート画像と比べると、
2枚目の方が値幅ありそうに見えますが、
実際は1枚目の直近高値までの値幅の
半分以下しか値幅がありません。

 

このように同じような
チャートの形でデイトレをしても
相場のボラティリティによって
値幅というのは変わってきます。

 

だから、チャートの直近高安値や、
上位足のレジサポを目安にした
決済のタイミングだと、
ボラティリティに合った
利食いができるので、

利益の取りこぼしを
少なくすることができます。

 

この決済のタイミングというのは、
完全にセオリー通りですが、
実は非常に理にかなった決済方法です。

 

もし、この決済のタイミングを見て、

「なんだ普通じゃん」

なんて思ったのであれば、
それは自己都合で決済をしている証拠です。

 

基本的にデイトレで
決済のタイミングを探している人は、
自分都合で大きく利益を取りたい
と思っている人がほとんどです。

しかし、
相場はあなたの都合ではなく、
相場参加者全体の都合で動きます。

 

その為、「どこまで伸びるか?」
というのは、多くの相場参加者が

「まだ利食いすべき場所でない」

と考えれば、
反転せずにそのまま伸びていきます。

 

更に「どこで反転するか?」
というのも、多くの相場参加者が

「ここで反転するだろうな」

と考えれば、利食いの決済が入って、
その場所から反転していくわけです。

 

しかし、その場所がどこなのか?
というのは誰にもわかりません。

 

だからこそ、直近の高安値や
上位足のサポレジを見つけて、

「ここで反転する可能性がある」

という場所で決済をしておくのが
もっとも無難ではあるけれど、
ベストな決済のタイミングなのです。

関連記事:FXでは利食いポイントの決め方はどうするのがベストなのか?

 

相場参加者の心理を考えて利食いをする方法

もし、なるべく利食い幅を伸ばすような
決済のタイミングを狙っていきたいなら、
相場参加者の心理を考えていくと
利益を伸ばすこともできます。

 

例えば、デイトレをしていて、
下記チャート画像の
黄色マルでエントリーをした場合、
セオリー通りにいくなら、
決済のタイミングは直近高値の
水色マルになります。

 

この決済のタイミングでも、
90pipsの利食い幅となるので、
デイトレとしては
十分過ぎるほどの利食い幅です。

 

しかし、

「全体の流れも上昇トレンドだし、
もう少し利益が伸びるかもしれない」

といった場合も、
もちろんあるわけです。

 

そんな時に
利益を伸ばす為に有効なのが、
相場参加者の心理を考えることです。

 

今回のチャートを例にすると、
まず直近の高値にレートがきたら、
買っている人達は基本的に、
利食いの決済をしてくるわけです。

 

更にこれに加えて、

「直近高値で抑えられるだろうな」

と考えて、
逆張りで売ってくる人達もいます。

 

そうなると、

・買いの決済=売り
・新規の逆張り売り

この2つの売りによって、
直近の高値で反転して
下落していってもいいはずです。

 

しかし、直近高値で利食いせずに
その後の動きを少し様子見していくと、
反転してもいいはずなのに下落せず、
逆に徐々に安値を切り上げています。

 

つまり、この場面では、

・逆張り売りをしたい人が少ない
・高値をブレイクすると思って買っている人がいる

という証拠になります。

 

よって、この2つの思惑が働くことで、
“売りが入る要素が少ない”
と考えることができるので、

「もう少し利益が伸びそうだな」

ということがわかります。

 

そしたら次に考えるのが
決済のタイミングですが、
これも相場参加者の心理を考えながら
チャートを見ていくと
決済タイミングが見えてきます。

 

今回のチャートなら、
直近の高値を超えて
更に上昇していきましたよね。

ここから見るポイントは、
チャート上で崩れの形が出るかどうかです。

 

まず、直近高値をブレイクした後に、
一度下がってから
もう一度高値を超えようとしたけど、
ダブルトップ的な形が出て

「高値更新に失敗したかも」

と思わせる形が出ています。

 

でも、ここでは、
直近の安値を割っていないので、
多くの相場参加者は

「完全に高値更新に失敗した」

とは見ていません。

だから、ここでも我慢です。

 

そして、その後、更に大きく伸びて、
天井圏になってきたので、
更に注意してチャートを見ていると、
完全なダブルトップができていますよね。

 

これは、一度高値を付けた後に、
再度高値更新を目指したけど
“完全に失敗した”
という形になります。

 

この形が出ると、
買いポジションを持っていて
含み益が出ている人達は、

「あ!高値更新に失敗した」
「もう上がらない可能性が高い!」

と判断して一斉に利食いをしてきます。

 

これによって、一気に下落していき、
その下落を見た人たちも、

「ヤバい!」
「このままだと含み益がなくなる!」

と焦って利食いをしてくるので、
どんどん下がっていくわけです。

 

ということは、
利益を伸ばしながら
上手く逃げる場所としては、

「買っていた人達が諦める場所」

といった場所になるので、
今回の決済のタイミングとしては、
下記チャート画像の水色マルになります。

 

その為、この場所で利食いをすると、
黄色マルのエントリーポイントから
ちょうど130pipsの利食いができます。

 

これだと直近の高値で利食いするよりも、
40pipsも多く利益を伸ばせましたね。

デイトレで140pips取れれば
十分過ぎるほど十分ですよね。

 

このように、
相場参加者の心理を考えながら
決済のタイミングを考えていけば、
今の相場のボラティリティに合わせながら、
利益を伸ばすことができます。

 

もし、相場参加者の心理を
読むコツを知りたい場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
FXでも相手の気持ちを考える事が重要です

 

まとめ

今回は、FXのデイトレで
使いやすい決済のタイミングについて、
私の考えをお伝えしてきました。

 

基本的にデイトレの
効果的な決済タイミングは
自分の都合で考えるのではなく、
全てチャート都合で考えることです。

このことを頭に入れておけば、
“変に欲張って利益を取り逃す”
といったことも防げるし、
利益も伸ばすことができます。

 

 

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