FXのスキャルピングでダウ理論は効果的？その答えは？

FXでのスキャルピングは
トレードスタイルの中でも
最も難しいスタイルです。

その為、スキャルピングをする際は、
特別な手法を使わないと
“利益が出せない”
なんて考えがちです。

しかし実は、スキャルピングにも、
FXの基礎知識となる
ダウ理論はかなり効果的です。

むしろダウ理論に沿った
トレードをした方が
利益を取りやすいとさえ
思うくらいです。

ダウ理論はどの時間軸でも効果的

ダウ理論といえば、

・高安値切り上げで上昇トレンド
・高安値切り下げで下落トレンド

といった定義ですよね。

そんなダウ理論は基礎中の基礎知識ですが、
どの時間軸でも効果的に使えます。

なぜなら、FXで
最も勝率が高く、利益が伸びやすいのは、
どの時間軸であっても、
トレンドに沿ったトレードだからです。

そして、ダウ理論は
トレンドを判断するものであり、
どの時間軸でトレードをしようとも
トレンドは必ず存在します。

その為、1分足のスキャルピングでも、
ダウ理論は効果的なのです。

例えば、下記チャート画像は
1分足チャートとなっています。

上記画像を見ればわかるように、
1分足で上昇トレンドが出ていますが、
ダウ理論に沿った
キレイな上昇トレンドですよね。

ということは、
スキャルピングであっても、
ダウ理論に沿ったトレードをするだけで
利益を取ることができるわけです。

このように、どの時間軸でも
ダウ理論というのは発生して
常に意識される形なので、
スキャルピングをする際にも
有効なのです。

もし、ダウ理論が有効な理由を
更に詳しく知りたい場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
⇒ダウ理論を大衆心理から考える！なぜダウに従うのが有効なのか？

水平線と組み合わせると更に効果的

ダウ理論は
スキャルピングであっても、
効果的に使うことができます。

しかし、効果的に使えるとはいえ、
どこで反転するかは
誰にもわかりません。

定義通りにキレイに反転する場合もあれば、
少し深く押してから反転する場合もあります。

そんな時に有効なのが、
水平線と組み合わせて使うことです。

特に、

・何度か反転している
・レジサポ転換が起きている

といった場所に水平線を引いて、
そこで反転するような時に
ダウ理論と合わせて使うと
勝率が上がりやすいです。

でも、こうやって見ると、
わかると思いますが、
このようなトレードは
物凄い基本的なトレード方法ですよね。

ですが、こんな基本的なトレードを
スキャルピングでしても、
普通に利益を出す事ができるのです。

スキャルピングと聞くと、

「逆張り的に入って
2～3pipsの利益を何回も取る」

といったような
イメージが多いと思います。

確かに、これも手法の内の1つですが、
ダウ理論と水平線という
基本に沿ったトレードでも
十分スキャルピングに通用します。

むしろ、FXで勝率が高く、
利益が伸びやすいのは
トレンドに沿ったトレードなので、
スキャルピングでもこの方法を使えば、
1回で10～20pipsの利益は普通に取れます。

その為、ダウ理論というのは、
スキャルピングであっても
十分効果的に使うことができるのです。

もし、効果的な水平線の引き方について
詳しく知りたい場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
⇒効果的な水平線を引く際のちょっとしたコツとは？

ダウ理論はエントリーにも使える

実はダウ理論は
エントリーにも使うことができます。

例えば、ダウ理論と水平線を使って
スキャルピングをするにしても、
水平線で反転せずに
そのまま抜けることもあります。

その為、上記画像の青マルで
エントリーをすると
損切りになってしまいますよね。

そこで、このような事を回避して
更にトレード精度を上げる為に、
エントリーでもダウ理論が活きてきます。

この方法はいたって単純で、
水平線付近で反発して
ダウ理論の形状を作ったら
エントリーをしていけばいいのです。

例えば、以下のような感じで。

これによって、
大きな流れで上昇トレンドが出ている状態で、
更に小さな上昇トレンドを作ったのを
確認してからエントリーをしていけば、
ダブルの上昇トレンドになるので
より信頼性が増します。

ただし、このエントリー方法の場合、
直近の高値が近すぎると、
“エントリー後すぐに反転する”
なんてことが起きやすいので、
直近の高値までの値幅にも
注意を払う必要があります。

ただ、この場合は、
スキャルピングなので
2～3pips程度で利食いをしてもいいし、
もしくは、直近高値に到達したら、
ストップを建値に移動して
高値更新期待でホールドする方法もあるので、
やりようは意外にあります。

このように、
スキャルピングをする際も
ダウ理論というのは
実はかなり効果的に使うことができます。

テクニカル指標を使うなら

スキャルピングに関係なく、
FXではトレードをする際に
テクニカル指標を使う事も多いです。

今回は、ダウ理論をメインに
解説をしているのですが、
そのダウ理論と相性の良いテクニカルが
MA（移動平均線）になります。

MAはトレンドを把握するのに
優れたテクニカル指標ですよね。

ということは、MAと同様に
トレンドの把握で
力を発揮するダウ理論とは
相性が良いです。

特に短期足でMAを使う場合は、
エントリーポイントとして使えるので、

・ダウ理論
・MA
・水平線

これらを合わせると
かなり効果的にトレードができます。

例えば、下記チャート画像の
黄色マル辺りなんかは、
ダウ理論に沿って上昇している上に、
水平線とMAが重なっているので
高勝率なエントリーポイントです。

このような感じで、
ダウ理論に沿って
スキャルピングをする際は、
MAを使うのもアリです。

関連記事：FXのスキャルピングに使う移動平均線の設定は何がベスト？

まとめ

今回は、ダウ理論は
スキャルピングにも効果的なのか？
といったことについて
お伝えしてきました。

スキャルピングの場合、
逆張り的にエントリーをして
2～3pipsを抜くイメージがありますが、
実はダウ理論を使った
基本に沿ったトレードでも
十分利益を出す事ができます。

しかも、ダウ理論を使うと、
1分足であっても、
トレンドに沿ったトレードができるので、
スキャルピングであっても、
1回で10～20pipsの利益が取れます。

その為、スキャルピングをする際にも
ダウ理論を取り入れてみると、
トレードの幅が広がっていくでしょう。

因みに、ダウ理論以外にも、
スキャルピングに効果的な
トレード技術が存在します。

それについて興味がある場合は、
以下の記事も読んでみてください。
⇒FXで1分足のスキャルピング手法を作るなら大衆心理を使おう！