FXで1000万近くの大損をしたことは、
このブログで何度も話したのですが、
その理由に1つに資金管理がありました。
当時の私は、”資金管理が重要!”
とはよく聞いていたものの、
完全に無視してゴミ扱いしていました。
「資金管理なんていらーねでしょ」
「勝てる手法見つけちゃえば」
といった感じで、
完全にFXでの資金管理を舐めていました。
そこで今回は、
私が資金管理をガン無視して、
結局大損して終わった
経験談をお伝えしていきます。
エントリー枚数は常にMAX!
資金管理をガン無視していた当時は、
エントリー枚数は常にMAXでした。
一応、トレード資金は貯金とは別にあって、
その資金の中でも、
一度に全部失わないように、
小分けにしてトレードをしていました。
仮に、1000万の資金があったら、
100万ずつ使うような感じです。
ただ、いくら資金を小分けにしていても、
資金に対して常にエントリー枚数がMAXだと、
損切りした時のダメージが大きかったです。
例えば、100万の資金があって、
最大エントリー枚数が30枚だとすると、
常に30枚でエントリーしてますよね。
その状態で損切りをすると、
次のエントリー可能枚数が、
29枚などに減ってしまいます。
具体的に言うと、30枚エントリーで、
利食い+20pips、損切り-20pipsの場合、
損切りをすると、損失額は-6万円ですよね。
1回の損切りで-6万円も失うと、
次のエントリー可能枚数が29枚に減ります。
そうすると、
-6万円を取り返そうとしても、
29枚でエントリーした場合、
ルール通りの+20pipsで利食いをしても、
+5万8千円になります。
つまり、2,000円足りないのです。
pips計算をすると、
-20pipsの損切りと、
+20pipsの利食いで、
トータル±0なのに、
金額的にはどんどん減っていきます。
だから、常にエントリー枚数を、
資金に対してMAXにしてしまうと、
獲得pipsと金額にねじれが出てきて、
取り返すのに物凄い苦労します。
これは精神面が普通の時に考えれば、
当然のことなのですが、
実際に枚数MAXでトレードをしていると、
このことが頭から飛んでしまいます。
しかも、当時の私は、
スキャルピングなのに勝率が悪く、
それでいて、エントリー枚数はMAXでした。
こんなことしてたら、
FXで1,000万以上の大損をするのも当然ですよね。
損失は資金の2%までとわかっていてもできない
トレードの資金管理で、
「損失はトレード資金の2%まで」
ってよく言いますよね。
今の私は1%にしているのですが、
FXで大損していた頃も、
一応頭ではわかっていました。
でも、いざトレードになると、
そんな事、
完全に頭から飛んじゃうんです(笑)
それで損切りすると即効で切れて、
エントリー枚数を更に上げたりして、
“そこでまた損切り”
っていうのを繰り返していました。
こうなるともうダメですよね。
完全に切れちゃって、
ひたすら乱れ打ちです。
FXでは、
下手な鉄砲は数打っても当たりません。
すぐに弾切れになります。
結局、気付いたら、
トレード履歴が真っ赤で大損です。
このような感じで、
資金管理を完全にゴミ扱いしていたら、
自分の資金もゴミのように小さくなってました。
これがFXで大損した理由の1つにあります。
最初は損失を常に一定の金額に抑えた方がいい
資金管理の大切がわかるようになったのは、
FXである程度、
結果が出るようになってからです。
トレード成績が安定してくると、
その日のボラティリティが判断できるので、
・ボラが大きい時は損切り幅も広げる
・ボラが小さければ損切り幅も狭める
といったように、その場に応じて
損切り幅を調整していました。
そして、損切り幅に合わせて
エントリー枚数も調整して、
常に損失を一定にしました。
例えば、
損失金額を10,000円に限定したい場合、
ボラが大きく、損切り幅が-20pipsの時は、
エントリー枚数を5枚にする。
逆にボラが小さく、
損切り幅が-10pipsの時は、
エントリー枚数を10枚にするといった感じです。
こうすることで、
稼ぐ金額と失う金額を常に同じにするのです。
これによって、
仮にいつもより大きなpipsを
損切りになったとしても
失う金額はいつもと同じなので
何とか切れずに済みました。
これをやり出した時にやっと、
資金の増減と
メンタル面が安定し始めました。
自分の精神面に合わせて資金管理をするのもアリ
FXで大損する理由の1つに、
“ロット数を上げ過ぎてトレードをする”
というのがありますよね。
これによって、損切りをした時の
精神的苦痛が大きくなりすぎて、
「損をすぐに取り返さなきゃ!」
という気持ちが強くなって、
リベンジトレードをしてしまい、
それがポジポジ病につながり、
大損をしてしまいます。
ですから、
このことを最小限にする為に
自分の精神的限界から
ロット数を調整していくのです。
例えば、10万通貨でトレードをして
損切りになった時に切れてしまったら、
それは自分の精神的許容値を
超えている証拠です。
その為、ロット数を5~7万通貨など、
損切りをしても切れない限界のロット数で
トレードをしていくのです。
こうすることで、
適度に精神的負荷を掛けながら
トレードをしていくことができるので、
ロット数を上げた時の
メンタルブロックを
可能な限り抑えることができます。
逆に、ロット数を少なくし過ぎると、
少ないロット数に慣れてしまい、
いざロット数を上げてみると
激しいメンタルブロックが起きて
いつも通りのトレードが
できなくなることがあります。
実際に私の知り合いにも、
少ないロット数で
トレードをしている人がいました。
その人は、
トレード成績が安定してきたので、
ロット数を上げてみたところ、
「体が震えてトレードができない」
という状態になってしまい、
かなり苦しんでいました。
だから、少なすぎるロットで
トレードに慣れてしまうのも
実はあまりよくなかったりします。
関連記事:FXで使う手法に対する資金管理はどうやればいいのか?
損切り幅を固定するのはどうなのか?
損切りの幅を固定して
トレードをするのも
損失の限定にはなりますが、
下手をすると
損切り貧乏になる可能性があります。
なぜなら、FXでは、
・ボラティリティが高い相場
・ボラティリティが低い相場
といったように、
相場状況が頻繁に変わるからです。
その為、例えば、
常に損切り幅を-15pipsに固定していると、
ボラティリティの高い相場になると、
すぐに損切りになってしまい、
損切り後に反転していくことが増えます。
自分都合で損失を固定すると、
逆に損切り貧乏になってしまい、
一度で大損とはなりませんが、
資金が目減りしていくことが多くなります。
FXで損失を限定するというのは、
相場状況に合わせて損切りをすることです。
もし、損切りをちゃんとしているけど、
ヒゲに引っかかって
その後順行することが多い場合は、
以下の記事も参考にしてみてください。
⇒損切りが小さな逆行やヒゲに掛かるのは何故なのか?
まとめ
今回は、
FXで1,000万以上の大損を出した理由が、
資金管理にもあったことを書きました。
私自身、最初は
「エントリーさえしっかりしてれば、
資金管理なんて関係ないでしょ」
なんて思っていたのですが、
それはとんでもない勘違いでした。
特にトレード内容が安定してきたら、
資金管理がすごく重要になってきます。
その為、、あなたがまだ資金管理を
ちゃんとできていないのであれば、
資金に合ったエントリー枚数や
損切りの仕方などを今一度、
考えてもらえればと思います。
もし、損切り位置がわからない場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
⇒実践例を紹介!FXのトレードで損切りラインはどこに置く?
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