損切りって、

「どこでするのが一番良いのか?」

って常に迷いますよね。

自分が損切りした後に、
思っていた方向に動いたりすると、
悔しくて仕方ないですよね。

 

そんな事が続いた日には、

「損切りなんてしなくていいじゃん!」

なんて感じてしまい、
実際に損切りをしないと、
その時に限ってどんどん逆行されて、
強制ロスカットになったりするんです。

 

私も何度も同じ事を繰り返して、
資金を溶かしまくっていました。

 

では、どこで損切りをすれば、
自分にとってベストなのでしょうか?

今回は損切り場所の決め方について、
私の考えをお伝えしていきます。

 

まずは自分の売買記録をチェックする

「損切りをどこですべきか?」

と迷う事が多いのですが、
自分にとってベストな
損切り位置を見つけるには、
まず自分の売買記録を
チェックするのが良いです。

 

なぜなら、自分の売買記録には、
自分のトレード癖が
全て詰まっているからです。

その為、
トレードの癖をチェックしていくと、
「どこで損切りすべきなのか?」
というのが見えてきます。

 

まず、損切りトレードを見返して、
損切りの反転率をチェックします。

 

例えば、
損切りの幅を-10pipsに設定していて、

“損切りした後に
順行する確率が80%ある”

というのであれば、
損切り幅を-15pipsに広げてみる。

 

または、-20pips以上逆行されたら、

“エントリーした位置まで
戻ってくる確率が10%しかない”

といった場合は、
損切り幅を-20pipsに設定する。

 

このような感じで、
自分のトレード記録をチェックしてみると、

“自分が使う手法のベストな損切り幅”

というのが
見えてくることが多いです。

 

勝ちトレードの含み損からも損切り幅が見つかる

損切りをしたトレードからだけでなく、
勝ちトレードからも、
実は適正な損切り幅が
見つかることがあります。

 

勝ちトレードを確認すると、
利食いにはなっているけど、
含み損を抱えてから
利食いになることがあると思います。

ですから、
勝ちトレード全ての含み損をチェックして
含み損の平均pipsを出すのです。

 

例えば、
自分の勝ちトレードを全て見返して、
その時の含み損の平均が
-10pipsであれば、
損切り幅を-15pips程度にすれば、
損失を最小限に抑える事ができますよね。

 

このようにして、
自分のトレード記録を見返していくと、

「どこで損切りするのが、
自分にとってベストなのか?」

ということがわかります。

関連記事:自分の手法に合った損切り幅を見極める方法とは?

 

チャートから損切りの位置を考える

自分のトレード記録をチェックして、
ある程度、
自分にベストな損切り幅を把握したら、
次はチャートから損切りの位置を考えます。

 

本来損切りというのは、
チャートから、
ポジションを持っている人達が

「どこで損切りをしてくるのか?」

というのを見極めて、
損切りの位置を決めていきます。

 

そして、ポジションを持っている人達が
損切りをしてくる場所というのが、

「ここを抜けたらもうダメだ」

と思うような場所になります。

 

つまり、そのような場所とは、
直近の高安値や、
明確なサポレジを抜けた場所です。

 

例えば、
下記画像の黄色マルで買った場合、
買っている人達が諦めてくるのは、
赤ラインを下抜けた場所になります。

 

なぜなら、
赤ラインを見ればわかるように、
強いサポートラインになっていますよね。

 

しかも短期的には、
上昇の流れが出ているので、
赤ライン付近では多くの人が
押し目買いをしています。

ということは、
赤ラインを下抜けたら、
赤ラインよりも上で買った人達全員が、
含み損を抱える事になりますよね。

 

そうなると、買った人達は、

「赤ラインを割ったら損切りをしないと、
損失が拡大するから逃げなきゃ!」

と判断して、
一斉に損切りをしてきます。

 

更に、赤ラインを下抜けると、
買いを考えていた人達も、

「一旦、買いを控えよう」

と考えるようになり、
買いが入りづらくなります。

 

こうなると、
上昇する力が出なくなるので、
益々下がりやすくなります。

 

よって、損失を最小限に抑えるには、
赤ラインを下抜けた場所に
損切りを設定することなのです。

 

このようにして、
自分のトレード記録に加えて、
チャート上から、
“多くの相場参加者が諦めてくる場所”
というのを探して、
損切り位置を決めるようにすると、
より効果的な損切ができるようになります。

 

もし、損切りを決める位置について、
もう少し詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
FXで損切りを小さく抑える方法なら大衆心理を使ってみよう!

 

自分にベストな損切り幅とチャートでの損切りを組み合わせる

ここまで、

・自分のトレード記録から損切り幅を決める
・チャートから損切り位置を決める

といった方法をお伝えしました。

 

そしたら次は、
この2つを組み合わせて、
自分にとってベストな損切を
作り上げていきます。

 

例えば、自分のトレード記録から、
ベストな損切り幅が、
-20pipsとわかったとしましょう。

 

そしたら、チャートから、

「ここを抜けたらダメだ」

と相場参加者が判断して、
損切りをしてくる位置に
-20pipsの損切りが来るように
エントリー位置を調整するのです。

 

これをやることで、
損切りを根拠の崩れた場所に置けるし、
自分にとって適正な損切り幅で
損切りができるようになり、
それが自分にとって、
ベストな損切り幅と損切り位置になります。

 

このような感じで
損切り位置を決めていけば、

「どこで損切りすべきなのか?」

という事がわかって、
損切りのストレスを抑えながら、
トレードをする事ができるでしょう。

 

ただ、この方法を使う場合は
エントリーを
かなり引きつける必要があるので、
ポイントまでわずかに届かずに反転して
エントリー出来ない事も出てきます。

その為、この辺りのバランスは
実際のトレードや検証をしたりして
バランスを考えるのがいいでしょう。

 

損切り後の反転は必ずあることは認識しておこう

ここまでは、自分にとって、
ベストな損切を見つける方法について、
お伝えしてきました。

 

しかし、
ベストな損切りを見つけることができても、
未来の動きを当てることはできないので、
損切り後に反転することは必ずあります。

ですから、ある程度は、
損切り後の反転があることを
認識しておきましょう。

 

ただ、
あまりにも反転する回数が多い場合、
損切りの仕方に問題があるかもしれないので、
そのような場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
損切り後に戻るのが多い場合の確認すべき点と対処方法とは?

 

それでも、
今回お伝えした方法を使えば、
損切り後の反転というのは、
かなり抑えられるはずです。

 

まとめ

今回は、自分にとって、

「どこで損切りをするのがベストなのか?」

ということについて、
私の考えをお伝えしてきました。

 

損切りをすると、
単純に資金を失うだけなので、
苦痛しか残らないですよね。

その為、損切り幅を
できるだけ小さく抑えたいのですが、

「どこで損切りすべきなのか?」

というのは迷いますよね。

 

ですから、そのような場合は、
自分のトレード記録をチェックした後に、
チャートから根拠の崩れた場所へ
損切り位置を設定していくと、
自分の手法に合った損切りが
見つかると思います。

 

その他、損切りについて、
もう少し知りたい場合は、
以下の記事も参考にしてみてください。
実践例を紹介!FXのトレードで損切りラインはどこに置く?

FXで損切りと利確の割合はどう決めると効果的なのか?

損切りは訓練をすれば簡単に出来るようになる?試してみた結果

 

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